葵S、東京優駿、目黒記念レビュー | 競馬予想。

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葵S(予想

 

まさかの18頭立てでありながらいったいったいった決着。さすがにこれは読めない。ただペース的に考えると京都千二芝は前半が登りのレイアウトなのだが、それでいてのテン3F33.2はかなり速い。それでいて止まらなかった上位馬は結構強い説というのがあり得るかも。

 

とはいえ勝ったピューロマジックは、千直でしか走らない前週の韋駄天Sでも4着だったメディーバルの全妹ということでゆくゆくこの馬もそういう風になっていくのかと、やたらと速いテンのダッシュ力を見て思った。血統的にスプリンターとして1流という訳でもないし、馬体があまり大きくないので千二で大成するのは少し難しいかもしれない。まあ重賞を一つ勝つだけでも競走馬としては大成功なわけで、ここがチャンスとばかり決め打ちっぽくハナを取り切ったヤネの好プレーとも言えるだろう。

 

エトヴプレは結果の位置取りだけ見ればよく差してきている形だが、思ったよりも弾けなかった感もある。Fレビューの内容などからして、テンからぶっぱなしてハナを取るレースをした方が持ち味が出るのかと思った。或いはちょっと忙しい感じもあったので千四のほうが向くのか。

 

 

東京優駿(予想

 

ここもまさかのダノンデサイルが勝ってしまうとは。この馬京成杯でも皐月賞でも本命にしていた馬だっただけに、何か勝たれてしまったのは微妙に悔しさがある。でもやっぱ取り消し明けの本命までは無理かな~。ていうかこの馬の前走は京成杯なのか皐月賞なのか。

 

馬券は結構3連複も馬連もついたのでジャスティンミラノ本命で何も問題なかったのだが…。シンエンペラーも3連複フォメ2頭目に抜擢してたし。

 

レースは前半から中盤にかけては超といってもいいくらいのスローだったが、そこからがちょっと今年は違う。何とラスト1000mが56.8。前10年で最速だったのが'21年のシャフリヤール、エフフォーリアで決着したレースで57.0。特に今回、前目で粘った上位2頭は後ろの馬にはノーチャンスと言わしめる内容であり、相当強いと見ていいだろう。年によってレースの質が違うので一概には言えない面もあるが、レースレベルとしては近10年で3本の指に入るのでは。

 

また、中盤緩んでラスト5F勝負の持続力型ラップ構成からしても、今回のダービーは菊花賞につながる可能性が極めて高い。上位2頭とそれ以外は勝負付けが済んだ感もあるが、あえて挙げるなら道中大きく動いて大バテせず秒も負けてないサンライズアースとコスモキュランダ。だいぶ楽をしたシュガークンとエコロヴァルツより上に来たのは中身が濃い内容と言える。当然夏の間に他路線組も出てくるだろうが、余程の内容じゃないと通用しないのでは。

 

レガレイラは完全に自分の競馬に徹してのこの着順。上りも最速。例年来るのはこのタイプなのだが、今年はそうならなかった。

 

◎アーバンシックはやはり折り合いの難しさを見せていて、さしたる見せ場も無く。なんにせよレガレイラ同様この位置では折り合ったところで厳しかっただろう。

 

 

目黒記念(予想

 

こちらもスローではあったのだが上り3Fの競馬で、実に平々凡々な内容。ラスト1000mのタイムから如何にダービーのレベルが高かったかが分かる。それはまあいいとして、◎サトノグランツは追い比べに劣っての4着。うーん川田ってこういう負け方をする騎手だったっけ? 重賞ではちょっと最近人気ほど馬を走らせられてない。

傾向としては総じて前目に付けて今一つ伸びを欠くレースが多いように思う。しかしこうしてみると結構本命にしてることが多いな笑。

 

他は順当なのであまり語ることもないかと。穴推しのシュヴァリエローズが来たのは良かった。