アルビ、レッズにプレゼント | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

この週末、暦の上では3連休でしたね。
ボクもなんとか仕事を持ち込まない様にガンバって休む事が出来ました。

そしてその連休の初日、7/19(土)は、ついに待ちに待ったJ1リーグの再開です!

我が家が応援するのはもちろん「アルビレクス新潟」。

そのアルビのJ1リーグ第15節は、アウェイの「埼玉スタジアム2002」で、
「浦和レッズ」との対戦です!

なんと、アルビにとって未だ一度も勝利した事無い鬼門のスタジアムで、
しかも2006年の7/19のホームでの勝利以来8年間勝っていないJ1チーム最大の難敵。

さらにレッズは中断期間前にリーグでは首位のチームなんです。

うぅ~今回も厳しい戦いになりそうだ・・・

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しかし、中断期間中は遊んでいた訳ではありませんよ。

ブラジルW杯直前に韓国代表に選ばれていた不動の左SBキムジンスは、
ケガのために代表を離脱してしまいましたが、4年後のロシアW杯を目指し、
アルビを離れてブンデスリーガの「TSG1899ホッフェンハイム」に旅立ちました。

その前には、新潟出身の期待の若手、小塚和季がレノファ山口へレンタル移籍、
また、ホージェル・ガウーショも契約を解除してブラジルに帰ってしまいましたが、
やはりアルビの強化部長はしっかりと補強をしてくれましたよ。

韓国Kリーグの蔚山からのレンタル移籍で、左利きの左SBが出来るイ・ミョンジェ、
背番号は29を。

J2のジュビロ磐田からもレンタルでMF山本康裕、背番号は23を獲得。

さらになんとFWとして、リーガ・エスパニョーラ、バレンシアCFのリザーブチーム、
バレンシア・メスタージャに所属していたFW指宿洋史、背番号は30を
完全移籍で獲得したんですよ。

まさか、ヨーロッパリーグの日本人FWの補強を考えていたなんてビックリ。
まあ指宿とは海外に行く前に面識があったとか・・・

それにしても、さらに驚くのが指宿の身長197cm!

これまで相手の脅威になれなかったセットプレイも武器になるんじゃないかと、
まさに見たまま通りの大型補強に胸が高鳴りますよ♪

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また、キャンプをおえた7/5(土)には「ユアテックスタジアム仙台」で
プレシーズンマッチとして「ベガルタ仙台」と戦いましたが「2-3」と逆転勝利。

さらにJ1リーグより先に始まった7/13の天皇杯第2回戦ではアウェイの
「テクノポート福井スタジアム」で「サウルコス福井」と対戦し「1-8」と快勝しました。

同じJ1チームの鹿島や仙台、神戸がジャイアントキリングにあって姿を消しているので、
この結果にはホッとしましたけどね。

そして、強化だけでなく6/29にはサポーター感謝イベント
「アルビレックス新潟サマーフェスタ2014」をビッグスワンで開催。

またリーグ開幕直前には後半戦に向けた機運醸成を目的に、世界中でカバー動画が制作されている
「ファレル・ウィリアムス」の 「HAPPY」アルビバージョンを発表し、
W杯でお休みムードになっていたサポーターの心までも、一気にオレンジ色に引き戻してくれました。

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これまで「未勝利記録」が続いていたカードでしたが、以前勝った同じ日の7/19だし、
今回はその歴史が書き変わる時かも!

そう思い、もうこれ以上ないテンションで「さいスタ」に向かう事ができましたよ。

しかも、数々の雨天での試合を経験していますが、
ここまで笑っちゃうほどの滝行の様な豪雨の中の参戦はこれまであったかなぁ?

ポンチョを着てようがパンツ中までビッショリですよ。

この日わりと近所の千葉県の柏で行われた試合は豪雨のために試合時間を遅らせたほどとか・・・

今回、最初からナイターってことで息子と相方は家でスカパー!観戦でしたが、
これは幼い子どもにとっては正解でしたね。

ただ、ここまで濡れてしまえばボクらは吹っ切れて、変にテンションがあがっちゃうもんです・・・
って、ボクだけだろうか?

あとで語られる伝説の試合って、こんな感じですよね。

まあ、ただこの雨でカメラが壊れるのが心配だったので、試合中はほとんど撮ってませんが。

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さあ、いよいよ待ちに待ったJ1リーグの再開です!

新メンバーも加わり楽しみにしていたスタメンですが、なんと!?

アルビのゴールゲッター、川又堅碁の名がスタメンどころかリザーブにも見当たりません。

これに関しては、ケガ説、不調説、色んな噂がありましたが、
柳下監督いわく、「試合に出る準備ができていないから」とのこと・・・

ん~、心構えの問題か? いや先日の天皇杯でも唯一出場したFWで得点をとっていないFW。
どうやら、本人も認めるほど不調らしい。

堅碁って、ああ見えても意外と繊細で悩みだすと深みにハマる性格みたいです。
逆に調子に乗らせればどこまでも調子に乗るそうなので、早く悪ガキ堅碁に戻って欲しいものです。

今回の武蔵とヒデのツートップは天皇杯でもキレていたので期待大です。

そして何よりレッズのサポーターからもリザーブ発表の時に拍手が起きた、
達也もキレキレで、きっと後半から出場してこの伝説を書きかえる主役になる様な気がしてなりません。

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さらに、さっそく新メンバーの山本が右SHでスタメン。
背番号が23なだけに、たまに左の亜土無と間違えちゃいます。

降りしきる雨の中、やはりぬかるんだピッチに両選手とも足はとられるし、
パスもショート気味でカットされる場面も多い。

さらに意図としないプレイでお互いケガにつながる危険性もあったかもしれません。

実際、立ち上がりすぐにレッズの興梠選手が負傷交代するアクシデントに見舞われてしまいました。

そういった事からか、お互い積極的にボールに向かう姿勢が見られません。

いや、ここまでリーグ連続5無失点のレッズは今年守備を固め、
どちらかと言うとカウンター気味のサッカーをやっているらしい。

いつものサッカーが出来ていないのは、前線からハイプレスを武器としているアルビ。

リスクを恐れて完全にボールを奪う姿勢が弱まっています。

ただ、今回のブラジルW杯を見て思ったのですが、上位に行ったチームはみんな守備から入るチーム。

どちらかと言うと、スペインの様に自らパスで仕掛けて崩そうとしていたチームは
見事カウンターを喰らっていましたね。

現代のサッカーは仕掛けた方が負けなのか・・・?

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そんな、世界サッカーの傾向とJ1の試合とが、同じはずは無い・・・
そう思いたかったのですが、なんと前半16分、
相手陣地でボールを青木選手に奪われて、平川選手に一気に左サイドを駆け上がられてしまいました!

カウンターと気付いた時には左SBの大野はいず、
亜土無が追いかけましたが完全に対応が遅れていました。

そこで間髪いれずにアルビのゴール前にクロスを上げられましたが、
逆サイドにはレッズの選手は来ていなく、スルーをすれば何の問題も無かったのに・・・

そこに走り込んだ右SBの松原がクリアミスをし、痛恨のオウンゴール!!

な、なんてことだぁ~ やってしまったぁ・・・

その時の頭を抱える松原の表情を見ても、そんなことを言っているかの様でした。

うぅ~厳しい相手に自ら先制点をプレゼント。

しかも、今季レッズとはこの中断期間直前のJリーグヤマザキナビスコカップの
第5節で戦っていて、その時もオウンゴールで敗戦したばかり。

つ、つらいなぁ~

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いや、前回は試合終了間際の失点だったけど、今回はまだまだ時間がある。
これは、逆転勝ちをして大よろこびできる布石に違いない!

・・・と、思っていたのですが、さすが今季ディフェンスが堅いレッズだけに
そう簡単にいきません。

1点先制したからなのか、アルビがボールを持っていても
まったく自陣に来るまでプレスをかけてきませんよ。

DFラインを高く保ち、中盤はかなりの密集地帯。
そんな中を、今季から取り入れたばかりのポゼッションから崩すアルビの
新しいサッカーが効く訳がありませんね。

アルビが後方でボールを回し、まったく試合が動かない沈着状態が前半続きました。

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そんな試合を鼓舞するかのように、雨は益々ヒドくなりましたが、
それに応えるようにハーフタイムで折り返したアルビは、
左SBの大野から、新加入のイ・ミョンジェを投入。

さらに後半16分に武蔵から、達也をピッチに送り出しました。

ここから一気にスタジアムの空気は変わり、いつものアルビらしい激しさをとりもどせ、いけいけムード。

これは、行けそうだぞ~

そう思い、何度か決定機を作った様に見えましたが、そこにはことごとく
W杯から帰ってきた西川GKが立ちはだかりました。

味方なら頼もしいナイスセーブ連発でしたが、敵だとやっかいですねぇ~
しかもセーブした後のビジョンに移るシャッターのアニメーションがカチンときます。

一番のチャンスだったと思われた、武蔵がディフェンスラインの裏に抜け出し、
ペナルティエリア内でシュートを放った前半33分のシュート。

これは見事な判断としか言いようがありませんね。

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でも、それだけセーブされてしまっているのも、そして決定機のシュートを枠外に蹴ってしまうのも、
結局はポゼッッションから完全に相手を崩せていなく、
シュートコースを限定されているからなんだと。

だから決定力が無いと、今季はじまってからずっとアルビは嘆いていましたが、
それ以上にポゼッションから、完全なる決定機を作れていないから
得点するのが難しくなっているのだとボクは思います。

だから、今節のレッズをはじめ、攻撃を自ら仕掛けてこない堅守のチームに苦戦。

例え相手より、ボール保持時間が多くても、シュート数が多くても、
それはアルビが得意としていない戦い方。

むしろボール保持時間は相手の方が長く、それを前線で奪っての
ショートカウンターがアルビの得意とするところなのですが、ホント最近研究されちゃってますね。

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結果、前半のオウンゴールで得た先制点をレッズに守り通されての「1-0」の敗戦。

失点が自身のオウンゴールだけだったし、攻めていたのはアルビの方だったし、
チャンスもシュートも多く見えたので負けた気がしない「勝てた試合」だったと
試合終了時は思っていたのですが、

改めて帰ってビデオで見てみると、アルビの完敗でした。
完全にボールを持たされ、レッズの手の中で転がされていましたね。

でも、後半のレッズはリスクを負わずに余裕の受け身の姿勢で待ち構えてはいましたが、
それでも段々とリスク回避でディフェンスラインを下げる事は出来ていたので、
相手に危機感を与える事は出来なかったかもしれませんが、新たなメンバーも割とフィットしていたし、
まだまだこれから楽しみは沢山あるという印象も持てましたね。

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いやぁ~、今回も宿敵「浦和レッズ」から勝ち点3を奪う事ができませんでした。

しかし、次のホームでは必ずパワーアップしてレッズを迎えられることでしょう。

そして早くも中3日の今日、ホームの「デンカビッグスワンスタジアム」で
J1リーグ第16節「FC東京戦」があります。

もうオウンゴールした松原も気持ちを切り替えてくれたことでしょう。

さらに、また中3日の7/27(日)にアウェイの「等々力陸上競技場」で「川崎フロンターレ」
との戦いがあります。

ここもJ1昇格して以来、1勝しかしていない鬼門な場所ですが、
ボクも昨年に引き続き参戦する予定です。

アイシテルニイガタ!

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・・・おまけ。

レッズ戦の試合終了後には、またブログのお友達であるレッズサポーターの
ぶーさんと打ち上げをしました。

しかも、飲んだのは浦和駅近くのレッズサポの聖地「力蔵」で。

ボクは「さすがにそこにアルビのユニフォームを着て行くのはマズいでしょう!」
って言ったのに、ぶーさんは『今日は勝ったんだから問題ないよ』って言われ入店したのですが、
即行でお店の人にトラブル回避って事で脱がされてしまいました・・・

ぶーさんは勝利と大雨に打たれた心地よい疲れで、完全燃焼していましたが、
ボクは今度こそ、アルビの祝勝会をやってもらおうと誓うのでありました!

って、毎回言っているけれどいつになるんだろう?

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