ナビスコ杯第3節「セレッソ大阪」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

悔しさがまだおさまらない浦和レッズ戦から中3日。

4月だというのにまだまだ肌寒い雨がやんだばかりの4/3(水)は
ホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われた
Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第3節、
「アルビレックス新潟 vs セレッソ大阪」に参戦してきました!

平日のナイターなので仕事を無理やり終わらせて会社から直行・・・
ってアルビタクシーできた訳ではありませんが。

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今季のアルビは5戦公式戦を行ない、内容は明らかに昨年よりもアグレッシブになって
いい感じなのに決定力に欠け、未だ未勝利の絶不調・・・

その様子をベンチでくすぶって見ている選手も多いと思うので、
この「ナビスコ杯」で存分にアピールし、チーム上昇のきっかけをつくって欲しいものです。

武蔵は左足関節捻挫で全治約4~6週間みたいだけど・・・

ホームに迎えるセレッソとは今季のJ1開幕戦でアウェイの地で戦ったばかり。

1本のロングフィードで「1-0」と負けてしまいましたが、内容は互角以上に見えました。
しかし、その後セレッソは勢いに乗ったのか? 公式戦は未だ無敗。

未勝利と無敗・・・初戦の明暗がここまでハッキリと別れた。

勢いでは相手に分がありますが、「ナビスコ杯」に関しては1試合他チームより少なかったこともあり
ここでアルビが勝てば予選リーグでトップになれる可能性もあります。

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平日だというのにセレッソサポーターの皆さま、ビッグスワンにお越しいただき
たいへんありがとうございます。

「セレッソ」とはスペイン語で「桜」を意味しますね。

しかしもういい加減この雪国にも春を呼び込みたい!

気になるスタメンは、GKに竹重、CBキムクナンの相方に水輝、
ボランチに勲を入れて三門を右SHに、その後ろの右SBには坪内。

そしてツートップには悩めるエース、ブルーノロペスはベンチに置いて英也と堅碁。

観客数は7,320人という寂しい、そして寒さが染みるスタジアムですが、
19:00、アルビの遅すぎた開花宣言を告げるためのホイッスルが鳴り響きました。

ゲゲゲ~ッ 写真ショボ、そして選手小さっ!

実はいつものデジカメを忘れてきてしまったので、今回はスマホのカメラの画像ですよ~。

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今日のアルビも前線からの守備は積極的で相手の攻撃の芽を早々に摘み取っています。

前半4分にはFKを蹴った亜土夢が思わずガッツポーズをしてしまった水輝のヘッドは
ナビスコ杯連続得点かと思いましたが枠の外へ。

前半10分にはCKからキムクナンのヘッドもあり、
立ち上がりから今季唯一得点した2人のCBの攻撃で勢いが増します。

そんな雰囲気の中の前半12分、亜土夢が前線に送ったボールを英也が頭で落とし、
抜け出した堅碁がドリブルで相手ゴールに迫ろうとした瞬間、
山下選手が堅碁を掴んで倒してしまい1発レッドカードで退場。

この判定にビックリしましたが、このままいけば得点というシーンであったという
悪質なファールと主審の判断で見られたのでしょう。

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あんなシーンでもこれまで決定力の無かったアルビだから、
得点につながるかもと素直に思えなかった自分が悲しいですが、
審判はしっかりと見ていてくれたんですね。

相手は早い時間から10人になりアルビにとってはラッキーな流れになったかと思いました。

が、やっぱりこの審判は厳しい!

数的不利になった相手もなるべくポゼッションは譲りたくなく
お互い中盤での激しいボール奪いになり、特に右サイドはかなりエキサイティングする場面が見られ
前半17分には三門が見せしめの意味でもイエローをもらってしまいました。

そんな主審の特徴も読んでか? それとも右サイドの突破が有効だとみたのか?
柳下監督は早い前半26分に三門をさげ、右SHに本職の征也を投入。

最終的にアルビはイエローを4枚ももらってしまったので、この早目の判断は良かったかも。

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ここで一気にたたみかけるはずでしたが、なんと前半30分、
セレッソのエース番号8を付ける柿谷選手が左サイドのキムジンスを振りきりドリブル突破。

放ったセレッソにとってのファーストシュートは勲の足に当たり、
コースを変えてアルビのゴールネットを揺らしました。

ま、またかぁ!?

また、柿谷選手がリーグ開幕戦につづきワンチャンスを活かしました。
なんだこの決定力の差は!?

そしてまた、アルビは先制点を許してしまった。
今季全6試合すべて先に失点しているよ~

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相手が10人になった事でラッキーな流れなったとは必ずしも言えないことがここから明確に・・・

1人少ないセレッソがリードしたなら、とるべき作戦は1つ。
リスクを背負わずしっかりと時間を費やし、この1点を守り逃げ切る事。

しかしアルビにとって1人少ない相手に、ここホームで勝利することは最低条件。

きっと、選手もサポーターもそれを強く意識したことでしょうね。

負けることは絶対に許されない事なのに、その意思統一された強靭な守備を崩すのは難しい。

攻め手を欠いてボールを前に運べない選手たちに、イライラするサポーター。

正直言ってこの時のゴール裏はグチばっかりが出ていて、嫌な雰囲気に包まれていましたよ。
この少ない観客にピッチ選手の声がしっかりと聞こえるんだから、
この観客のため息も選手に聞こえているはず。

せめて試合中は選手を信じて応援しようよ!
隣のオバさんが『はぁ~今日も負けるのぉ』という言葉を口にした時にはキレそうになりましたよ。

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そんな空気の中、相手のカウンターを注意しつつも何度も何度も地道にトライしていると
チャンスは後半16分に訪れました。

ジンスが亜土夢のパス交換から左サイドを深くエグりゴール前に絶妙なクロス!
そこに飛び込んだのはFW岡本英也だ!

GOOOOOAL!!

ドンピシャのヘディングは、まさに練習でやった事がそのまま表れた美しい連係から!
やっとFWから得点が生まれたよ。

柳下監督は英也を成岡と交代させようとしていた矢先のことで、
このゴールもあって英也はピッチに残りました。

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これで「1-1」!

FWの英也が決めたとなれば、さらにFWの堅碁も燃えますよ!

後半20分の堅碁が築いた相手GKとの1対1の決定的シーンは弾かれましたが、
相手も振り出しに戻ったおかげで、堅守も徐々に前に出てきた事も作用し、
アルビの攻撃がようやくここに来て噛み合ってきます。

後半33分には征也のクロスをジンスがヘディングするなど、これまで見られない攻撃パターンもあって、
さっきまで死んでいたサポーターもすっかり生気を取り戻したようですね。

そんな声に背中を押されて後半40分、シンプリシオ選手がGKへの不用意なバックパスを堅碁は見逃さず、
それを奪って中に折り返すと、そこに走り込んだのは再び英也!

GOOOOOAL!!

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ポストに激突しながら決めたゴールは、アルビの今季初の複数得点。

アディショナルタイムには英也のハットトリックになりそうな場面もありましたが、
「2-1」でこのまま試合終了。

か、勝ったぁ~~~!
長かったぁ~、やっとアルビは今季初勝利を手中に納めることが出来ましたよ。

大阪の桜は散り、いよいよ新潟にオレンジの桜が開花しましたね♪
やっとこの雪国にも春がやってきました。

実はセレッソにここビッグスワンで勝つのって初めてなんですよ。

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相手が10人だから勝てた? いやいや、10人だからこそ色んな意味で苦しみましたよ。

じゃあ、11人でも勝てた? ロペスがトップだったら得点出来た?
相手はリーグ戦とメンバーをあまり変えず疲れていたのでは?
後半31分には山口選手のヒヤっとする致命的なシーンもあったでしょ?

などなど、いろいろ声が聞こえてきますが・・・いいんです! 勝てば!
今は苦労の末やっとその場で掴み取った勝利の余韻に浸らせてください。

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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さて、次のアルビレックス新潟は中2日、もう明日4/6(土) J1第5節、
アウェイの「ユアテックスタジアム仙台」で行われる「ベガルタ仙台」戦です。

仙台とは色々と縁がありますね。

まずは、昨年の最終節から1つ前の第33節でアルビは、
J1残留圏内を脱出するにはここで勝利することが最低条件の崖っぷちにいたのですが、
同時にリーグ2位につけていた仙台も、首位の広島が勝利した時には、
アルビに負けると優勝を広島に渡してしまう恐れがあるという、どちらも譲れない戦いでした。

それが、アルビは勝って奇跡の残留に向けてわずかな希望をたぐり寄せ、
仙台はホームでアルビに優勝の希望を打ち消されたという結果になったのです。

今年の仙台はACLとの過密スケジュールもあり、昨年ほどは好調ではないのですが、
きっと心の奥底ではリベンジを誓っていることでしょう。

仙台のサポーターの方が今季のアルビを見て『こんなチームに優勝を阻止されてしまったのかぁ・・・』と
ガッカリされないような戦いを見せたいところですね。

また仙台と戦った昨年2試合は主審の不可解な判定があり、
どちらの試合もお互いにとって後味の悪いものになってしまいました。

日本の審判の向上を期待しつつ、見てお互いが気持よく観戦できるジャッジを希望します。

で、もう一つは昨年まで新潟の戦士だった石川直樹選手が仙台に在籍。

これまで守備はいいけど、決定力が無いと言われつづけてきたアルビの新しい攻撃力で
その相手に渡ってしまった盾を撃破して勢いをつけたいところですね。

さあ、そんな相手も注目している新生アルビ。
ここからがアルビの真価「J1チームとしてふさわしいか?」を問われる時ですよ。

この勝利をリーグ戦につなぎましょう!

We are ONE!

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ちなみに、今節のヒーローは2得点した岡本英也。

言うまでもなく堅碁は影のMVPだと思うし、レオは言うことなし。
ジンスや亜土夢もミスを帳消しにする得点に絡む働きをしましたし、
勲のゲームコントロールも良かったし、成岡のボランチも攻撃の起点となりましたね。
またウッチーも完全復活し、水輝は攻守に渡ってキムクナンの相棒として90分間みせてくれました。

かなり収穫もあって、次のスタメンはどうなるかも楽しみですねぇ。

まあロペスはどうやら不動みたいですが。