彩の国、春満開 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

雪国の新潟から引っ越してきて初めて迎えた埼玉の冬は記録的な大雪もありました。

きっと誰かが雪も一緒に連れてきてしまったに違いない!と思いながらも、
やっぱりこっちは冬が去るのも早くあたたかい日々が訪れています。

新潟よりも花粉の舞う量も多く、重くなった花粉症の症状に悩まされつつも
やっぱり春の訪れにはワクワクしてしまいますよねぇ~♪

実は長男も花粉症を発症してしまいましたが・・・

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そして、春の訪れを一番感じるのがやっぱり「桜」。

我が家の住む近所には埼玉県下随一の桜の名所「大宮公園」があります。

その大宮公園が、先日の3/26(水)に「桜の開花宣言」をしました。

公園内の2本の基準木に5~6輪の花が咲いたら宣言をする事になっているそうで、
その日から1週間~10日辺りが満開になり見頃らしい。

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それなら、この週末4/5(土)・6(日)辺りはお花見だぁ~♪

と、思っていたのですがそれまでの平日に雨が降り、激しい春風が吹き、
せっかくの花をだいぶ舞わせ散らせてしまいました・・・

ん~残念だぁ。
しかし、みんながお花見ムードになっていた待ちに待った週末!

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もう金曜の夜からいつもそれほど人があまり歩いていない我が家の前の道も、
多くの人々が行き交っていましたよ。

この数日間朝から晩まで途切れる事が無いほど。

我が家は「氷川神社」より「大宮公園」の方が近いからか?
「初詣」「十日市」より歩いている人が多い。

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初詣の時は車の渋滞でなかなか家に帰れなかった思い出がありますが、
これはやっぱり花見酒を飲むっていうのも目的だから、
車じゃなくて電車で来る人が多いのかもしれませんね。

そして当然、我が家も晴れた土曜日に行ってきました~♪

まあ、すでに相方たちは平日の一番の見頃にも行ってるんですけどね。
我が家にとって大宮公園なんていつものお散歩公園ですから・・・

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しかし、行ってみるとそこはまったくいつもの公園じゃないみたいでしたよ。

公園って言っても、普段は昼間でも一人で歩くのが怖いくらい人気の無い
薄暗い森って感じのこの「自由広場」。

なのにこの大賑わいには驚きですよ!

まず、空を覆い尽くす鮮やかな桜の花に目を奪われるべきですが、
散り始めた天の桜以上に、地上は人々で満開!

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きっと「初詣」よりも「大宮アルディージャの試合」でも
こんなにこの公園に人が集まる光景を見る事ができないでしょう。

たぶんこの園内で一番の見どころである「自由広場」は1年で一番の人じゃないでしょうか?

相方の話だと平日の昼間に、公園内で大きなブルーシートを敷いて、
そこにいかにもフレッシャーズという感じのスーツの2人がチョコンと座り、
お酒を飲むわけでもなく、会話も無くボ~っと空を眺めているという、
いかにも「場所取りをさせられている」といった風景をみかけたそうです。

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家の前を行き交う人も、レジャーシートやクーラーボックスなど
大きな荷物を持っていた人も多かったですが、ここには約100軒もの露店も出ていて
ツマミに困らないのはもちろん、冷えた缶ビールやあたたまる熱燗まであるし、
ブルーシート(500円)まで売っていたので、手ぶらで来ても充分楽しめるんですよ。

それにいくつかあるゲーム系の露店に子どもたちも飽きないですしね。

ちなみに常設されている売店は、比較的安い料金でツマミなどが手に入るので
そこをまずチェックしてから露店を見てもいいでしょう。

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それにもう一つ驚きなのが、これだけ酔っ払いの人がいるのに、バーベキューや
カラオケ、音楽などジャンジャン騒音を出している人もほとんどいなくてマナーがとってもいい。

公園内は火気厳禁ですし、よく見ると警備員みたいな人も所々に立っていて、
県営でしっかりと管理されているんですね。

それに分別されたゴミ捨て場というのもしっかりと設けられていましたよ。
これを下手に『出したゴミは各自で持って帰りましょう』とかすると、
駅のゴミ箱や、近所のゴミ捨て場があふれて、逆に迷惑になるもんですからね。

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またこの肌寒い空の下、やっぱり飲んだら出るもんもありますよねぇ・・・
園内に常設されている8ヶ所のトイレは男性も大行列でした。

当たり前の話ですが、公園と言えどもそこいら辺で立ってやる人がいないという証拠ですね。

昔、子どもの頃は『大宮公園は怖い人がいっぱいいるから行っちゃダメ』と親に言われていたほど
治安があまりよくなかった場所だったみたいですが、
今、ふだん子どもたちも散歩する公園がちゃんとマナー良く利用されているのには安心しましたよ。

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って、桜よりも人の方ばかり目がいってしまいましたが、
そんな爽やかな気分になれてこそ花の美しさが際立つってもんです。

大宮園内には約1,200本ものソメイヨシノを中心とした桜があり、
その他、シダレサクラやサトザクラ、ヤエザクラ、ヤマザクラ、カンヒザクラも咲いていますよ。

一番の見どころスポットは天を覆い尽くすほどのソメイヨシノが咲く。
この冬の大雪でかなり枝が折れて、剪定してしまったそうなのですが、
それでもこの風景は圧巻です!

「自由広場」はまさに自然が生きている森って感じで、地面には芝生があるわけでもなく、
人間よりも木々が育まれるのにいい環境といった感じ。

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なので、雨の降った後はもちろんですが、お花見には敷物は必ですね。
それに、空を覆うほどの木々ですから、この時季の日影はまだ寒いので
若干季節がもどった格好をした方がいいかもしれませんね。

そんな背の高い木々が多い事で気がつきますが、この公園には老木も多いらしく、
木を守るために土を踏みかためない様に立ち入り禁止になっている区画もあります。

桜をはじめこんな美しい季節の移り変わりを毎年見る事ができるのも、
それを守るボランティアの方々の力があることを忘れてはいけませんね。

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「自由広場」は天を覆い尽くす桜を楽しめますが、「舟遊池」ではひらけた池の畔で
水面に写る桜や、そこに花ビラが集まって再び美しく咲く桜を眺めることが出来ます。

ちなみに、以前は乗れたボードは今では乗る事ができません。
水面は鴨が独占していて気持ちよさそう。

畔は最近改修工事をしたばかりでベンチ等が出来ていて少しキレイになっていました。

ほぼ初めてのお散歩がこんな美しい風景になった次男も、
太陽の眩しさに戸惑いながらも、春の空気に気持ちよさそうな表情をしていますよ。

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ちなみに、「ここの桜もきっとキレイだろうなぁ」と期待して向かった園内の日本庭園は
残念ながら、桜の満開の時季は閉鎖されていましたよ。

きっとこれはここでお花見しない様にという対策なんでしょうね。
池の錦鯉が水面に浮かぶ花ビラを餌と間違えてパクパクと・・・

ここで見られたらきっといい雰囲気だろうなぁ、と誰もが思いますもんね。

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そんな「大宮公園」は1990年に建設省、運輸省、環境庁、林野庁、全国知事会、
財団法人・花と緑の博覧会協会の後援によって「日本さくら名所100選」に選ばれているんですよ。

埼玉県内では熊谷市の「熊谷桜堤」と、秩父郡長瀞町の「長瀞」と並んで3ヶ所。

そんな、名所がすぐ近所にあるなんてうれしいですねぇ~♪

実はその1つである「熊谷桜堤」には、その1週間前に仕事で熊谷に用事があったので
ついでにその荒川土手沿いまで足を伸ばしちゃいました。

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残念ながら、こちらはまだ3~4分咲きというところでしたが、満開になった時には
この約2kmにわたって咲く約500本のソメイヨシノは圧巻なんでしょうね。

いつかまた満開の時に来るぞ!と思いつつ、こっちに住むブログのお友達「ぶーさん」
ご当地B級グルメ「ホルどん」と地ビールをしっかりと味わって帰りましたよ。

ちなみに「ホルどん」は焼うどんの具にホルモン焼きが入ったもので、
今回ボクが食べたのは、この時季限定で山菜とかも入った特別バージョンでした。

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さて、埼玉に引っ越してきて初めて家族で迎える春。

新しい季節は一人増えた家族も外出できるようになってきたので、
色んな「彩の国」の風景を見せに出かけられたらいいなぁ、と思っています。

また4/16(水)~25(金)まで近所の「大宮公園水泳競技場内」では
サトザクラの一種の黄緑色のウコンとピンクのカンザンという
珍しい花の公開を行う予定だそうなので行ってみようかな。

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