新種牡馬スワーヴリチャードの産駒達の快進撃が止まらない。更に加速している。
土曜日の京王杯2歳S(GⅡ)では、コラソンビートがレコードで産駒重賞初制覇。
日曜日の東京1Rでは、デビットテソーロが5馬身差でダート初勝利。
更に東京9R百日草特別では、アーバンシックが豪快な末脚を見せて連勝を飾った。
(社台系以外から一番星が出た事にも価値があるかも。コラソンビート)
これで2歳馬では17頭の馬が勝ちあがり、21勝目を挙げた。
先週末の時点で、エピファネイアを抜き2歳の暫定リーディングサイヤーになった模様。
(参考:サラブレッド血統センターより)
ハーツクライの父系から、次世代のエース級サイヤーの1頭が爆誕したと思っている。
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スワーヴリチャード自身は、父ハーツクライと母父Unbridled's Songの配合。
5代目内にクロスがなく、この点で体質の良い産駒が生まれ易いのではという点と、
母父のUnbridled's Songが2歳時からの活躍を担保しているような印象を受ける。
また初年度産駒は、それほど繁殖の質が良かったと迄は言えないのではないだろうか。
それでも先週の東京コースでの活躍は目覚ましく、更にまた一気に視界が開けてきた。
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(余談で)百日草特別を勝ったアーバンシックは、シルクHCの春先の追加募集馬。
追加募集馬で「3ヶ年実績が869万」という過去最高額に至った馬であり、個人的に
申し込んでいたが、残念ながら落選。そういう実績バー記録の馬である
(前年のアヴニールドブリエは500万台)。
(シルクで高実績が必要な馬が必ずしも全部走っている訳ではない。が、新種牡馬の
追加でこれだけの高額票が突如集まった事には、同会員の方は一応ご留意)。
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また、アーバンシックの母エッジースタイルは、レガレイラの母ロカの全姉妹。つまり、
血統構成的にはアーバンシックとレガレイラは、全く一緒の存在に当たる。
レガレイラは、アイビーSではスローの後方から3着に敗れてしまったが、個人的には
あの時の組み合わせで上がり32.7秒の脚を使って、写真の画像で僅差3着。
新馬時。馬体のしなりがある。
体質的にまだしっかりしていない点はあるが、素質の高さに期待は一層高まっている。
今のスワーヴリチャード旋風に乗って、早晩浮上して来る事を心待ちにしたい。