シャレード | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

シャレード
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ストーリー:フランスの冬の観光地。レジーナはフランスの友達とスキーを楽しんでいた。彼女は夫との離婚を決意している。彼女はそのスキー場で偶然ピーターと知り合い、強く心をひかれた。パリのアパートに帰った彼女は夫の殺害を知らされ唖然とした。夫の葬儀のとき、会葬者の中に見知らぬ3人の男がいた。大使館で彼女は情報部長に、夫は戦時中、会葬に来た男たちと共謀して25万ドルを隠匿、戦後山分けをすることになっていたが、夫はそれを裏切り金を持って逃げるところを殺された、政府のお尋ね者だったと聞かされた。(Amazon.co.jpより)


↑なんか翻訳ソフトで直訳してちょっとだけ手直ししただけみたいな文章やな…(-。-;)


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はい、今週のオードリー枠は1963年制作のサスペンス映画「シャレード」です。

監督は「雨に唄えば」や「パリの恋人」 スタンリー・ドーネン。そして共演者が豪華です、

「赤ちゃん教育」「北北西に進路をとれ」のケイリー・グラントを筆頭に、ウォルター・マッソー

(「恋人よ帰れ!わが胸に」等)、ジョージ・ケネディ(「暴力脱獄」等)、ジェームズ・コバーン

(「荒野の七人」等)ら後に売れっ子となる豪華メンバーが揃って出演しております。

あ、それから音楽は「ティファニーで朝食を」に続いてオードリー作品は2度目の担当となる

ヘンリー・マンシーニですね。後に「暗くなるまで待って」 で3度目の担当を果たすのは、

以前にも書いたところ。



さて、感想。

私にとっては今回で二度目の鑑賞となる本作ですが、個人的には、オードリー出演作の中で

最も“洗練”を感じさせられる映画です。


それはマンシーニによる音楽やジバンシーの手によるオードリーの衣装、それに

舞台となるパリの街並みといった視覚・聴覚に直接訴えかける要素もさることながら、

一番は二転三転して先を読ませない(ってか読ませるけど更にその上を行く)巧みな展開と、

人がゴロゴロ死んでいくにも関わらず緊張を強い過ぎない良い意味でのユルさ

そしてそこはかとなく漂うユーモアによるものでしょう。

特に終盤でケイリー・グラントが見せる表情といったら! 一瞬、目を疑いました(笑)

意外とお茶目さんだったのねw



未見の方へ。

この作品に関しては、なにぶんサスペンスですからあまり詳しく知らない方がより楽しめると

思いますので、ストーリーについては割愛しますね。イメージとしてはヒチコックの作品から

“恐怖”を取り除いて“笑い”を入れた感じを想像して頂ければ、って感じでしょうか。

同じサスペンス映画でも、「暗くなるまで待って」 のオードリーはそれまでの自身のイメージを

覆そうとするかのような地味で繊細な役だったのに対し、本作では「これぞオードリー!」

とでもいうべきオシャレで華やかな役柄を演じてますので、未見の方はコチラを先に観た方が

いいかも知れませんね、時系列的にもコッチが先だし。



総評。

ストーリー、キャスト、衣装、音楽…どこに注目しても楽しめる、高いエンターテイメント性を

有する作品ですね。リメイク作品があるようですが…うん、やめとこう!笑

ってわけでもちろんオススメ!!!




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真冬さんレビュー 「シャレード」

ひでさんレビュー 「シャレード」

こちらはリメイク版

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Dさんレビュー 「シャレード(リメイク版)」

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