広尾からご案内が来て、パンサラッサの種牡馬売却金が今月入ってくる事になった。
パンサラッサについては、海外に拠点を置く大手Yulong Groupをメインパートナーと
しての売却になった模様であり、分配額非公開案件としてこれまで交渉が進んでいた。
当初3億円くらいかと個人的には思っていたが、3倍近くの評価になったと思う(^^)。
倶楽部も40%の報酬が得られて、これでまた次への体制が立て直せるのではないかと
期待している。陣営の皆様は、重ねてありがとうございました。
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先月のサウジCでは、ウシュバテソーロがあと少しで日本馬二連覇を達成しかけた。
関係者の方は残念だっただろうが、あれは勝ちに等しい内容。これからも多くの
日本馬がサウジCを目指し、そして制覇していくだろうと実感したレースだった。
しかしやはり、砂のサウジCと芝のドバイTを制覇したパンサラッサは、暫く稀有の
存在で居続けるのではないだろうか、とも思った。
種牡馬パンサラッサの楽しみは3つ。エンジンと集中力と血統だろうと思っている。
ドバイTを結果3連覇するロードノースを何とか同着で凌ぎ切り、サウジCで後続に
かなりプレッシャーをかけられたが、結局後ろが追いつけなかった強靭な先行力。
中距離戦で、スピードを持続させて他を競い潰すエンジンを内包していると思う
(ワンターンの直線平坦1,800m前後で特に強力に発揮される)。
もう一つは、逃げている間に一生懸命に走り続ける、その集中力が改めて凄い。
東サラにも2歳時に2度のレコードを出したレッドベルオーブという馬がいて、過去に
小倉日経オープンで同様の大逃げをして押し切ったことはあった。
しかし次走では敗戦。ベルオーブだけではなく、後ろから強靭な馬に追いかけられると、
大抵の逃げ馬は精神的に嫌になって、走るのを自ら抑制するものだろう。
しかし、パンサはどのレースも一生懸命に走り続けた。素直で真面目なんだと思う。
その卓越した集中力が沢山の産駒に引き継がれて、また世界GⅠを親子で制覇して
欲しいと願っている。
血統表にはサンデーサイレンスが入っていないので、サンデー系牝馬をお相手として
丈夫な子も作り易いだろう。
頑張って欲しい、種牡馬パンサラッサ(^^)。
産駒に出資できる日を、また楽しみにしています。