大宮でなかよくケンカしな | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

な、な、なんと! GW期間中に近所のそごう大宮店で
「みんな大好き!!トムとジェリーの愉快な世界展」が行われたんですよ!

って、いきなり驚きから入っても訳わからないと思いますが、
実は我が家の長男こと「たっちゃん」が今めちゃめちゃマイブームなのが
この「トムとジェリー」なんです。

それがこんな近所で今行われるなんてビックリ!

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ブームになったきっかけは、今年になって次男が生まれた時に、しばらくボクの実家に住んでいたのですが、
その時にお爺ちゃん(ボクの実父)がなぜか「トムとジェリー」のDVDを見せたんです。

そしたら2匹が繰り広げるドタバタ喜劇に長男は大笑い!

そんなに大よろこびするならと、10話ほど入って500円と安いDVDを
スーパーで見つけたので我が家でも1枚を買ってあげたんですよ。

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だいたいDVDを見るのはどこかに出かける時にボクの車のナビで流す事が多いのですが、
ボクがナビの地図を必要とする時はDVDは見られない事になります。

今まで車で、新幹線や乗り物、プラレール等のDVDを見ている時は
長男に「地図見せて~」って頼むと、すぐに『いいよぉ』って言ってくれていたのに。

この「トムとジェリー」のDVDだけは、素直に譲ってくれなくてちょっと困ってしまうほど。

最初は何回か見たら飽きるだろうと思っていたのに、
この1枚のDVDを何回も繰り返し繰り返し飽きずに見るので、
そこまで好きならと、また数枚DVDを買ってあげちゃいました。

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この「トムとジェリー」は1940年にアメリカでウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが制作したアニメで、
よく作品の中で見る「ハンナ=バーベラ」はその連名。

第1作目「上には上がある」では、トムは「ジャスパー」、ジェリーは「ジンクス」という名前だったそうですよ。

日本では1964年の5/13にTBS系列の地上波で初放送され、それから何度も再放送していた影響か、
ボクも「♪トムとジェリー なかよくケンカしな」なんて曲はよ~く覚えています。

そんな生まれて70年以上も経っているアニメを、ボクも見ていたし、
今、長男も楽しんでいるなんてスゴい名作アニメですねぇ~

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周りの幼稚園の子とか見てると、カバンや靴などが「トッキュウージャー」や「仮面ライダー鎧武」で、
ホントならこの年頃の男の子ならそんなヒーローにハマるんでしょうけど、
ウチの子は「トムとジェリー」。

日曜の朝が遅起きの我が家だから、そんなヒーローの存在も知らないのは無理ないですが・・・

まあ、でもこれらのヒーローモノってオモチャや服とか商品がいっぱい出てるでしょう。
それにハマっていちいち『買って』なんて言われたら、お金がいくらあっても足りませ~ん。
それに武器みたいなのも持たせたくないし。

しかも、これらのヒーローってだいたい1年サイクルで新しくなっていくので、
せっかく買ったものがどんどん古くなっていくし、
それを考えたら長い間親しまれている「トムとジェリー」ならボク的にも大歓迎♪

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ただし、基本的にトムもジェリーも不死身。

ばね式の鼠取りでトムが手を挟んでしまうのは日常、
斧で切ってもまたくっつく、つぶれたらペラペラに、火掻き棒で叩いたら棒がその形に曲がる、
壁に衝突したら猫型に穴が開く、木槌で叩いたらへこむ、爆発したらチリチリ真っ黒になるだけ・・・

それを見て息子はカートゥーンアニメ特有の表現と理解してくれてればいいけれど。
自分や他人に実際やったら危険ってことは教えなきゃね。

このナゼかいつも庭に放り出されているレーキを踏みつけて
顔に当ててしまうシーンは何度見ても可笑しくてしょうがないですけどね。

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それに「トムとジェリー」が毎回追いかけまわしているのもホントは仲が悪い訳ではないんですよねぇ。

きっかけはお手伝いさんに住みついてしまったネズミ(ジェリー)を退治して欲しいと頼まれたからですが、
作品の最初こそ
ジェリーが苦しがるふりをした時にトムが急いで「救急箱」を持ってきたり、
ジェリーが出て行ったときは寂しそうにしたりと、
また逆にジェリーはトムが家から追い出されるとトムが家に戻れるように作戦を練ったり、
そもそも追いかけっこ自体ジェリーから仕掛ける事が多いんですよ。

2匹とも追いかけっこが好きなんですね。

まるでルパン三世と銭形警部みたいですが、実は「ルパン三世」もこの「トムとジェリー」を参考にしたそうですよ。

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もともと「トムとジェリー」は子ども向けのアニメっていうより、
大人向けのコミカルな風刺物の劇場用短編作品として公開されていたんですよ。

なので作中には、トムを飼っているお手伝いさんが黒人女性であったり、
インディアンの恰好をしたトムが、入植した英国人に扮したジェリーと争った末で白旗を揚げたり等、
微妙な表現もあったりします。

だいいち「トムとジェリー」自体が、第二次世界大戦当時のイギリス兵を「トム」、
ドイツ兵を「ジェリー」と呼ばれていたことからという話もあるほどです。

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そういった世の中の事をとりいれた単なる子ども向けのアニメではない事から芸術的にも評価され、
なんと意外な事に「アカデミー賞」を何度も受賞しているんですよ。

その受賞作品は「勝利は我に」「ネズミ取り必勝法」「ただいまお昼寝中」
「ピアノ・コンサート」「台所戦争」「パーティ荒し」「ワルツの王様」と7作品も!

その作品は場内でも流していましたよ。

またこのイベントのために様々なアーティストが書き下ろしたという作品も展示もされていて、
多くの芸術家からも多大な支持を得ている事が感じられました。

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この展示内容はその他に登場キャラクターの紹介や、再現されたジェリーの部屋、海外版のコミック、
ちょっとした仕掛けのある撮影コーナー、間違い探しコーナー、そして「トムとジェリー」のオブジェなど、
それほど長く楽しめたり、原画や未公開などの貴重なものなどはありませんでしたが、
ファンなら充分楽しめるでしょう♪

ちなみに入場料は一般と大学生が500円で、高校生以下は無料っていう面白い金額設定でしたが、
これも偶然的にそごうの会員だったので、無料券がもらえたんですよ。

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それにしても、昔からあるアニメに長男がたまたまハマり、
その展覧会が近所で行われるなんて偶然にしてもビックリですよ。

昔から人気のアニメなので、ずっと定期的にやっているものだったら意味もわかるのですが、
大宮には初登場なんだってさ。

もしかして、今再び「トムとジェリー」って流行ってるのかなぁ?

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会場を出た所にはスペシャルショップもあって、会場限定グッズを含む約800点ものグッズが販売されていましたよ。

そんなカワイイグッズを色々見てまわっていたら、ちょっとしたハプニング発生!

買い物嫌いの長男がいきなり走り出したと思ったら、会場の入り口からまた中に入っていってしまいました!

あぁ! 子どもはフリーで入れるけど、ボクはチケットの半券を見せなきゃ~
と探している内に追いかけるのに出遅れ。

中を一通り探したけど見当たらず・・・

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そうしたら、さっきまでいたショップから長男の泣き声が!?

一回りして出てきたら迷子になってしまったと思って泣いていたそうで、
長男は『なんでいなくなっちゃうのぉぉぉ~!!』と怒られちゃいましたよ。

おいおい、いなくなっちゃったのはそっちなんですけど・・・

こりゃ、「トムとジェリー」の追いかけっこより捕まえるのが大変だ。

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しかし、泣き顔のままではマズいので、叱るよりもすぐに笑顔になるようにしましたよ。

実は入場前に30分間整理券の配布にならんでゲットした、「トムとジェリー」の撮影会があるんです。

2匹のきぐるみの登場に周りの子どもたちは大よろこびでしたが、
それを見た長男は一言目の感想は『デカッ!』。

そりゃそうだ。
ディズニーのキャラクターはほとんどネズミやアヒルそのまんまではなくて、
人間と同じように生活をしていたりしますが、「トムとジェリー」は作品の中でも
ネコとネズミそのものですもんね。

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トムは人間の膝ぐらいの背丈があるネコにしては大型の方ですが、
ジェリーはトムの手のひらに乗るほどで、その小ささを活かした動きが主ですからねぇ。

息子にとってこの大きさはあまりにも不自然で許せなかったみたいですよ。

ずっと『これはジェリーじゃないよねぇ~ちょっと大きいよねぇ~』と終始言っていましたよ。

それでも撮影時はしっかりテンションも上がり、ヒーローっぽい意味不明なポーズをとっていました。
「トムとジェリー」も付き合ってくれましたが、何これ?

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まあ子どもがハマってくるとその親もそれに詳しくなるもんですね。

ボクもこうしてブログのネタとして書けるほど、幼い頃には知らなかった知識や
その頃とは違った見方も出来るようになってきました。

世代を問わず誰もが楽しめるアニメ「トムとジェリー」はやっぱり偉大です。