新日本、全日本に加え、ＦＭＷ等のインディ団体にも来日して活躍したタイガー・ジェット・シンさんが我が国の叙勲で、旭日双光章を受章。
外国人プロレスラーでは、ザ・デストロイヤー、ミル・マスカラスに次ぐ３人目の受章となります。
シンの印象と言えば、プロレスでは悪役に徹したこと。
来日間もない頃は、目がランラン、ギラギラ。新宿の伊勢丹で、当時の奥さんだった倍賞美津子さんと一緒にいた時にアントニオ猪木を襲撃したのは、本当に狂っている奴だと思っていた。猪木が腕折りで制裁した時は、痛快だったことを思い出す。
でも、実際のシンは至って真面目な常識人。悪役ぶりも忠実に仕事をこなした証し。元横綱の輪島のデビュー戦がシンだったのも、輪島の名誉を傷付けず、シンは輪島に反則攻撃で役割を果たす格好の対戦でした。
今回の叙勲の決め手は、プロレスで築いた財を恵まれない方々に回したことか。東日本大震災の際にも高額な義援金をいただきました。
次の叙勲の候補者は、アブドーラ・ザ・ブッチャーかスタン・ハンセンか？
若い時は、プロレスに熱狂。こういう話題は、うれしい限りだ。
