今週の日曜日には、新潟競馬場で新潟2歳S(GⅢ)が開催される。
過去にはハープスター、ロードクエストなどの馬が豪脚を披露した、夏の名物の2歳重賞である。
近年は札幌でオールスターズジョッキー戦が開催されることになり、昨年のメンバーは11頭立てと
少な目だった。
しかし、昨年の優勝馬ケイデンスコールが春のNHKマイルCで2着と好走したことにより、改めて
少し当重賞も見直されたのだろうか。今年は16頭立てでレースが開催されることになった。
(昨年のゴール前)
今年は、愛馬ではトライフォーリアルが出走する。
トライフォーリアル ♂ 父リアルインパクト、母エンプレスティアラ、丸山騎手、荻原厩舎
府中の新馬戦では、重馬場の中で豪快に差し切って新馬勝ちを飾った。
タイムは1:24:4と普通であり、5F59.6秒を追走にやや苦労していたから、距離延長は大丈夫だろう。
一気の重賞挑戦はハードルが高そうだが、中間の上積みは結構ありそう
姉のレッドレグナントは2歳のサフラン賞勝ちと仕上がり早の血統。売り出し中の父リアルインパクト。
来週はラウダシオンが小倉2歳Sに出走予定であり、一週前に存在感を示したい1戦である。
他ならぬシルクから、強敵が出てくる。
モーベット ♀父オルフェーヴル、母アイムユアーズ、福永騎手、藤沢和厩舎
6/2の東京新馬芝1,600mでは、スローの中で最後方から上がり33.8秒の脚で差し切った。
いかにも2歳戦の新潟マイル向き。但し、走破タイム1:36:9から見られるようにスローの瞬発力の
勝負であった。
このスローの上り勝負という意味では、ゴドルフィンのウーマンズハートという牝馬が新潟新馬戦で
上がり32.0秒という数字で楽勝していて、モーベットが来る展開なら、この馬も勝ち負けしそうである。
他には、関西からの輸送がし易い新潟競馬場で開催される夏の2歳重賞であるため、同じ左回りの
中京でのデビュー馬の活躍が目立っている。
古くはハープスターもそうであり、近年はウゼットジョリー、フロンティア、ケイデンスコールが中京で
デビューをして、ここを征してきた。この3頭は中内田厩舎と、安田隆厩舎の馬だった。
安田隆厩舎のペールエールと、新馬戦前の調教で坂路49秒台を出したクリアサウンドについては、
有力候補だろう。
出資者としては、勿論トライフォーリアルを応援する。頑張って欲しい。