いやいや、、今日のターコイズS。
期待していたシルクホースクラブのプリモシーンは、掲示板外の8着に敗れた。
パドックでの馬体重は+6kgで、初めての500kg台。
「少し太い」と言えなくもなかったが、直前調教は動いていたし、問題のない程度に見えた。
少し気持ちが入り気味の感じのパドックだったが、これも従前とあまり変わらなかった。
従って、状態面に抜かりはなかっただろう。
最後の周回で、木村哲先生がフローレスマジック(ルメール)の方に行っていたから、何となく
寂しい感じではあった(苦笑)。
レースでは、道中は8番手で被せられない絶好位。「さすが、ビュイック騎手」と感心。
5Fは57.0秒のハイペースの流れだった、この位置なら問題なし。
4コーナー回って最後の直線に入ったが、前にディメンシオン、外側にカイザーバル(四位)と
封じ込められてしまった↓。
(パトロールより)
レース後のビュイック騎手のコメントでは、「ここで封じ込められて脚を余した」とあった。
敗因の一つだろう。
もう一つの敗因としては、結構なハイペースで底力のいる展開が不向きだったかもしれない。
1着ミスパンテール(父ダイワメジャー)、2着リバティハイツ(父キングカメハメハ)、3着
デンコウアンジュ、4着フロンテアクイーン(ともに父メイショウサムソン)と、他のディープ産駒も
このレースでは来ていない。キンカメ、サムソンとパワーと底力が必要だった感じである。
プリモシーンの場合、今春のフェアリーS(GⅢ)は能力の違いで勝利できたが、本質的には軽い
芝の広いコースで、瞬発力を活かすタイプと思う。
「色々不利などあったが、それでもこの相手なら勝ってほしかったな・・・」という1戦だった。
また、より適性のある舞台で、来年の活躍を期待したい。1年間ありがとう、プリモシーン。
一方、初重賞挑戦のディメンシオン(広尾)は、5着と善戦した。
「この出来でどこまでできるか」という、直前の慎重な陣営のコメントとは裏腹に、馬体重は-8kg。
レースに臨む体制はできていたと思う。
最後の直線で、プリモシーンよりも伸びていたかもしれない。
母方の欧州血脈、母父のモンジュー(サドラー系)の底力を発揮して、5着と善戦したようである。
この内容なら、来年は重賞も狙えるかもしれない。楽しみである。
プリモシーンの前をディメンシオンが塞いだ時に、「あちゃー↓」と思ったが、これも競馬だろう。
実際には、外側のカイザーバルからのプレッシャーが痛かった。2頭とも、お疲れさまでした(^^)。