いけ田ファーム 桜も終わり、これから | 京丹後の山々と空をのぞむ野菜畑から、ちいさなお話

京丹後の山々と空をのぞむ野菜畑から、ちいさなお話

大好きな野菜で食卓に笑顔と会話を増やせたらええなぁ(^v^)と京丹後に移住してきた大阪人夫婦です。農薬や化学肥料は使わず、刈り草や落ち葉の堆肥、米ぬかなどの肥料を使い、野菜や土の力を最大限に生かす農業にチャレンジ中。野菜や暮らしのこと、ちょっとお話します。

今年も綺麗に咲いてくれた桜たち。
お寺や山、畑の裾を桜が淡いピンク色で彩ってくれていた時期は、あっという間に終わり。

畑では苗の植え付けや種まきに精を出す季節。

去年の作付けの後片付けもぼちりぼちりとしています。

日中は動くと汗ばむ陽気ですが、風はまだ少し冷たくて、晩はまだ肌寒いのでダウンジャケットを着て暖房も使っています。

昼間は、陽が十分に入らない部屋より、外のほうがずっと明るくて暖かいので、自然と外に出たくなります。

気分は冬眠から目覚めてのっそり土の中から出ていくアマガエル。

アマガエルはのんびり屋。
スコップで土を掘ると、体を縮ませて半開眼で、なんで起こされたん?という顔で出てきます。

ちょっとの間、お日さんにあたって、やっと覚醒。のったりと向こうに跳んでいきます。

昔は苦手だったその姿に、今は癒され、ちょっと元気をもらったり。

見渡すと、畑はまだ背丈の低い草花が青々と繁り、春野菜たちはその中で、少し緊張しておっかなびっくり、背を伸ばそうとしているよう。

そんな畑のお野菜がお届けできるようになるのは、今月末ぐらいからになりそうです。

          🌱
今年、いけ田ファームは小さな改革の年になりそうです。

これまでも考えていたこと、悩んできたこと、一つずつじっくり考えていく年にできればなと話してます。

一つずつの問いかけに、誠実にこたえられるように。そしてそれを自分たちの生活や農業に反映していきたいと思います。

“いけ田ファーム”
5年前、生け(いけ)とし生け(いけ)るものは、田の字のようにすべては繋がりながら生かされていることを忘れず畑に立とうと思い、命名。

家で過ごすときも、丹後を離れているときも、いつでもそれを忘れず。

ときには息切れして立ち止まったり、ちょっと大股で歩き出したり、小走りしたり回り道もして。

これまでがそうだったように、これからどんな道になるかはわからないけれど、そうやって自分たちの歩幅と呼吸に合わせて進んで行こう、と思います。