大相撲で初の外国人横綱になり、相撲協会退職後はプロレス等でも活躍した曙さんがお亡くなりになった。５４歳。オレより若いから、逝くの早いよなぁ。
プロレスでも全日本で、三冠ヘビー級チャンピオンになったから成功の部類であろうが、世間の実績評価では圧倒的に大相撲。
うまくはまった感じではあったが、稀代の人気大関だった貴ノ花の息子たちで、幼少期からメディアに出ていた若乃花、貴乃花兄弟が角界入りした当初から人気沸騰。同じ場所で角界入りした曙が悪役になって、３人で平成初期の大相撲の時代を担った。
長い手足を利用した強烈な突っ張りで、横綱に昇進し、幕内優勝１１回を記録した。
曙はハワイ出身。その前に高見山、小錦がいて、小錦が横綱昇進寸前まで行った時は、本人の心と無関係に嘘の記事を書かれ、非難を浴びてしまったが、曙は先人２人の活躍もあって横綱になれた。
後に同じハワイ出身の武蔵丸も横綱になったが、ハワイを含めた太平洋の島々のポリネシアン系の力士の入門はすっかり無くなり、今や外国出身の主体はモンゴルである。
元横綱の方々、早逝が多い。北の湖、千代の富士、北尾に曙。
食生活もあろうが、横綱に君臨することによるストレスも高そうだ。これはなってみないとわからない苦しみである。
ご冥福をお祈りいたします。
