パンサラッサが出走したドバイワールドカップにつき、簡単に振り返りたい。
3/25ドバイワールドカップ メイダン競馬場D2,000m(GⅠ)
バンサラッサ 6歳牡 吉田豊騎手、矢作厩舎、10着
現地でのパンサラッサは、馬場入り時に眼前で気合を見せてくれた。少しテンションが
高かったが、逃げる事を考えれば悪くない状態だった。
しかしやはりサウジCを勝った事で、特に海外勢からは相当にマークされていた。
レースではご承知の通り、UAEのリモース(Bシーマ調教師)が内側から張り合って譲らない。
壮絶に前で競い合っていた。外目を回っている分もきつい。大外枠が難だった。
4コーナーでは手応えに陰りがあった。悔しいが仕方ない。これが競馬である。
同じUAEのベンドゥーグ(同調教師)が抜け出し、アルジールスが迫った。しかしその時、
日本の川田騎手が、満を持して前に襲い掛かった。完全に展開を読んでいた。
現地で見たウシュバテソーロの最後の脚は凄まじかった。
一気に海外勢を突き離し、パンサの無念等を日本馬として晴らしてくれたと思う。
パンサラッサは10着。あの展開でも最後まで頑張ってくれて、大変お疲れ様でした。
カントリーグラマー他、サウジCを使った組は軒並み苦戦していた。前走のレースが
相当なHペースだった事はあるだろうが、2戦とも賞金が半端ないだけに、連勝はかなり
タフなのかもしれない。今後のレース傾向として覚えておきたい。
====================================================================
このウシュバテソーロ。東京大賞典、川崎記念を勝ってはいたが、本当に強いのかなと
思われがちの地味目の馬だった。然しここに来て、一気に「臥竜、天に昇った」だろう。
オルフェーヴル×母父キングカメハメハの配合。この配合に過去期待して、GⅠサラの
ピュアブラッドを持った。馬は全然違うが、同配合から結果が出て良かったと思う。
川田騎手の嬉しそうな顔が見れて良かった。
関係者の皆様は、誠におめでとうございました。
以上、ドバイワールドCの回顧でした。