またもやサッカーのお話しになりますが・・・
アルビレックス新潟の連勝記録が途絶えた翌日、3/9(日)に、
長男と一緒にさいたま市浦和区にある「大原サッカー場」に行ってきました。
長男と一緒にさいたま市浦和区にある「大原サッカー場」に行ってきました。
そうここは、J1リーグの「浦和レッドダイヤモンズ」の専用練習場であり、
同クラブのクラブハウスもある地。
同クラブのクラブハウスもある地。
なぜ、ボクが敵地でもあるこの地を訪れたかといいますと、他でもない、
連勝の途切れたアルビに見切りをつけ、埼玉県住民として浦和レッズのサポーターに戻・・・
連勝の途切れたアルビに見切りをつけ、埼玉県住民として浦和レッズのサポーターに戻・・・

なんて訳はありませんよ!
以前、埼玉に住んでいた時はレッズサポとして熱くもなりましたが、
もうレッズにはアジアチャンピオンになった時点でボクの中では燃え尽きた感がありました。
もうレッズにはアジアチャンピオンになった時点でボクの中では燃え尽きた感がありました。
そして同時期ぐらいに新潟に住むようになって、
経営に苦しみながらもJ2、J1と育っていくアルビにどんどん惹かれていったのです。
経営に苦しみながらもJ2、J1と育っていくアルビにどんどん惹かれていったのです。
結局ボクはあまり強く無いと思われるチームが好きみたいです。
レッズも今では誰もが認めるビッグチームですが、
Jリーグ発足当初は「Jのお荷物」とまで言われたチームですもんね。
Jリーグ発足当初は「Jのお荷物」とまで言われたチームですもんね。
やっぱりサッカーは低評価のチームが強いチームに勝つからこそ面白い♪
勝って当たり前だという評価をされた時点で、試合のたびにストレスが溜まるばかり。
勝って当たり前だという評価をされた時点で、試合のたびにストレスが溜まるばかり。
それならまだまだJ1でのアルビは伸びシロがあって、応援しがいがありますよ。

では、なぜその「大原」にやってきたかと言いますと、
なんとこの日はこの場所にアルビが浦和レッズと「トライアルマッチ」を行いに来るからなんです。
新潟から離れてメディアではほとんど皆無というほどアルビの情報も少なくなり、
アル中の禁断症状が出てきたところでこの朗報♪
アル中の禁断症状が出てきたところでこの朗報♪
3月にしては寒空でしたが、行かない訳にはいきませんよ。
しかし、血気盛んな赤いサポーターのいる地に飛び込むのはそれなりに勇気がいりますね。
スタジアムに掲げた「JAPANESE ONLY」に悪気はなかったにしろ、
やっぱり「REDS ONLY」っていう雰囲気なんだろうなぁ・・・
やっぱり「REDS ONLY」っていう雰囲気なんだろうなぁ・・・
そう思いながら現地に着くと、アルビの選手が乗ってきた「新潟交通」のバスを見かけ
懐かしさでちょっとホッとしました。
懐かしさでちょっとホッとしました。

すでに試合が始まっていたピッチの横に行くと、
驚いたのは小さいながらもちゃんと見学用の200席ほどあるスタンドがあったこと。
さすがビッグクラブですねぇ!
2階のテラスから見ている人や、ピッチを囲む立ち見も含め、
多くの赤いサポーターの方が見学をしていたのですが、
ナゼかそのスタンドの最前列の真中のベンチだけがポッカリと空いてました。
多くの赤いサポーターの方が見学をしていたのですが、
ナゼかそのスタンドの最前列の真中のベンチだけがポッカリと空いてました。
万が一を考え、まったくオレンジのモノを身に着けてこなかったボクらは
心はビクビクしながらも、それを悟られない様に堂々とそこに陣取りましたよ。
心はビクビクしながらも、それを悟られない様に堂々とそこに陣取りましたよ。

今回、新潟から遠征に来ているのは、前日にスタメンで出場した以外の選手。
キャンプでケガをした磐田から新加入の小林裕紀もまだの様ですが、
開幕戦で脳しんとうを起こして離脱した舞行龍は元気な様でホッしました。
開幕戦で脳しんとうを起こして離脱した舞行龍は元気な様でホッしました。
前半の45分は、そのCB舞行龍の相方に、今季韓国から加入したソンジュフン。
積極的に前に行くニュージーランド出身で年上の舞行龍に対し、
韓国出身で若いソンジュフンがそれをまとめる健太郎役をやるにはまたキビしいかもな。
韓国出身で若いソンジュフンがそれをまとめる健太郎役をやるにはまたキビしいかもな。

そしてボランチで注目したいのは高卒ルーキーながら、すでに初戦からベンチ入りしている小泉慶。
これにはここでコンビを組み、今季ベンチ入りも出来ていない本間勲も大きく意識していると思いますが、
そのプレイを見たらなかなか納得のいく動きをしていましたよ。
そのプレイを見たらなかなか納得のいく動きをしていましたよ。
まだまだゲームをコントロールするところまではいっていませんが、
最近まで高校生だったとは思えないほど骨太でフィジカルも強く、
アルビのプレイスタイルに見事マッチしたレオばりの狩りをしてくれます。
最近まで高校生だったとは思えないほど骨太でフィジカルも強く、
アルビのプレイスタイルに見事マッチしたレオばりの狩りをしてくれます。
さすが、最初の入団発表でマスコミを前に自己紹介で『本田圭佑です』とカミながらも言った
度胸はプレイにも表れてましたよ。
度胸はプレイにも表れてましたよ。
将来がとっても楽しみですねぇ~
後半、勲と代わって入った高徳の弟、高聖と共に大きく成長していって欲しいです。

しかしそれで燃えない訳がないのが、ちょっと上の先輩たち。
特に前半の坪内の入っていた右SBで後半から出場した川口尚紀は、
昨年スタメンだったのに今は控えにいて思うところがあることでしょう。
昨年スタメンだったのに今は控えにいて思うところがあることでしょう。
やっぱり先輩になったという意識もあるのか?
積極的に声を出しボールをもらいゲームコントロールもしていました。
顔つきもちょっとシャープにカッコよくなった気がします。
積極的に声を出しボールをもらいゲームコントロールもしていました。
顔つきもちょっとシャープにカッコよくなった気がします。
また昨年暮れに行われた「JPFAチャリティーサッカー2013」でゴールを決めた2年目の小塚和季も、
最初、左のSHでスピードあるドリブルでどんどん仕掛け、
さらに相手のGKが『14番、マーク! マーク!』としきりに連呼するほど、
相手DFを翻弄する動きをしていました。
最初、左のSHでスピードあるドリブルでどんどん仕掛け、
さらに相手のGKが『14番、マーク! マーク!』としきりに連呼するほど、
相手DFを翻弄する動きをしていました。

またレンタルから戻ってきた、三菱養和SCユース出身の加藤大の蹴る
セットプレイには大きな可能性を感じましたよ。
CKで舞行龍の頭にドンピシャリなんていうのもあったし。
ただ、ゴールまでは遠かった・・・
得点の期待はFW、武蔵とホージェルの前日あまり仕事が出来なかった途中交代組。
2人ともボールにはよく触れているのですが、この日もなかなか前に運べるシーンが無くて
赤いサポーターたちが思わず『ヤバい!』って発しそうなシュートは
ホージェルがハズしたGKとの1対1ぐらいかな。
赤いサポーターたちが思わず『ヤバい!』って発しそうなシュートは
ホージェルがハズしたGKとの1対1ぐらいかな。
達也が練習中にケガをしたという噂が聞こえてきたのですが、
軽傷である事を祈りつつ、堅碁のマークがキツく、英也が本調子でない今、
このFW2人の飛躍を期待せずにはいれません。
軽傷である事を祈りつつ、堅碁のマークがキツく、英也が本調子でない今、
このFW2人の飛躍を期待せずにはいれません。

でもレッズも昨日の試合出ていないメンバーが出ていたんだとは思いますが、
なんたってDFには元日本代表の坪井選手や鈴木啓太選手がやってるんですもん。
それに真ん中には山田直輝選手、さらには今季加入した李忠成選手が前線にいて
アルビも以前よりは層が厚くなったとは思ってますが、さすがにこのスター軍団には敵いませんよ。
アルビも以前よりは層が厚くなったとは思ってますが、さすがにこのスター軍団には敵いませんよ。
結局、前半終了間際にその李忠成選手のスピードある突破から阪野選手が
GK黒川から1点目を奪いました。
GK黒川から1点目を奪いました。
さすがにその瞬間、ボクは周りの歓喜の声の中「ウワァ~」と悲鳴を上げてしまいましたが・・・
でも、よく聞いていると後ろからボクが思うのと同じタイミングで『よし、行け!』とか
『危ない!』とかささやいている声も聞こえてきたので、数人のアルビサポも紛れているようです。
『危ない!』とかささやいている声も聞こえてきたので、数人のアルビサポも紛れているようです。

さらに代わってヤスがGKをつとめる後半にもまた阪野選手が追加点を奪い、レッズ2点のリード。
やっぱり前日の本戦でも感じましたが、両サイドバックの裏を狙われるシーンが多く
どのチームもアルビの弱点を見つけ出したと思ってもいいかもしれません。
どのチームもアルビの弱点を見つけ出したと思ってもいいかもしれません。
レオというハンターがいて、さらにCBの連携がいいのなら中央突破は難しい。
であれば、積極的に攻撃参加をしてきて守備の薄くなるSBが狙いどころ。
であれば、積極的に攻撃参加をしてきて守備の薄くなるSBが狙いどころ。
でもサイドであっても人数をかけてライン際に追いやるハイプレスをかけ、
そうそう縦には突破はさせないのがアルビのディフェンス。
そうそう縦には突破はさせないのがアルビのディフェンス。
そこで、一番手薄になっているところを狙うならやはり逆サイドっていうことになりますよね。
逆サイドに1人選手を配置し、サイドチェンジで一気にアルビのSBの裏を獲ろうとするんですよ。
これがかなり効きます・・・ボクみたいなサッカー素人でもわかる課題が浮き彫りに。

ただでも肩身が狭いのに、なんだか凍えてしまいそうです・・・
しかし、そこで一矢報いたのが後半から背の高い研修生とツートップを組んだ
新潟出身の期待の星、小塚。
新潟出身の期待の星、小塚。
なんとか流れの中で1点を返し「2-1」で試合終了。
結局、トライアルマッチでもレッズに勝利は出来ませんでしたが、
このシーズン始まったばかりで課題も浮き彫りになったので良かったのだと思います。
このシーズン始まったばかりで課題も浮き彫りになったので良かったのだと思います。
それに、昔は「サテライトリーグ」で控えの選手の力をチェック出来たのですが、
こういった機会で新加入選手や若い連中が意欲的で大きな可能性を感じられたのも収穫ですよ。
こういった機会で新加入選手や若い連中が意欲的で大きな可能性を感じられたのも収穫ですよ。

試合終了後には、クールダウンを終えて帰る選手たちにエールを送りにいきました。
ピッチから出る場所はアルビとレッズの選手別々だったので、この場所ならきっと大丈夫と思い、
カバンからオレンジのマフラータオルを出し、長男に巻きつけてあげました。
カバンからオレンジのマフラータオルを出し、長男に巻きつけてあげました。
長男は出てくる選手に向けて『ガンバってね』と声をかけていましたが、
柳下監督だけにはナゼか『応援していますよ』と、ちょっと敬語になっていました。
柳下監督だけにはナゼか『応援していますよ』と、ちょっと敬語になっていました。
それを聞いた監督は、まるで孫を見るかの様にとってもやさしい顔をして、
『ありがと』と答えてくれましたよ。
『ありがと』と答えてくれましたよ。
基本的に選手も長いバスで移動もあり、試合直後なのでサインとか写真とか
お願いするのはヤメておきましたが、ホージェルだけは息子を抱っこしてくれたので
一緒に写真を撮ってもらいました。
お願いするのはヤメておきましたが、ホージェルだけは息子を抱っこしてくれたので
一緒に写真を撮ってもらいました。

ちょっと不思議に思ったのですが、明らかにレッズのサポーターだっていう人も
アルビの選手のサインをもらってる人も多かったなぁ。
確かにボクもアルビのサポーターというのと同時にサッカー好きだから、
スター軍団でもあるレッズの選手にもお近づきになりたいって言う気持ちはあるもんなぁ。
スター軍団でもあるレッズの選手にもお近づきになりたいって言う気持ちはあるもんなぁ。
もしかしたらアルビの選手たちもサッカー好きな人にとっては魅力あるスターになってきたのかな?
身内のことの様で客観的に見られませんが、ちょっとうれしかったです♪
さあ、シーズンは始まったばかり。
この「トライアルマッチ」の反省を活かして、今年こそはレッズから勝ち点3を奪い、
そして目指すは「ACL」!
この「トライアルマッチ」の反省を活かして、今年こそはレッズから勝ち点3を奪い、
そして目指すは「ACL」!
まずは今週末のヴァンフォーレ甲府戦で立て直しましょう!

そして3/5(水)の事ですが、澤村哲郎氏が亡くなったという訃報が入ってきました。
澤村氏は、「サッカー不毛の地」と言われた新潟に、「サッカーの礎」を築いてくれた方なんです。
かつて新潟高校サッカーと言えば誰もが「新潟工業高」と答えるほどの黄金時代があったんですが、
当時の同校サッカー部の監督をしていたのが澤村氏。
当時の同校サッカー部の監督をしていたのが澤村氏。
その後、新潟県サッカー協会会長に就任し、さらに日本サッカー協会常務理事もされたのですが、
2002年のワールドカップ日韓大会の新潟誘致を「日本海側に目を向けて欲しい」と訴えて
最終選考で逆転させて実現してくれたのも、
そして、アルビレックス新潟の前身、アルビレオ新潟の創設に関わったのも澤村氏。
2002年のワールドカップ日韓大会の新潟誘致を「日本海側に目を向けて欲しい」と訴えて
最終選考で逆転させて実現してくれたのも、
そして、アルビレックス新潟の前身、アルビレオ新潟の創設に関わったのも澤村氏。
アルビサポにはアルビを応援する「オレンジウェーブ」という新潟のローカルラジオ番組の
火曜日のコーナーを持っていたので身近に感じる人も多い澤村氏。
火曜日のコーナーを持っていたので身近に感じる人も多い澤村氏。
そんな『澤村哲郎氏無くして、今のアルビレックス新潟は無かった』と言える方の訃報に
戸惑いを隠せませんが、この想いをボクらも絶やさず後世に伝えていかねばなりませんね。
戸惑いを隠せませんが、この想いをボクらも絶やさず後世に伝えていかねばなりませんね。
澤村哲郎氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
住む場所は変わっても「アイシテルニイガタ!」
さいたま市大原サッカー場 埼玉県さいたま市浦和区大原3-4 開場時間は浦和レッズのトレーニングに添う。 2階「大原クラブハウス・サポーターズカフェ」の 利用時間は原則として、練習時間を含む前後1時間。