今日は台風の影響で中部地方から関東まで大荒れの天気だったようですが、ここ九州北部・山口はにわか雨が降りましたが大したことはありませんでした。
九州北部・山口は言いましたが、天気予報の区分では何故か山口県は九州北部に入るんです。
実はず~~~と前から疑問に思っていたので、今回ちゃんと調べてみることにしました。
じゃじゃ~ん!!!
一般的な教科書にある地方区分だと、九州地方と中国地方になるのですが、気象庁の地方季節予報区分だと、九州北部地方と中国地方になります。
九州は九州北部地方と九州南部地方の2つに分かれるんです。
しかしここで問題が・・・
この九州北部地方に何故か山口県が入っているんです!
おかしくないですか。
で調べてみると、当然ながら気象条件の違いから区分されているようなんです。
気象条件って何かと言うと、具体的には山脈ですね。
海の上で熱せられた水蒸気が雲になって風に乗って山脈に当たります。
そうすると上昇気流となって雲の水蒸気が冷やされて雨が降ります。
そして雨になったあとの雲は、今度は山脈を越えてからっ風になります。
ですので、この山脈が天気に大きく作用をするわけです。
※出展:ウェザーニュース
九州ですと、九州の中央にそびえる九州山地が大きく影響をします。
山陰地方から北陸地方は中国大陸からの影響を受けますが距離がかなりあるのに対して、
九州北部と山口県は朝鮮半島からの影響を受け、さらに距離も短いというところが違います。
山陰地方や北陸地方に比べて、九州北部や山口県の方が海の距離が短いため雲が発生しにくく降水量が少ないということです。
※出展:ウェザーニュース
現在は山口県は九州北部として天気予報が出されているわけですが、どうやら時々物議をかもしているようです。
山脈によって天気が大きく違うのであれば、例えば中国地方も中国北部と中国南部、四国も四国北部と四国南部に分けないといけないと思うのですが。。。
この辺は気象台の場所や管轄の問題などもあるのかもしれませんね。
ということで、今回は山口県は何故天気予報の時に九州北部に入っているのか?という素朴な疑問について調べたことをまとめてみました。
今は人工衛星からの気象情報がかなり細かく入手できるので、将来は地方区分も変わってくるかもしれませんね。