先週の2歳戦では、スカイグルーヴ以外にも目立っていた2歳の一口馬がいた。
土曜日の東京3Rで初勝利を挙げたレッドライデンと、京都7Rで新馬勝ちをしたアンサンブルである。
11/2東京3R 芝1,600m レッドライデン 2歳牡 スミヨン騎手、鹿戸厩舎、東サラ 1:34:4
レッドライデンは、父エイシンフラッシュ、母ブランネージュ、母父ディープインパクトという血統の馬。
募集時から良い馬体の馬だったが、父が地味かつ母産駒も余り走っていないという事で、募集額は
16百万円。育成先が坂東牧場でもあり、残口があった馬である。
筆者も、エイシンフラッシュを甘く見ていたため、この価格にも拘わらずスルーしていた馬だった。
初戦こそスタートで他の馬にぶつかって逃げることになり、5着に敗れたレッドライデンだったが、
土曜日のレースでは5Fで58.5秒のハイペースを4番手。
直線では前が壁になったが、抜群の手応えからスミヨン騎手がインを目指すと瞬時に移動。
それから、ノーステッキで手応え良くゴール。募集時の人気のなさをあざ笑うように圧勝してしまった。
スミヨン騎手から「この馬の未来は明るいでしょう」とのコメントがあった。
鹿戸厩舎も、この秋はレッドの馬で良く頑張っている。
11/2京都7R 芝2,000m アンサンブル 2歳牝 和田騎手、杉山厩舎、ロード 2:03:5
ロードの馬で、父ヴィクワールピサ、母アンビータブル、母父ブライアンズタイムという血統の馬。
この馬も募集時から雰囲気がある馬だった。募集額は14百万円。
いい馬ですね、、とロード愛のある某ブロガーさんにコメントしていたが、自分はロードの頭数を
意識して手控えてしまった1頭である。
レースでは、社台のファルコニア(父ディープインパクト、母カンビーナ、同1億3千万円)が1倍台の
人気だったが、この日の内が伸びる馬場をスローペースを活かして、2番手から押し切った。
相手は蓋し社台の1番馬であり、ちょっとしたジャイアントキリングだったのではと思っている。
(ファルコニアは、川田騎手が外を回った分の負けもあっただろう)
レッドライデンは坂東牧場、アンサンブルはケイアイFの育成馬であり、ともにノーザンF、社台Fでは
ない馬達。従って育成の差も加味すれば、やはり走る素質の馬達だろう。
こういう穴っぽい馬達を探して損なく楽しむのも、一口馬主の醍醐味ではないかなと改めて思った。
出資者の方は、おめでとうございました(^^)。