買い目
単勝 12
ワイド 4-12
馬連 12-1,2,3,4,5,7,9,10,12
3連複フォーメーション 12-2,3,4,7-1,2,3,4,5,6,7,9,10,12
梅雨時に行われる開催の割に、意外とそう極端な道悪になることは少ないレース。しかしたまの京都開催の今年はシン道悪。執筆段階で芝は6Rまで観察したが、あれだけ馬たちがバラバラに入線してるのを見ると、かなり巧拙が出るのは間違いない。
そうなると色気を出したくなるもの。序列としては ドウデュース、ジャスティンパレスがまず上位なのは百も承知ではあるが、今回はそれ以外のメンツに道悪巧者も多く、何かが起きそうな気がしている。
本命◎は12ブローザホーン。まず道悪巧者という点ではこれが一番だと思っている。3勝クラスを勝ったときは同じ京都2200mだったが、これが極悪馬場で2着を5馬身ちぎっている。巧拙が語られる際、やれ繋ぎの長さだの蹄の形だの言われるが、この馬の場合それ以外にも理由があって、馬体重の少ない馬は物理的にのめりにくく有利になる。柔らかいものには、軽いものほどのめり込みにくいといえばわかりやすいか。メロディーレーンなども滅法道悪を得意にしていた。ダートは表面が柔らかくても、下の路盤がしっかりしてるので、パワーのある大型馬が有利になる。少し脱線したが、馬場が悪ければ悪いほどこの馬には有利。
成績的にも完走すればの話、1年以上馬券を外しておらず、実に安定している。馬場の内外も明らかに外が伸びていて、雨が降っていきなりインが有利になるわけもないし、枠、脚質ともにいい。良だったら1枚足らない感はあったが、外部要因で運が回ってきた。ヤネの菅原明良も初GI制覇のチャンスが巡ってきたのではないか。モノにして欲しい。
◯は4ドウデュース。今回、何というか調教に凄みが出てきたというか、いつになく動いた。昨年有馬記念の時は、完調ではないまま勝ってしまったが、果たして調子良ければどうなるのかといった感じ。同じくハーツクライ産駒リスグラシューも、5歳のこのレースくらいから無双状態だったし、力を付けている段階なのかもしれない。ただし道悪の良し悪しで言えば良くはなく、それで他馬がどれだけ付け込めるかだろう。
▲は2ジャスティンパレス。昨年3着でもあり、国内ならば当然実績上位。鞍上との相性も良い。あとはどれだけ外に上手く出せるかだが、頭数も少ないので、そこまで困難なタスクではないのかなと。
△1番手は7プラダリア。置き石のように京都の時だけ成績が良く、しかも道悪巧者。これも今回かなり条件が向く1頭。ただそれが噛み合わないと着順を落とすのは、単純に力不足と見ることも出来る。外部要因の後押しでどこまで。
△2番手は3ベラジオオペラ。本質的には二千のほうがいいだろうが、今回他に先行馬がおらずペースを作れる有利さがある。もしかしたら先週のキメラヴェリテのように、大逃げで乱してくるかもしれない。
△10ローシャムパーク。これは飛びが大きくて。いかにも馬場が不向きと予測。京都開催なのは良かったのだが。
△1シュトルーヴェ。G2連勝だが今年に関してはこれらのレースのレベルが疑問。なんでレーンが乗りに来たのか分からないが、敷居が高い気はする。
△9ソールオリエンス。これも阪神よりは京都、母父からしても良よりは道悪のほうがいいか。あとは前走レビューでも敗因に精神的なものを指摘したが、その点が今回も課題。
馬券は単勝、◎◯ワイド、馬連。3連複は△2番手までを2頭目に置いたフォーメーション。穴は△13ルージュエヴァイユ。脚質的にも牝馬同士とはいえGI2着したコースに替わる。条件的にも前走より良く、引き続き圏内。