アルビ、再び大宮の地で | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先週、ボクらアルビレックス新潟サポーターにとって、悲しく切ないニュースが飛び込んできました。

それはブラジルW杯の韓国代表選手に選ばれたアルビの左SBキム・ジンスが、
先日のJリーグ第12節の清水エスパルス戦で痛めた足首のケガを理由に代表メンバーから
離脱することが発表されました。

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前日ビッグスワンで行われた「壮行会」や、
このアルビ特集をしてくれた「月刊Jリーグサッカーキング」では
代表に選ばれたよろこびと、大きな大会に挑む闘志をあらわにし、
「新潟の代表として行ってきます」と笑顔で語ってくれたのに・・・

W杯の舞台に立つ事は全てのサッカー選手が思い描く夢だと言ってもいいでしょう。
なのでボクらが想像する以上に本人は悔しい思いをしていることだと思います。

しかし、キム・ジンスが韓国代表に選ばれた事は紛れもない事実。

君は21歳とまだ若い。
2018年のW杯を目指し、出来ればこれからもアルビの戦士として共に闘っていこう!

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そして、そのW杯のためのJ1リーグ中断期間前最後となる試合が、
6/1(日)に近所の「NACK5スタジアム大宮」で行われました。

それは、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ最終戦の第7節、
アウェイでの「大宮アルディージャ」との対戦です。

新潟来る多くのアルビサポーターを歓迎するかの様に、白根の大凧が大宮駅で迎えてくれていますよ。

新潟から引っ越してきてなかなかホームには参戦できなくなり辛い日々を過ごしていますが、
偶然にも今季はこのナビスコ杯で大宮と同じグループになり、
近所の「NACK5スタジアム」でアルビを2度も応援できる~♪

もちろん我が家も家族4人そろって参戦してきましたよ。

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しかし、このナビスコ杯でのアルビはとっても厳しい現状にあります。

チーム初の予選リーグ突破を期待していたのですが、
最終戦を迎えてアルビは勝ち点7でグループ7チーム中の5位。
上位2チームしか決勝トーナメントに進む事が出来ない中、
アルビがその圏内に食い込むには非現実的なほどの条件をクリアしなければなりません。

現在勝ち点10で2位の甲府までの勝ち点差は3なので、勝つ事はもちろんですが、
得失点差が6もあるので、まずは最低でも6点差以上で勝たないといけません。

甲府は全試合終わっているので、もう勝ち点を積み上げる事はできませんが、
さらに同時刻に行われている他会場の試合結果も関係し、

勝ち点10で3位の名古屋グランパスが浦和レッズに敗れ、
勝ち点8で4位の柏レイソルが徳島ヴォルティスに引き分け以下にならないと、
アルビの初の快挙は訪れません。

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まあ、他会場の結果はもうどうしようもないので運を天に任せるだけですが、
まずはこの試合に6点差以上で勝たなければ!

可能性ある限り諦めなければ奇跡は起こる!!

その事を2012年の残留争いした時に感じる事が出来たボクらですが、
これまでサッカーを散々見てきた人間としてさすがに6点差以上は・・・

しかも相手は今季リーグ戦第11節で一度対戦したばかりの大宮。

その時は堅い守りをこじ開けきれずに「2-2」のドローゲーム。
例え相手に予選突破の可能性が無いとは言っても、だまって6点も入れさせてくれるとは思えませんね。

ただ、今季ずっと負け知らずで来ていたのに、ここにきてナビスコ杯で初の連敗。
このまま中断期間を迎えるには気分が悪くてW杯も楽しめない。

ここは永遠のドロー関係に終止符を打ち、スッキリと気持ちをブラジルに向けたいですね。

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しかし、34度を超える異常と言えるほどの真夏日となったスタジアム。

さすがにまだ4ヶ月の次男を屋根の無いスタンドにいさせる訳にはいかず、
相方は次男を連れてスタント裏の日影でモニターを見ながらの観戦。

相方だけではなく、多くの人が日影に避難していましたよ。

スタンドでさえ気を抜くと命の危険も感じてしまうほど熱された高気温の中、
ピッチにいる選手たちにとってはそれ以上に灼熱地獄のはず。

スタメンに達也と武蔵のツートップを起用し、本気で予選リーグ突破を目指すアルビでしたが、
この暑さで90分戦い抜くには武器であるハイプレスを温存しながらじゃないといけない。

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一方、消化試合である大宮は、若手を積極的に起用して
結果よりも次につなげられる経験を積ませる様な布陣を敷いてきました。

でも大抵、そういった若手が後先考えずにアピールしようとして
ガムシャラに挑んできて躍動することがあるんですよねぇ~

アルビレックス新潟ユース出身なのに、アルビに入らなかった泉澤仁選手を中心に
この暑さの中、ホント大宮は若手が飛ばしていましたよ。

正直言って前半は若手の躍動で大宮に流れがあった様に見え、
それを象徴するかのプレイが前半25分に起きてしまいました・・・

あのファールをせずにボールを狩り獲りとれるレオシルバが
なんと、自陣ペナルティーエリア内で痛恨のファール!

6点差の大量点をとらねばならない試合で、相手にPKを与えてしまったのです。

これは痛い・・・もう、ボクらの守護神、守田に運命を託すしかない!

キッカーはあの家長昭博選手。
蹴ったボールがゴールマウス右下に吸い込まれそうになった時、
そこに守田の右腕が伸びて外に弾き出しました!

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よ~し!! きた~ぜ死守! やっぱりボクらの守護神守田だ!

6点取るにはここまで時間がかかり過ぎた! ここから、流れを取り戻そう!

そう思っていたのに、相手も若手の動きに感化されガムシャラにボールを奪取しにきます。
ケガを覚悟じゃ困りますが、ファール覚悟というほど向かってくる捨て身の大宮の選手に、
低迷し続けるチームを立て直そうという思いを感じる大きな意思が伝わってきます。

橋本晃司選手がいつまでも倒れているのに対して、早く試合を進めたいアルビのゴール裏からのブーイング。
それに向かって睨みを利かせる橋本選手も気迫がありました・・・

その思いがそのまま前半終了間際に片岡洋介選手のイエローカード2枚目で退場という
事にもつながるのですが。

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その時は残り45分、1人少ない相手に「もしかしたら後半は望んでいた大量得点が
現実に出来るかも」と淡い期待を描いていたのですが、
サッカーは大抵それが逆になる事が多かったりするのを痛感する結果となります。

10人になった大宮のやるべき事は1つ「守りきる」。
後半は1人攻撃陣を下げて守りの選手を投入。

今季のアルビは相手にも研究され、攻めて来ないで守りを固めるチームに自らは崩せず大苦戦中。

今季の最高得点は3得点なのに、これはキツい流れになりましたよ。
後半13分に達也から堅碁、成岡から大と、ケガ明けのベテランから
体力の有り余る若手2人を一気に投入したけど、この堅い守りは崩せず。

逆に前がかり気味になっているアルビは時々カウンターを喰らう危ないシーンもありました。

後半25分には柳下監督お気に入りの小泉をヒデに代えて入れたが、
逆にサイドからの攻撃の芽を摘まれてしまうシーンも多かったですね。

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結局アルビは待望のナビスコ杯予選リーグ突破どころか、この試合にも勝つ事が出来ずに
「0-0」のスコアレスドロー。

まあ、同時刻に行われた柏レイソルが徳島に勝っていたので、
この試合でアルビが勝っても突破出来なかったんですけどね。

後で考えれば、この試合で一番エキサイティングしたのは前半25分の
家長選手のPKを守田が止めたシーンでしたね。

10人なのに守りを固められた相手に1得点もとれなかった、
今季の課題がそのまま明確にでてしまった一戦。

そして、この試合だけでなく、今季期待していた初のナビスコ杯予選突破が
出来なかった事も加えて、ゴール裏からは選手たちを鼓舞する声が響きました。

中断期間中にクリアしなければならない課題は明らか。
後季には生まれ変わったアルビに期待したいと思います。

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それにしても、なんだかここ「NACK5」の試合はいつもこういった盛り上がらない試合で
スッキリしない結果が多いなぁ・・・

これで6戦連続ドローだよ。

まあ近所でアルビの試合が見られるスタジアムがあるって事だけで充分に幸せだと思ってますけどね。

今大宮アルディージャのリーグでの成績はJ2降格圏内の17位にいるので、
来年、またこの「NACK5スタジアム」アルビの試合が見られるかどうか・・・

そういう意味で落ちてもらったら困るのでなんとか、ギリギリでも生き残ってもらわないとですよ。
まあ、こちらはお金もあるし残留職人なのでなんとかしてくれるでしょう。

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で、実は今回この試合にはアディショナルタイムがありました。

「アルビレックス新潟後援会」の首都圏地区の集まりに参加してきたのです。

今まで新潟にいた時は後援会の集まりって一度も参加した事がなかったのですが、
大宮に引っ越してきて、周りやメディアも違うオレンジチームの話題だらけで、
ちょっと寂しい思いをしていたので、同じ様に県外に住んでいてもアルビを愛する
同士とちょっと交流を深められたらと思い、今回初めて参加してみたんですよ。

場所は「NACK5スタジアム」から30分ほど歩いた、ところにある「大宮ソニックシティ」。

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年1回にはこの時季にこの会は行われているそうなのですが、
大抵FC東京戦か、川崎フロンターレ戦後の都内でやってきたらしく、
我が家が住む近所で行われたのは今回初でたまたま偶然だったそうです。

田村社長と同じエレベーターで昇った会場には、試合が終わりスタジアムから移動してきた
100人超えのアルビサポが集まっていました。

食べてみたかったオレンジ色の笹団子「笹だんゴール」をもらえたのもうれしかったですが、
同じ様に県外に住んでいるのに「アイシテルニイガタ」の方がこんなにいるなんて感動ですね♪

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まずは、エレベーターでたまたま一緒になった田村社長からの挨拶。

社長からは、後援会の支援金が20年の歴史で2005年度に次ぐ2番目の金額とった事や、
8年ぶりに後援会の個人会員数が増加したこと、
先日支援金で導入された「バイオデックスシステム」や、昨年の「ミストサウナ」にお礼をいい。

さらにこの様に毎年つづけて支援金を後援という形でサポートしてくれるのは、
Jチーム中アルビだけである事に感謝し。

皆さんの力で運営で来ているチームだからこそ、どのチームにも負けたくないという思いがある。

なんて、いい話になりそうだったのですが、そこで『今日の大宮には負けていまいましたが・・・』
と言っちゃったので、皆から『負けてないよ!』と大ツッコミがきて、

田村社長もあたふた『か、勝つつもりでいたので、負けた気分になってしまってました・・・』と。

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その後なんと、あの炎天下の中のキビしい試合が終わったばかりなのに4人もの選手が会場に登場!
ベンチだった亜土夢だけでなく、フル出場した守田や舞行龍、そして武蔵まで!

皆疲れきっているハズなのに笑顔での登場に感動です♪
いや、やっぱりFWとしてフル出場したのに、無得点だった武蔵だけはちょっと落ち込んでいたかも。

インタビューでは、「この中断期間中10日間のお休みはどう過ごす?」の質問に、
亜土夢や守田は新潟で家族と過ごすすなのですが、
舞行龍と武蔵はヒデと川口、男4人で旅行に行くんだとか。

舞行龍と武蔵が一緒に歩いてると目立ち過ぎるって話もありましたが、
ぜひ疲れるほどは遊ばず、リフレッシュしてきて後半に備えて欲しいですね。

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またつづけて、選手とのサイン会&撮影会も行われました。

会場には100人以上もいるのに選手は一人一人丁寧にサインを書いてくれましたが、
我が家4人が皆でお願いするのも時間がかかるし悪いので、
基本的には長男のユニフォームだけにサインをしてもらいました。

ただ、ボクのユニフォームには胸のところに背番号「32」の頃の亜土夢のサインが書いてあるので
今年の背番号「10」になったサインを背中にもらいました。

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また撮影の時に長男が『抱っこしてください』と自ら寄って行きましたよ。
なぜ4選手の中でも一番小さな亜土夢に? もうさすがに重いんじゃないかな?とも思いましたが・・・

次男はやっぱり抱っこしなれたパパさん、守田にお願いしちゃいました。

撮影は息子2人とだけにしておいたのですが、実は相方が田村社長のあいさつ中に
次男の授乳に行っていて、たまたま廊下にいる時にこれから会場入りする4選手とバッタリ。

アルビの人の計らいで、ちゃっかりと4選手を独占した写真をとってもらっていたんですよねぇ。
って、ボクだけ写真が無いじゃない・・・

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その後は、隣のビルにある「日本海庄や」にて懇親会がスタート。

もちろんこの場には選手はいませんが、田村社長やアルビの方々は残ってくれましたよ。

居酒屋ということで、子どもの居場所があるか心配だったのですが、
同じ様に子ども連れファミリーは同じテーブルにかためてもらったので、
長男にもお友達が出来て良かったです。

ボクもみんな似たような境遇で、小さな子どもがいるのにホームやアウェイに遠征に行ったり、
また周りにアルビサポが見当たらない県外でも「アイシテルニイガタ」をつづけているという
同士に出会えて、独りじゃない心強さを感じられました。

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田村社長が直接お酒をつぎに来てくれたので、チャンスだと思い、
皆も気にしている「この夏に補強はありますか?」と質問してみたところ、
『監督と相談して決めたいと思います』と返事が。

「では金銭面的にはあり得る話なのですか?」と聞いてみたら、『ガンバリます!』との事で、
革新に迫るところまでは行けませんでした。

また、会では選手のサイン入りの商品が当たる「プレゼント抽選会」も行われ
当たる度にその選手のチャントを歌ったりしてとっても盛り上がりましたよ。

そして相方には背中に達也の直筆サインの入ったアルビくんのぬいぐるみが当たりました~♪

今日1日、せっかくスタジアムに行ったのに、
次男を心配して試合は日影のモニターで見ていた相方に幸せが訪れてくれて良かったです。

今まで他チームのサポーターとの交流はあったけれど、
同じチーム内での交流は特に積極的にしてこなかった我が家でしたが、
またもう一つアルビの楽しみを見つけた気がした貴重な日となりました。

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さて、次のアルビレックス新潟は6/29日(日)に「デンカビッグスワンスタジアム」行われる
「アルビレックス新潟サマーフェスタ2014」です・・・

って、これはファン感謝イベントだ。

いいなぁ~毎年行ってたのに今年は参加できないよ。
当たり前の事だと思っていた、愛するチームが自分の住む街にあること。
その恵まれていた環境に離れてみて改めて感じます。

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しかしなんと! 中断期間明けのアルビの公式戦はなんと、またしてもここ埼玉で行われます!

7/19(土)のJリーグ第15節はアウェイの「埼玉スタジアム2002」で行われる「浦和レッズ」との対戦。

当然ボクらも参戦しますが、実はこのスタジアムでこれまで12戦して
未だに1勝も出来ていないかなり鬼門の地なんですよねぇ~

それにホーム戦を足しても、17戦連続勝ち無し・・・
正直言ってアルビにとって浦和レッズはリーグ1の天敵。

しかし、いい加減この流れを断ち切らねばなりません!

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今季すでにナビスコ杯第6節で対戦し、その時は「0-1」と負けてしまいましたが、
失点はカズのオウンゴールのみだったので、相手に直接ゴールネットを揺らされた訳ではありません。

まあ、今季相手のオウンゴールで2度勝利しているアルビが誇れるもんではありませんが。

でも、今季高い目標を掲げているアルビとしては、前半の煮え切れない状態から一皮剥けなければなりません。

そのためにも天敵であるレッズを倒すことは今後の勢いにかならずなるはず!
達也の腰痛からの脱出と共に、生まれ変わったアルビに期待しましょう!

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住む地は変わっても、アイシテルニイガタ!