早い物で2013年の1月も今日で終わり、もうすぐ「節分」ですね。
このどんよりとした雪国に珍しく眩しい日が照った気持ちのいい1/27(日)の午前、
「新潟ふるさと村」に行ってきました。
「新潟ふるさと村」に行ってきました。
青空には悠々と羽ばたく白鳥の群れがありましたが、「新潟ふるさと村」につづく道は大渋滞。

まさか、そこまでの人気とは思ってもいなかった、この日「新潟ふるさと村」で行なわれた目的のイベントは
「三条本成寺鬼踊り&節分豆まき」です。
三条市にある法華宗総本山「本成寺」では毎年2/3に新年の厄払いとして
節分の豆まきが行なわれているんですよ。
節分の豆まきが行なわれているんですよ。
そして、今回そのプレイベントとして「新潟ふるさと村」で行なわれたのですが、
イベントの30分前に会場に入ったのに、もうすでにレジャーシートで場所どりまでしているほど
子ども連れの家族で大賑わいでした。
イベントの30分前に会場に入ったのに、もうすでにレジャーシートで場所どりまでしているほど
子ども連れの家族で大賑わいでした。

時間になり住職の挨拶後、太鼓の音と共に色とりどりの鬼5体と、奇妙なお婆さんが現れましたよ。
もうそこで『お家帰る~』と、泣き叫ぶ子どもたちもたくさんいて期待通りのリアクション。
今回、ウチも「イヤイヤ期」真っただ中の息子に少しはいい子になってもらうために
鬼の洗礼を受けてもらおうと足を運んだのですが、息子からはかなり遠い場所。
鬼の洗礼を受けてもらおうと足を運んだのですが、息子からはかなり遠い場所。
むしろ踊っている鬼を遠くから見て、余裕な表情を見せています。
ん~もうちょっと近くで見せないと効果ないか・・・?

ちなみに、この鬼踊りにはちゃんとした云われがあって、
室町時代にこの「本成寺」の僧兵と農民が力を合わせて悪事をはたらく盗賊を
追い払ったという故事にならって、節分の時季の厄払いの豆まきとして
つづけられている一大行事なんだそうです。
「日本三大鬼踊り」の一つともされる有名な行事なんですよ。
って、あと2つは知りませんが・・・
鬼は踊りながら手前にいる子どもたちを威嚇しています。
子どもたちには秋田の「なまはげ」と同じ効果がありそうですね。
子どもたちには秋田の「なまはげ」と同じ効果がありそうですね。
中には縁起物と言う事で、子どもを鬼に差し出す親もいますが、
ここまでされたらきっとこの子もかなりのトラウマになってしまうことでしょう。
ここまでされたらきっとこの子もかなりのトラウマになってしまうことでしょう。

特に黄鬼は積極的にお客の中に入り込んで次々に脅してくれて、
息子の方にも来てくれないかなぁと思いましたが
なかなか鬼も自由に動けず近くまできてくれませんでした。
せっかく息子に「はみがきを嫌がる子、夜なかなか寝ないで遊んでいる子には、
鬼がやってくるよ」と脅してきたり、
「もし、鬼が近づいてきたら「鬼は外!」と言って豆を投げるんだよ」とか、
「泣いたら鬼に食べられちゃうよ」とか予習もしてきたのになぁ・・・
鬼がやってくるよ」と脅してきたり、
「もし、鬼が近づいてきたら「鬼は外!」と言って豆を投げるんだよ」とか、
「泣いたら鬼に食べられちゃうよ」とか予習もしてきたのになぁ・・・

金棒を持っている「赤鬼」は人間のすべての悪い心を。
さすまたを持っている「青鬼」は貧相で欲深い心を。
両刃のこぎりを持っている「黄鬼」は愚痴や甘えの心を。
長刀を持っている「緑鬼」はおごりたかぶりの心を。
斧を持っている「黒鬼」は疑いの心を。
そして、見た目鬼よりも怖い「三途川婆」(そうずかば)は
強欲なねたみの心を表しているそうですよ。
強欲なねたみの心を表しているそうですよ。
その弱い心に向けて『鬼は外!!』の掛け声と共に、配られた豆を一斉に鬼にぶつけますよ!

豆をぶつけられて次々と倒れて、逃げて行く鬼。
それを見てよろこぶ息子。
は~・・・これじゃあ、まったく効果がありません。
それならばと、この後小学生以下の子ども対象にお菓子のプレゼントと鬼との撮影会ができる場があるので
そこで怖い鬼に抱っこしてもらおう。
そこで怖い鬼に抱っこしてもらおう。
そう思って、ビデオとカメラをスタンバイ。
さてさて、どうなる事やら・・・
さてさて、どうなる事やら・・・

って、あれれれ?
緑鬼に抱かれても、赤鬼に抱かれても余裕のピース・・・え? なんで?
違う、違うよ、ピースも微妙にちがっているけど、親や鬼が期待したのはそんな表情じゃないよ!
違う、違うよ、ピースも微妙にちがっているけど、親や鬼が期待したのはそんな表情じゃないよ!
えぇ~怖くないの?って息子に聞いたら『怖くな~い』だって。
ウソ~、子どもらしくない!
い、いや、あのビビりな息子もきっと立派な男の子として成長しているんだなぁ。
い、いや、あのビビりな息子もきっと立派な男の子として成長しているんだなぁ。
あのUSJのゾンビの方がよっぽど怖かったしね。

そんな一見鬼にクールに対応した息子も、きっと自分の中ではやり遂げた感があった様で、
家に帰ってからも、『鬼が来たら、たっちゃんが豆をエイッて投げてやっつけるの』と、
興奮しながら話していましたよ。
それに、実際鬼がいる事がわかったからなのか?
はみがきも、なかなか寝ない時も「鬼さん、呼ぼうか?」と言うとちゃんと行動するようにもなりました。
はみがきも、なかなか寝ない時も「鬼さん、呼ぼうか?」と言うとちゃんと行動するようにもなりました。
もしかして「泣くと食べられる」と言われていた鬼はやっぱり息子にとって怖く、
それに勇気を出して息子なりに立ち向かっていっていたのかもしれませんね。
それに勇気を出して息子なりに立ち向かっていっていたのかもしれませんね。
あんなに小さかった息子の背中が、この日の帰りはなんだかたのもしく見えた日でした。

でも、ホントの節分の日にはボクがお面をかぶって玄関から登場しようと思っていたけど、
こんなリアクションだったらちょっと凹むなぁ・・・当日どうしよう?
節分の日「本成寺」に行って、ボク自身の息子の勇気を疑った心を退治するため
「黒鬼」に豆をぶつけに行こうかなぁ。
「黒鬼」に豆をぶつけに行こうかなぁ。
「本成寺」節分鬼踊り 新潟県三条市西本成寺一丁目1-20 電話:0256-32-0008 開催:2/3(日)1回目/13時~、2回目/15時~ ※鬼踊り当日は本成寺の駐車場は利用出来ません。 「コメリホームセンター四日町店」駐車場を利用。 無料シャトルバス運行: 9時~16時(約15分ごと)