アルビ、仙台から頂点へ向けて | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ついに3/1(土)、待ちに待ったJ1リーグが開幕しましたね♪

昨年末から新潟県民ではなくなってしまいましたが、今シーズンももちろん
家族そろって「アルビレックス新潟」を全力で応援しますよぉ~!

って言っても、J1リーグにアルビが昇格して以来ホーム戦はほぼ皆勤賞だったけども、
さすがに埼玉から、しかも次男が生まれたばかりの家庭を放って
今年から名が変わった我らがホーム「デンカビッグスワンスタジアム」に
毎回行ける訳がありません。

なのでとっても寂しい気持ちですが、10年つづいたシーズンパスを今年は更新せず。

それでも、サポートしたい気持ちはあるので後援会だけは更新しました。

今季はできればなるべく行こうと思っている首都圏のアウェイ中心の参戦となりますが、
サポート出来ない日も魂は常にスカパー!越しに送らさせていただきますよ。

イメージ 1

さてさて2014年J1開幕戦のアルビは、アウェイの「ユアテックスタジアム仙台」に
約3,200人のオレンジサポーターと共に乗り込み、昨年13位だった「ベガルタ仙台」との対戦。

まずは、高競争率のチケットを手に入れ、
現地まで遠征されたアルビサポーターの皆さまお疲れ様でした。

ベガルタは昨季まで6シーズン、チームの指揮をとってきた手倉監督が退任しました。

その6年間にJ2を優勝しJ1に昇格させ、
さらにクラブ史上最高位の2位になってACLも戦ってきましたね。

それほどのチームの一時代を築いた監督が退任した影響はベガルタにとって大きい事でしょう。

今季からグラハム・アーノルド監督を新たに迎えましたが、そこでこれまでの事を引きずらず、
さらに大きな化学反応を起こすか試される時ですね。

イメージ 2

一方我がアルビは、昨年後半はリーグ1番の勝ち点をあげ、前半の不調さを忘れるほどの好調で
最後は5連勝し、7位に急上昇でシーズンを終える事が出来ました。

今季も指揮をとる柳下監督も3シーズン目となり、
監督の「昨年いた選手が残ってくれさえすれば、上位争いが出来るチームだ」という言葉に、
今年はフロントがガンバってくれて、ほぼ昨年いた選手を残す事に成功しましたよ!

スタメンクラスで大きな流出は、GKの東口選手がガンバ、
そして三門選手がマリノスへとライバルとなりましたが、
毎年主力を引き抜かれ涙していたボクらもそれでとどまれば期待に胸が躍ります♪

イメージ 3

しかし、キャンプ中のトライアルゲームでは、大学生やJ3チームに勝つ事ができず
そのまま本番に突入するのにはかなりの不安があります。

それでもボクらはキャンプ中に課題を浮き彫りにさせ、
それを本番に向けて修正している事を信じるしかありません。

しかも現状維持だけでもちろん、このリーグを生き抜いていけるとも思っておらず、
磐田から獲得した小林裕紀はケガをしているという話だけど、GKには京都から守田達弥を、
大分から期限付き移籍で松原健という即戦力を補強。

さらに大野和成は湘南から、加藤大は愛媛から武者修行を終えて戻ってきてくれました。

また若手には韓国からソンジュフン、酒井家の4男坊、酒井高聖や、
リザーブメンバーにいきなり入れた高卒ルーキー小泉慶など、
未来のアルビを継ぐ者も入り補強にも余念はありませんよ。

イメージ 4

開幕はアウェイユニフォームですが、デザインもJ2時代を思わせる縦じまが入り、
スローガンは「原点回帰」。

今季のアルビは一味も二味も違います。

やべっちFCで中山のゴンちゃんはアルビを「優勝」と予想しました。
さらに名波までもが6位に予想。

これまでこんなシーズン始まりがあったでしょうか?
J2時代の2003年以来かなぁ・・・

J1になってから毎年アルビは降格候補筆頭に選ばれて、
その度「くそぉ、見ていろよぉ」と意気込んでいましたが、
まさか「優勝」なんて言われるとちょっと緊張しちゃう自分もいますが。

新時代を築き始めるベガルタ、そして続けてきたサッカーに磨きをかけるアルビ。
そんな対象的な両チームの2014年の始まりを告げるホイッスルが仙台の空に響き渡りました!

イメージ 5

柳下監督がどの選手を使うか悩むというほど層が厚くなったアルビのスタメンですが、
一番気になるGKは守田。

さらに競争率が高くなったCBは今年からキャプテンに選ばれた健太郎と、舞行龍のコンビ。
左のSBは韓国A代表にも選ばれたキムジンス、右には新加入の松原健ことマツケン。

ボランチにレオは当然、相方には成岡。
左SHにヒデと、右SHにはアルビ初の日本人選手が背負う背番号10を自ら志願した田中亜土夢。

新潟出身の亜土夢を男にするためにも、今季はサポーターも特別な感情が湧いてきますよ。

そして、ツートップの一角にはアルビレクス新潟の田中達也。
そして主砲は昨年の得点ランキング2位でベストイレブンにも選出された我がエース川又堅碁!

今年も4-4-2の布陣で前線からのハイプレスからボールを奪い、
速攻で相手ゴールを狙う戦略にブレはありません。

イメージ 6

昨年と同じ、しかも相手がどこであっても変わる事のない戦略で、
他チームに研究されないか?と心配される声も上がっていますが、
ハッキリ言って机上で研究し尽くしても、この単純明解のハードワークの体力勝負の戦術に
そう簡単に身体が対応できる訳がありません。

他のチームみたいに日本代表もいない、今誰もが振り返る有名選手もいない、個々の技術も飛びぬけていない。
しかし、過酷な練習で身につけた体力と、それを引きだす精神力だけは
どのチームにも負けていないとボクは思います。

そしてさらにそれを繋げる組織力も今年は完成されているはず。

そう自分に言い聞かせて、開幕にいつもあるささやかな不安をとり払っていましたが、
その不安は別の形で訪れてしまいました。

イメージ 7

なんと、我らのエース試合開始直後のセットプレイで交錯し川又堅碁が左足を痛め、
前半25分に武蔵と交代し、早々にピッチを後にすることになってしまいました・・

今季も得点を重ね、日本代表に選出されてブラジルW杯のピッチに立ってほしいという
ボクらの願いから遠ざかる事態に、堅碁本人もとても悔しいと思います。

試合後の報告だと打撲だそうで、自らの足で歩きピッチを後にしたみたいですが、
とにかくボクらは大事にならない様、しっかりと治して復帰する事を祈ります。

初戦の硬さや、そんなアクシデントのせいもあったからかもしれませんが、
仙台がアルビの戦術をしっかりと研究してきた様で
アルビのハイプレスに対して、仙台もそれを上回るハイプレスで対抗。

特にレオへのマークは激しく、あの温厚なレオもイラっとするシーンも見られるほど。
確かに相手のチームにとってレオをマークするのはわかるけど、ケガだけはさせないでくれよ~

仙台の激しいプレスに翻弄気味のアルビはなかなか自分たちのペースに持ち込めず、完全に仙台ペース。

かなりキビしい戦いになりそうだなぁ・・・

そう思っていた前半39分、マツケンが右サイドを駆け上がり、早いクロスをゴール前に入れた瞬間、
思わぬところでボールの軌道が変わりました。

なんと、ペナルティエリア内で仙台の角田選手の手に当たってしまったのです。

アルビは思わぬ形でPKをもらい。
それをしっかりとレオが仙台ゴールに送り込みました。

イメージ 8

GOOOOOAL!!
よっしゃあ! 今季アルビの初ゴールはレオシルバだ!

いやぁ~本意な形じゃなかったけど、先制点をとれてラッキ~♪

このまま1点リードで前半が終わり、なんとか後半で流れをつかんで欲しいと思っていたのですが、
再びアクシデントはアルビに訪れたんですよ。

後半4分、今度はここまで再三ピンチを跳ね返してきた舞行龍が相手と交錯しピッチを後にすることに。

脳しんとうでの退場ということで、その場合確か大事をみて次の試合も出場出来なかった様な・・・
でも、とにかく何事も無いように祈り、代わりにピッチに入った大野に守りを託すだけです。

イメージ 9

さらに、サッカーの神様は立て続けにまたアルビに試練を与えてきたんですよ。

今度はJ1で初めてプレイするGKの守田に。

なんと、守田が遅延行為をとられペナルティエリア内で間接FKを与えてしまったのです。

そう言えば、「2014Jリーグキックオフカンファレンス」で
村井満Jリーグチェアマンが各クラブ代表の選手に「3つの約束」をしてもらったと
挨拶で言っていましたね。

一つ目は、「笛が鳴るまで全力でプレイする」。
二つ目は、「リスタートを早くしてもらいたい」。
三つ目は、「見苦しいような時間稼ぎのような交替はやめてくれ」。

でした・・・
そういった話もあったので、審判も今年は特にキビしく見ていくのでしょう。
J1デビューで少々緊張していた守田は、その二つ目でもあり、
「GKは6秒以上手で持ってのプレイをしてはいけない」というルールを侵してしまったのです。

間接FK、近っ!!

イメージ 10

なんとか直接のゴールは身体を張った壁で防ぐ事ができましたが、
そのこぼれ球を左に流され、そこにいた富田選手に押し込まれてしまいました・・・

初得点も本意では無かったですが、初失点も不本意な形。

後半7分、これで「1-1」の振り出しに戻ってしまいました・・・

それにしても一昨年も思いましたが、なんでこうもサッカーの神様はアルビばっかりに試練を与えるのだろうか?
でも、アルビはいつでもその試練を乗り越えてきましたね。

死線をさまよった2012年の経験はボクらサポーターも強くなりました。
そしてその強さは新たな選手たちにも引き継がれているんです。

堅碁に代わって入った武蔵もスピードを活かし、裏に抜け出す動きで
相手のディフェンスを翻弄している。

元アルビにCBだった大先輩の石川直樹選手の怒声にだって怯みませんよ。

また、舞行龍に代わって入った大野だって空中戦は完全に相手より上回っていました。

そして、不本意な2枚の交代カードの影響もあるのかもしれませんが、
昨年以上に長い時間プレイ出来た田中達也と代わりピッチに入った
ホージェルガウーショだってそうなんです。

後半44分、昨年は「持ち過ぎ」と批判の声もあった得意のドリブルから相手DFを交わし
弾丸シュートが火を噴きました!

イメージ 11

GOOOOOAL!!

確かに前半からアルビのハイプレスに真っ向勝負してきた仙台の運動量は完全に落ちていました。

しかしホージェルもアルビの戦士2年目です。
試合終了の笛が鳴るその瞬間まで、アルビの勝利を諦めません。

柳下監督は言っていました、「アルビの戦術に合う、最後まであきらめず全力で走れる選手を集めた」と。

村井チェアマンと交わした「笛が鳴るまで全力でプレイする」という約束なんて、
アルビのとっては当たり前のこと。

それに関してはどのチームだって負けない自信と裏付けがあるんですよ。

このまま2014年のアルビの初戦は「1-2」の勝利で幕を閉じることが出来ました。

ヤッタァ~♪

イメージ 12

正直言ってあまり良かったと言える内容では無かったですね・・・

立ち上がりから仙台のペースだったし、2人もケガ人を出してしまうという不運も重なりました。
相手のホームだし、今までのアルビだったら完全に負け試合ですよ。

しかし、それでも勝ち点3が獲れたというのが最大の収穫でしたね。

長いシーズン必ずどのチームにも本調子に乗れない試合っていうのがあるはずなのですが、
強いと言われるチームはそういうところでも、勝ち点を逃さないっていうのがあるんですよねぇ。

そして、そんな状況を打開出来るには控えの選手の力も必須。

今回は突然のアクシデントで入った武蔵も大野も対応は難しかったと思いますが、
期待された仕事以上の事はしたと思うし、
ホージェルもキャンプ中での調子の良さをそのまま爆発させてくれました。

イメージ 13

当然選手たちはスタメンを目指していると思いますが、チームが勝利するにはやはり11人だけでは足りない。

これまではスタメンが欠けると、目の前が真っ暗になってしまう事があったけど、
今年のアルビは誰が出ても勝利をつかめる。

そんな選手層の厚さは今までにありませんでしたね。

内容はともかく、開幕戦を勝利で飾れて最高です。
とりあえずこの1週間はよろこびに浸りますよぉ~

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

イメージ 14

さて、次のアルビレックス新潟はいよいよホーム「デンカビッグスワンスタジアム」での開幕戦!
3/8(土) Jリーグ第2節のその相手は、なんと「ガンバ大阪」です。

ガンバ大阪は昨年J2でプレイし、圧倒的な強さでJ1に1年で返り咲きました。
さらにGKに、昨年までのアルビの守護神、東口順昭選手がいます。

やっと大きなケガから復帰して戻って来るのを待っていたのに、
ケガから回復して1年間プレイもせずにチームを去って行ってしまった東口。

長男も好きで最初にチャントを覚えたのにめちゃくちゃガッカリですよ・・・
そんな恩を仇で返す選手がいるガンバに負けるわけにはいきません。

と言っても、実はガンバには2009年を最後に勝ってないんですよねぇ・・

でも、相手もJ1に帰ってきてとても意気込んでいるとは思いますが、
アルビだって一昨年前とは違うんです!

ガンバにJ2とは違うというところを見せてあげましょう!
って、すでに開幕戦でレッズが見せてますかねぇ?

イメージ 15

住む場所は変わっても、アイシテルニイガタ!