昨年の12/15。
久しぶりに競馬場に馬の応援に行った筆者は、その日の愛馬の大敗に、やや傷心していた。
ラヴィアンレーヴ(キャロット)と、レッドシャーロット(東サラ)である。
昨日3/10の競馬では、たまたま同じ日にこの2頭が、久しぶりの出走を果たしてきた。
まず、12/15の新馬戦で、5.5秒差の殿負けを喫したラヴィアンレーヴから。
中山5R芝2,200m
ラヴィアンレーヴ ♂ 父ディープインパクト、母レーヴディマン、津村騎手、田村厩舎
前走は、結果的に心房細動だったのだが、何と言っても、ディープインパクト産駒で80Mの馬である。
この世代、最後まで残口で残っていて、筆者は1.5次募集で申込をしたのだったが、、、。
新馬は16着。
たまたま現地で見ていて、その失速振りには、自分自身、心房細動になりかけた( ゚Д゚)。
(真冬でもキンキンに冷えたビールで、一気飲みするしかないような感じである)
しかし、これはあくまで馬にとって、初物づくしの新馬戦の出来事。
ホッコータルマエもインティも、フサイチエアデールもデビュー戦でボロ負けしているのだから、
新馬戦の結果は、まだ度外視が可能である。
キャロットのHP動画で、NF天栄の坂路で鋭意トレーニングしている同馬を見た感じでは、
「未勝利で終わる馬ではない」と、心中では思っていた。
そして、とりわけ昨日の2戦目が、重要な1戦となると認識していた。
道中は16頭立ての13~14番手。
他の馬を気にしてリズムが狂った新馬戦だったので、津村騎手のこの位置取りは許容できる。
しかし、3コーナーくらいでまだ後方。
「手も動きかけて、やはり厳しいか・・・」と、少し諦めかけた。
コーナーでは相当外を回り、内の馬からもぶつけられた。だが、
今回は、直線を伸びてきたよ~ん(^^)/。
なんと、2着に大健闘。初戦の5.5秒差から、0.1秒差にまで浮上した。
スローペースだったし、勝馬に直線入り口でインからぶつけられた事を勘案すれば、
良い脚を見せてくれた。
・・・・つまり、大丈夫ではないか。
この馬で、
・ 会員の相馬眼が厳しい、キャロットの残口馬は走らない とか
・ レーヴディマンの子は、あまり走らない とか
・ キャロットの募集番号NO1は、あまり走らない とか
・ タムリンはあかんのでは とか
そういうキャロットジンクスや噂を、全て打ち破りたい所である。
HPより
「前回よりも前向きさがあり、上積みはあると感じていたんです。ただ、抜群に動くというまでではないし、疾病とは言え前回のことが頭の片隅にあるので不安がまったくなかったわけではないんです。心臓の打ち方を見ていてもまだしっかりとしていないところもあって半信半疑ではあったのですが、今回は前半から求めすぎないで出たなりで行ってみようという作戦を採ったところ勝負どころの反応がとても良くて、まとめて差し切るのではないかと思ったほどでした。結果的には勝ち馬に上手く立ち回られて及びませんでしたが、正直に言うと前回の後の今回だから悔しさよりもホッとしたという方が大きかったです。続けて後ろになってしまうとさすがに申し訳ないと責任を感じていましたからね。ただ、勝てたわけではないし、次以降は結果を求められる立場になります。まだ弱いところがあるので2着に来たからハイ次と安易に決めないで、場合によっては間を設けてしっかりと体調を整えてから次のレースへ送り出す形も考えるかもしれません。いずれにせよ、馬にいいと思える判断をしたいので、数日状態をよく確認したうえで決めるつもりです」(田村師)
前回は心房細動を発症したものの前半から行きっぷりが悪すぎたのでどうしたものかと頭を悩ませていました。しかし、その後無理をせず放牧に出し、天栄でじっくり丁寧に乗り込んでもらい、その後厩舎に引き継いでしっかりと調整してもらったおかげもあって変わり身を見せてくれました。あそこまで行ったら勝ちたかったと言う気持ちもありますが、前回の後の今回なので安堵の気持ちが湧くのは当然ですし、我々としてもホッとしたという気持ちでいます。次は勝利のふた文字をより意識した形で向かう必要があるので、今後の方向性は状態をもとにより慎重に判断していければと考えています。
そう、田村先生もキャロットクラブも、また自分自身も、少なからずホッとしている。
しかし、まだ勝った訳ではない。
2着を取っていながら、未勝利で終わった馬も現実にはたくさんいるから、油断はできない。
但、5.5秒差の大差負けから、NF天栄のご尽力のおかげで、勝ち上がりへの窓が大きく開いた。
まずは感動の1勝目へ。頑張れ、ラヴィアンレーヴ(^^)。
次。中京9Rの芝1,400mに出走した、前走15着のレッドシャーロットについて。
ここ2走は横山武史騎手が乗って、しどろもどろだったが、昨日は父親(横山典)が登場である。
開幕週ながら、最後方で堂々として力まず。
賛否両論だが、「このままゴールまで、馬なりでも良い」という感じの、超リラックスした乗り方。
直線ではしっかりと馬を追ってくれて、上り最速の脚で18頭立ての4着に善戦した。
父の責任感と威厳。貫録の大幅着順UPの4着。元々このクラスなら勝てる馬だし、次走も期待したい。
※以上、各陣営が大変頑張ってくれて、大敗から大きく浮上してきた2頭でした(^^)。