盛り上がった新潟まつり | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

今年も8/9(金)~11(日)の3日間、新潟市が一番盛り上がる「新潟まつり」がありました。

約3ヵ月も鉛色の空の下で過ごす厳しい冬は何年住んでも大嫌いだけど、
梅雨明けしてからお盆までのこの期間はそれを取り返せるほどの大好きな時季。

短い間だけれども、ブログ更新を怠るほど今年も思う存分満喫しちゃいましたぁ♪

初日は埼玉に出張で、この祭りの始まりを告げる「大民謡流し」までには帰ってきたかったのですが、
お盆休みの始まりで帰省客も多く、指定席が夜遅くならないと確保できず間に合いませんでした。

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でも2日目の朝、古町~萬代橋を約1000人にも及ぶ大行進をする
「新潟キラキラパレード」は見逃がせない!

それは迫力のある「万代太鼓」や地元の方の「ブラスバンド」の演奏、
「バトン」や「ダンス」「仮装行列」装飾した「山車」、
そしてお父さんがよろこぶ「古町芸妓」や各地の「ミスコン」のキレイどころはもちろんですが、
今年はなんと浦安にお住まいのあの30周年を迎えたスターたちがゲストで来てくれたのです!

全国の都市を巡る「東京ディズニーリゾート30周年"ザ・ハピネス・ツアー"」の一環だそうですよ。

周りの観客たちもミッキーたちの登場をまだか?まだか?と待っている雰囲気で
それまでの定番行進が完全に前座扱いだったのがちょっとかわいそう・・・

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でも、最前列には暑い中たくさんのチビッコたちがグッタリしつつも
目を輝かせて待っていましたよ。

そして、チップ&ディールが先頭に見えてきた時には、もう歓声の渦!
元気がなかった息子も完全復活して興奮状態です。

やっぱりどんなアイドルよりもディズニーは強いですね。

この炎天下の中彼らも大変そうですが、さすがスターなだけあって体質改善も完璧。
どうやら夏は彼らの体内に冷水が流れる体質になっているという噂を聞いた事があります。

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萬代橋を渡り終えると、山車からみんな降りてきたのでいよいよあの憧れのアイドル達と
ここ新潟で触れあえるのか!?

と思ったら、山車のナンバーが公道仕様にされ、スターたちはその山車の中に乗りこみ
颯爽と去って行きました。

そうだよね、午後から浦安でのパレードがあるもんね。
・・・って、間に合うのか?

しかもこれで高速道路を走って帰るのかぁ?

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そして午後は「水上みこし渡御」を見に信濃川の左岸にある「みなとぴあ」付近へと移動。

「水上みこし渡御」はみこしを乗せた御座船が信濃川の右岸から左岸へ渡るのですが、
それを守る様に満艦飾に彩られた約50隻の船が囲み、
信濃川の河口から上流へと大水上パレードを行ないます。

まるで「西部警察」のエンディングの船版の様でカッコイイ~♪

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でもこれが一度海の方に行ってから上流へと行くので、近づいてくるまで炎天下の中けっこう待つのですよ。

なので何度か見た事はあるボクは、だいたい塔着しそうな時間を逆算して
今年はちょうどいい時間に見る事ができました。

毎日「熱中症」という言葉を耳にするので、幼い息子がいる我が家は特に注意しなきゃね。

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そう意識していたおかげで息子も放水船を見ては奇声を上げてエキサイティング。
そして、龍の装飾をされた御座船を見ては
『♪でんでらりゅ~は でてくるばってん~』とご機嫌に歌ってましたよ。

無事に川を渡ることができたみこしは、陸上でも船の形をした車両に乗せられていきます。
そして夕方には人々の手によって「市民みこし」で古町から白山神社に運ばれていくという訳です。

まさに「水の都 にいがた」ならではの行事ですねぇ。

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「水の都」と言えば、「みなとぴあ」の近くに珍しい神社があるので寄ってみました。

それは「湊稲荷神社」。

当然そこには「お稲荷さん」というだけあってお狐様が祀られてはいるのですが、
ここで有名なのは新潟市有形民族文化財でもある「願掛け高麗犬」です。

もともとこの神社は新潟に入港してきた船が海上の安全を祈願し、
海が荒れない様に海運業者、漁業者の信仰を集めたのが起源と言われています。

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しかし、同時に和船の出入りで新潟港がにぎわっていたころは、
船乗りたちは夜、現在の古町辺りの花柳界に遊び歩いていて、
遊女にとっては海が荒れていつまでも船が出来ず、
いつまでも船乗りが遊んでくれる事を願ったのでした。

遊女たちは夜中、油揚げを持って「湊稲荷神社」に行き、
高麗犬の頭を西の方に向けて西風が吹いて港口が荒れる様に願掛けしたそうですよ。

海の安全を祈願する神社でもあり、海が荒れる事も願われた神社。
だからこの神社の高麗犬は方向を変えられる様に回す事が出来るんです。

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ちなみに願いを思いながら男性は右の口の開いた高麗犬を、
女の人は左の高麗犬を回すのだそうですyp。

現在この高麗犬は3代目で、2代目高麗犬を保存するために代替わりさせたそうです。

また、初代高麗犬は願いがかなわなかったという事から
神社の前にあった川堀に投げ込まれてしまい見つからなかったそうですが、
何だか女性の恨みみたいな言い伝えがあって怖い、怖い・・・

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あと、今年の「新潟まつり」はいつも最終日しかやっていなかった
信濃川河口付近で打ち上げる花火がなんと、打ち上げ場所を少しずつ変えて
3日連続で行なわれたんですよ。

初日はささやかに5分間のスターマインが、そして2日目は「サウンドスペクタクル~光の旋律~」と題して
音楽に合わせた45分間の花火ショーが盛り上げました。

しかしやっぱり3日目の「新潟まつり」のファイナルを飾る
「花火大会」だけは規模も違うので息子にぜひ見せてあげたい。

だからと言っても近くまで行くとかなりの人混みですし、帰るのにも苦労しそうなので
橋を1本挟んだ「千歳大橋」付近で眺める事にしましたよ。

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音のずれはあるけど、見応えは充分で結構いい穴場を見つけちゃいましたぁ。

もともと街中であげる花火大会なので大きな尺玉はあげられないし、
以前、間近で見た時には頭に花火のススを被っていたので、
迫力より遠くでのんびり見るのもなかなかいいですねぇ。

・・・なんて思っていたら、ビックリ!
こんなマイナーな場所に、息子と同い年の子を持つ会社の先輩家族に遭遇!

なんだぁ?!  このぐらいの子を持つ親は考える事が同じなの?
まあ、大混雑の中に子どもを連れて行くのは親とっても、子どもにとっても疲れちゃう話ですもんね。

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こんな場所が充分!

直前まで眠そうにしていた息子も、花火の色と形状を見て
『メロンの花火! パイナップルの花火!』と興奮していましたよ。

ただし、ナイアガラは「千歳大橋」の下の方からなんとなく見えたって感じでしたが・・・

また、ファイナルを飾る大型ワイドスターマイン「エボリューション」は
きっと川に沿って見るとスゴい広がっているのだと思いますが、
川下に向かって見ていたので、縦に重なってました。

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それでも、遠くから見てもこれが最後だとわかるぐらいに新潟の空が眩い閃光に包まれ、
新潟の一年で一番熱い夏が終わりましたとさ。

毎年思うのですが、やっぱり祭りの後は寂しい風が心に吹きますね。
それは盛り上がれば盛り上がるほど・・・

これでお盆を過ぎると、だんだんと秋の空になり、また厳しい冬がやってきます。

短くて儚い新潟の夏。

まるでこの花火の様ですが、それだからこそこの瞬間がとても眩しいんですよね。

大好きだなぁ~新潟の夏♪