湖畔で動物とのふれあい | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

もう10月になりましたが、先日の9/20(土)~22(月)に
ささやかに遅い夏休みをとって2泊3日の小旅行に行ってきましたぁ♪

旅先は栃木県の北部へ。

まずは日光市鬼怒川温泉にある「東武ワールドスクウェア」を閉園まで満喫し、
その日の夜は今回の旅の一番の目的である「川治温泉」でゆったり~♪

そして迎えた2日目に峠を2つほど越えて向かったのは那須高原のほぼ中央にある
「りんどう湖ファミリー牧場」・・・ではなく、「那須りんどう湖 LAKE VIEW」です。

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ここにはボクも幼いころにも来た事があって割と有名なテーマパークなのですが、
今年の4月から「LAKE VIEW」とオシャレチックな名前に改名したようです。

「ファミリー」が無くなっちゃったけど、家族でも楽しめるのかなぁ?

というのも、実は今回ここに行きたいと思ったのは次男のためだったからなんですよ。

この「りんどう湖」を囲う様にある「那須りんどう湖 LAKE VIEW」には、牛、ウサギ、山羊、
馬、ミニホース、ポニー、羊、アルパカ、犬、アヒル、白鳥、モルモット、烏骨鶏、鯉など、
様々な動物たちが住んでいるんです。

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で、1歳未満の子どもを家畜とかがいるところに連れて行くと、アトピーなどアレルギーに対する
抗体が生まれると言われているんですよ。

それは家畜の糞尿から発生しているアレルギー抑制物質の「エンドトキシン」を
子どもが吸い込むからなのだそうですが、特に1歳未満の子どもだと効果が高いらしいんですよねぇ。

なので、わざわざ見ても無反応な赤ちゃんを動物園に連れて行ったりする人も多いという事を耳にしてました。

なので長男の時も似たような伊香保にある「伊香保グリーン牧場」に連れていったのですが、
その効果があってか? アレルギーはもちろん、未だに大きな風邪すらひかずにいるんですよ。

まあ長男の場合、それだけじゃなくてお馬さんだけが走る公園にもよく通いましたが・・・

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次男はレンタルベビーカー(300円)に乗り込み、さっそくその動物たちがいる「ふれあい牧場」を目指しますが、
そこは湖を挟んで一番奥にあるようです。

それまでにメインである湖の西側を通っていくと長男の遊び心を刺激する遊具がたくさん!
メリーゴーランド、ジュニアサーキット、フロッグホッパーなどなど・・・

案の定、そこでしばらく遊ぶ事になってしまいましたが、無料の物なら思う存分遊んでくれていいですよ~

ここはアトラクションを楽しもうとすると基本入場料、大人1,600円にプラスして
お金がかかってきちゃうんですよねぇ。

この「水のファンタジー」なら無料です♪
ライド物とか乗れる年頃じゃないので、まだお財布に優しくて良かったですよ。

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でも、ここには子どもたち向けだけでなく、大人に大人気のアトラクションで、
これがやりたいがために「那須りんどう湖 LAKE VIEW」を訪れる人も多いそうなんです。

それはりんどう湖の上に張られたワイヤーをまるでターザンの様に滑空するスリルあるアトラクション
湖上の大冒険ジップライン「KAKKU」(カック)。

片道220mものジップラインは日本最長で、湖上滑空は世界初らしいですよ。

気持ちよさそうに空中遊泳を楽しんでいる人から、ビビりながらまるで罰ゲームの様に吊るされる人と、
次々にボクらの頭上を飛んで行ってます。

まあボクも1,000円というお金を払ってまで罰ゲームしたくないので、
ひたすら動物のいるところを目指すだけですけどね。

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ってことで、目的の「ふれあい牧場」に到着しましたが、ショッピングモールの
ペットコーナーの子犬にビビって泣いていた次男ですが、
はたしてまず迎えてくれた羊や山羊にはどんなリアクションをとるのでしょうか?

・・・・・・?

「あの、ほら羊さんがいるよ」「こっちは山羊さんだ」「ともちゃん、見て見て~」

・・・我が家の次男はまったく動ぜず。
肝がすわっているというか、動くものに特に興味をしめさず、いわゆる無反応・・・

ん~、まだ人見知りもしないお年頃でもあるし、本人にとって何が起きてるかわからないってところでしょうか?
よっぽど山羊の方が次男に興味を持っていましたよ。

まあ、ビビって泣いちゃうよりいいか。
カジられてるし・・・↓

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もしかしたらボクの息子だけあってお馬さんの方が好きなのかなぁ?

そう思いお隣の馬房に行ってみると、そこにはなかなかお年をとった
優しい目をして大人しいお馬さんばかり。
しかもボクが普段見ているのとちがってかなり骨太。

でもその中に、明らかに放つオーラが違う一頭がいました。

その名は「タマモアピール」。

そうなんです、サラブレッドです。
しかも2000年JRAデビューし、2003年まで走り通算成績39戦5勝だそうですよ。

5勝もしているなんてなかなかじゃないですかぁ。

もしかしたらどこかで会っているかと思うと、思わずナデナデしちゃいましたよ。

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さて、せっかくなので長男にももっと動物とふれ合ってもらいましょう。

ここ「ふれあい牧場」では、馬や山羊にエサを与えられる「にんじんあげ体験」(にんじん1カップ300円)、
山羊や羊とお散歩できる「メ~・め~レンタル」(10分間/300円)、
8歳以上の大人向けの「乗馬」(1周1,000円)や、3~7歳対象の子ども向け「ちびっこ乗馬」(1周500円)、
ウサギやモルモットの小動物を抱っこできる「小動物ふれあい体験」などがありますが、
全部体験させると時間もお金もどんどん無くなっていっちゃいそうですね。

でも、その中でぜひ体験させてあげたかったのがこの日2回の実施があった「乳牛の乳搾り体験」(1回200円)。
牛乳大好きな長男に食育にもなるいい体験となるでしょう。

実はボクも何度か経験しているので順番待ちの列に並んでいる最中にレクチャーしてあげました。
「人差し指と親指で根元を締め、中指→薬指→小指と順番につかんでいく」と。

するとチケットを握りしめながら緊張した表情で何度も練習していましたよ。

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練習のかいあって上手に乳搾りが出来ましたぁ。
そして、ついでの父も乳搾りしちゃいましたよ♪

さらに「子牛のミルクあげ」(300円)にも挑戦。

哺乳瓶を持っていくと生まれて間もないかわいい牛の赤ちゃんが寄ってきます。

あれだけ乳離れをしなかった長男も今では立派なお母さん役。

普段、次男が粉ミルクを飲む環境だったら、時には長男も経験しているのかもしれませんが、
次男はおかげ様で母乳のみでプクプク、いやスクスクと育っていますよ。

ただ子牛の必死に飲もうとする力は割と強く、お母さんというより
まるで長男vs子牛の綱引き大会みたいなもんでしたが・・・

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子牛のお食事のあとは、ボクらもランチをしましょう。

こういった牧場では、牧場ならではのメニューがあったりしますよねぇ。

ここでは「ジャージー牛」の牛乳で作られた乳製品や料理がオススメなんだそうで、
普段ボクらが飲む牛乳は乳量が多い「ホルスタイン種」が主なのですが、
「ジャージー牛」の牛乳はホルスタインよりも濃厚で、
バターやチーズなどの加工乳製品が作りやすいんだそうですよ。

さらにここの「ジャージー牛」は魚粉などの動物性脂肪分の多い濃厚飼料は一切与えず、
しかも緑茶を混ぜ合わせたりと、こだわりの植物性飼料だけで飼育しているんだそうです。

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そんなジャージー乳を使った料理で気になったメニューは「湖畔のフードガーデン」の「牛乳ラーメン」(840円)。

基本のスープは味噌なのですが、まるでトンコツのような舌触り。
しかし全く臭みはなく、コクがあるのに思っていた以上にサッパリとした味わいでした。

もちろんドリンクはお隣の「みどりちゃんのジャージーミルク館」で買ってきた
「ロイヤルジャージー牛乳」(240円)そのものも欠かせませんよ。

その搾り立ての新鮮な牛乳をそのまま殺菌したフレッシュな牛乳を飲めるのは牧場ならではですからねぇ~

さらに「ロイヤルジャージー生乳のむヨーグルト」(240円)の「プレーン」と「ストロベリー」も
もれなくいただいちゃいましたぁ。
酸味の少ない乳酸菌でじっくりと発酵させたのでマイルドな味わいです。

また、ジャージー生乳を使用している「カフェオレ」(240円)は
ジャージー生乳の風味を活かすために甘さ控え目の大人の味・・・

と、思わず目の前にあるジャージー乳ドリンクをコンプリートしちゃいましたよ。

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そして、こういう牧場にきて忘れてはならない定番が「ソフトクリーム」(380円)ですよねぇ~

今はハロウィンに合わせ期間限定で「パンプキンミックス」も味わうことができました。
やっぱり、クリームの濃さや甘さは牧場ならではですよねぇ。

そんなボクらの姿を見て、うらやましそうに次男も口をパクパク。
いつもボクらが食事をしていると『ボクも食べたいよ~』言わんばかりに近づいてくるし、
はじめたばかりの離乳食も怖いくらい夢中で食べ、まるでさっきの子牛と同じですよ。

次男は食の細い長男と違って、きっとかなりの食いしん坊になると思います。

体験して、食べて、のんびりしたら、とりあえず園内を全部散歩してみました。

「時計台」の展望台から広大な那須高原を見降ろし、「りんどう湖」も1周グルリと。

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この「りんどう湖」はもともと農業用の溜池の人造湖で、
正式名称「江戸川用水土地改良区農業用温水溜池」というそうで
それほど大きくなく1周30分もあれば回れます。

広大な自然の中でのんびり過ごし、いい気持ちのはずがどうやらここに来てから体調がおかしい・・・

目がかゆく、くしゃみが止まらない。

ん? これって花粉症の症状に似ている。

実はボクって春の杉はもちろんですが、秋の花粉にも反応する典型的な花粉アレルギーなんです。
秋はブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草やイネ科の花粉が飛ぶんですよねぇ~

その絶対数は少ないのでそれほど重症にはならなかったのですが、
こんなに自然豊かなところにきたから身体が反応してしまったのかな?

次男のアレルギーに対する抗体をつけに来ておいて、自分のアレルギーを誘発してしまうなんて・・・
これをきっかけに帰ってきても花粉症の症状がつづくハメになってしまいましたよ。

と、密かに花粉と戦っているうちに、あっという間に夕方。

最後にこの「りんどう湖」を満喫するアトラクションとして選んだのは・・・

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「ペダルボート」(30分1人400円)です!

選んだボートはもちろん「ビッグスワン」。

4人乗り用で、それぞれの席で漕げるようにペダルが4つついていましたが、
相方は次男を抱っこしているので漕げず、3輪車が漕げるようになった長男を唯一の戦力として
期待していたのですが足が届かない。

結局、動力源はボクの両足のみとなってしまいました。

見た目は優雅ですが、その水面下ではかなり必至で水をかいているホンモノの白鳥の様に
久しぶりに運動したボクの足もかなり必至です。

それを見て時々、長男が手を使って手伝ってくれたのですが、
それが逆に抵抗を生みボクの足に負荷をかけてくれちゃいます。

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これも縁の下で支える父親のさだめだ・・・

そう思いながら、ジップラインで頭上を通過する人に手を振り、
湖面でゆったりと過ごす家族の笑顔がボクの原動力となりましたよ。

こりゃ明日か明後日、確実に筋肉痛だな。

そんな30分の戦いを終え、フラつく足でお土産を見ているともう辺りは真っ暗に。

そしてその風景はまた昼間とは違う煌めく世界へと変貌していました。

夜の「那須りんどう湖 LAKE VIEW」では9月から来年の1月4日までの土・日・祝日に
「ナイトイルミネーション」が実施されているんだそうで、
まさにカップルにふさわしいロマンチックな時間がはじまります。

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そんな人を対象に16時以降から入園できる「特別夜間入園」(800円)というのもあるそうですよ。
もしかしたらこれが「ファミリー」が無くなり、
オシャレチックな名前に変わった理由なのかもしれませんね。

息子2人もこのキラキラにテンションは上がっていますが、楽しかった子どもの時間はもうおしまい。
2人ともほぼお昼寝もせずに遊んだのだから、つづきは夢の中でね。

「那須りんどう湖 LAKE VIEW」

栃木県那須郡那須町高久丙414-2
電話:0287-76-3111
営業時間:時季によって異なります。
定休日:年中無休
入場料:大人(中学生以上)1,600円/こども(3歳~小学生)900円(2歳以下 無料)


・・・つづく。