梅の花もそろそろ満開  | 京丹後の山々と空をのぞむ野菜畑から、ちいさなお話

京丹後の山々と空をのぞむ野菜畑から、ちいさなお話

大好きな野菜で食卓に笑顔と会話を増やせたらええなぁ(^v^)と京丹後に移住してきた大阪人夫婦です。農薬や化学肥料は使わず、刈り草や落ち葉の堆肥、米ぬかなどの肥料を使い、野菜や土の力を最大限に生かす農業にチャレンジ中。野菜や暮らしのこと、ちょっとお話します。

3月。

暖冬の今年は、少し早くに梅が咲き始めましたが、満開になるまではもう少し。
甘酸っぱい香りに包まれながら、今年もありがとう、と年老いた木にお礼参り。

さて、2月は毎年のことながらあっという間に過ぎ、さあ、これからや!という月に入りました。

種まきや育苗が始まっています。

まだ霜にあたる可能性があるので、裏庭の小さなハウスの中で育てています。
小さな小さな芽が、たくさん。
健やかに育ちますように。

畑のあちこちでは、たくさんの草花が咲いています。
草花が繁る頃になり、ニンジンも新たな根を出し始めました。

そうなると、茎の根本を持って引きぬいても抜けません。周りの土を少し掘って抜きます。
ニンジンのオレンジ色の頭が見えたら、頭を持って少し回しながら抜きます。

時間がかかる収穫ですが、残りわずかのニンジンを一本一本名残惜しく思いながら抜きます。

でも、それも今日で終わり。毎年少し寂しい。

また秋にね、とニンジンがなくなった畝を見ながら呟きます。

畑の野菜たちは、人間よりずっと短い命を潔く生き、その一生を終えていきます。

これから先も、たくさんの命を畑から頂いていることを当たり前に思わないでいようと思います。

今月はマルシェはお休みします。

次は4月を予定しています。

また、よろしくお願いいたします(^-^)/