「鉄道博物館」から出発進行! | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

大荒れの日本海側脱出し、日本晴れの実家の埼玉でお正月を過ごしたボクら一家は、
1/2には乗り物好きな息子と大宮にある「鉄道博物館」に行ってきました。

入館には鉄道の博物館らしく「Suica」を利用して、自動改札機にタッチして入場が出来るんです。

これだけでもなんだかワクワク・・・って、ボクが一番興奮しているかも!
実際ここは家族連れよりも、かなり鉄道好きそうな大人も多く見られますけどね。

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もし「Suica」を持っていなくても鉄道博物館専用のICカード(1,000円)を購入してタッチ☆

息子もタッチしたがっていたけど2歳までは無料なので、残念・・・

中に入るといきなりのスゴイ光景にビビりました!

この館のメインである1階の広いスペース「ヒストリーゾーン」には、
明治時代初期から現代まで日本中を走って来た実物の鉄道車両が36両も集合。

これはまさに往年のオールスター勢ぞろいです!

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競馬で例えれば、ハイセイコーやテンポイント、オグリキャップ、トウカイテイオ―、
ディープインパクトからオルフェーヴルなどまでがそろった有馬記念のよう。

って、競馬に例える必要はありませんが・・・

実車だけでなく、当時の貴重な資料や実物車両を縮小して作った精巧な模型なども展示され、
日本の鉄道の歴史がわかるように丁寧に紹介されているんです。

まあ、でも息子が一緒なので細かいところまで見たり読んだりは出来ませんが・・・

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これは1872年、日本で最初に鉄道開業した時にイギリスから輸入された「150形式蒸気機関車」。

この塗装は、現役で活躍していた明治30年頃の姿をあとから再現したものですが、
車両は国の重要文化財に指定されているんですよ。

なんて、ボクは「鉄ちゃん」ではないので、特に鉄道に詳しい訳ではありません。
ここに書いてある事は展示の受け売りですし、間違いがあるかもしれないのでご了承くださいね。

ただ、ボクはこういった「旅」を思わせる、鉄道を含めた乗り物が好きなんですよねぇ。

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下から覗ける「善光号」こと「1290形式蒸気機関車」。

このように車両は置いてあるだけでなく、いろいろ見せ方が工夫されていて
普通では見られない角度から見えたり、触ったり、動かしたり。

また、駅のホームに停車された姿が演出されていたり、
当時の情景を再現した客車内も歩けたりして、
まさにその時代を旅している気分になれたりもします♪

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また、度々デモンストレーションをかねた解説などもあって、
昨年開業30周年だったこのボクには親しい上越新幹線「200系」の先頭車であっても、
この連結部分の可動解説は新鮮なものを感じましたよ。

そしてこの「鉄道博物館」で一番のデモンストレーションは
「ヒストリーゾーン」の中心にあるターンテーブルが1日2回稼働するんです。

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その上に乗っているのは、その美しい姿から「貴婦人」と呼ばれている「C57形式蒸気機関車」。

「シゴナナ」は新潟駅でも見られる「SLばんえつ物語」号としても馴染み深い車両で、
いつもその煙を吐きながら自然の中を走る力強い姿を見ているのですが、
またそれと違って多くの人の見守る中、室内で鳴り響く汽笛もスゴい迫力でしたよ。

また、お馴染みと言えばこれ↓上越特急線「とき」。

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この「クハ181形式電車」は国鉄初の特急電車「151系」をもとに、
山岳区間の走行に対応するために主電動機を強化した上越特別仕様。

走っている現役時代はよく知りませんが、上越線初の特急列車は
新潟県民にとって大都会東京とをつなぐ夢の特急だったんですもんね。

またこの「とき」は停まっているホームは、これまたお馴染みの「新潟駅」となっていました。

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そこには新潟駅の歴史も記されてあって、まさか埼玉で新潟駅の事を学ぶとは思っていませんでしたよ。

なんだか不思議な気分です。

「ヒストリーゾーン」には御料車や電気機関車、ディーゼル機関車、コンテナ貨車、
冷蔵緩急貨車、客車、B寝台車などなど・・・

魅力的な車両がたくさんありましたが、書き始めたら止まらなさそうなのでこの辺で外に行ってみま~す。

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博物館の南側にある芝生の広場「てっぱくひろば」には子どもよろこびそうな遊具がたぁ~くさん。

「はやぶさ」でお馴染みの「E5系新幹線」のミニ乗車は長蛇の列だったので諦めてもらって、
同じく「E5系滑り台」で遊びましたよ。

ただこの滑り台を滑るには直角のハシゴをのぼり、つり橋を歩くかなければならないので
ビビりの息子・・・良く言えば慎重な息子にはまだ手伝ってあげなければ遊べませんでした。

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その他「京浜東北線のジャングルジム」では運転席に付いているスピーカーみたいなのにおしゃべりし、
「新幹線のスイング木馬」には自分で途中までのぼっておいて、
降りる事ものぼる事も出来ずに『こわい、こわい(助けて~)』と言っていました。

結局、ボクが展示物で夢中になっている時間をとり返すように、息子はここで1時間も遊んでいましたよ。

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また、博物館の反対側の屋外の「パークゾーン」にある「ミニ運転列車」は、
1周300mで約6分間の列車運行を体感できる、めちゃくちゃ楽しそうなアトラクションです。

運転出来る列車はデフォルメされた205系「埼京線」や「武蔵野線」、
209系「京浜東北線」、E231系「高崎線」、251系「スーパービュー踊り子」、253系「成田エクスプレス」、
E257系「あずさ」などの計10両で、カーブなどはちゃんと減速し4つの駅を停車しながら走ります。

しかし、やっぱり人気アトラクションなので有料の200円ですが、
開館と同時に先着順で整理券を配布するため、もうすでに定員に達していました。

まあ、息子にはまだ運転は無理でしょうけどね。
でも、ボクがやりたかったぁ!

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それでも息子は見ているだけで楽しかったみたいで
ボクが「もう次に行くよ~」って言っても、『もう少し見るのぉ!』と動かない・・・

ボクはこの時、『色々見せてやりたいのになぁ、まったく』
(ボクも色々見たい)と思っていましたが、

相方はそのボクと息子のやり取りを見て、
ちゃんと意思表示してコミュニケーションがとれたことに感動していたらしい。

でも、ホントにまだまだ息子にはもっと楽しめそうなところがあるんですよ。
例えばそれは3歳までの子どもがプラレールで遊べる「キッズスペース」。

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レールも車両もたくさんあるので遊び放題で、
やっぱり触り始めたらそこから離れられなくなってしまいましたが、
閉館まであんまり時間も無くなってきたので、
無理やり息子を剥がして次の絶対息子が夢中になるゾーンに移動。

それは幅約25m×奥行き約8mの日本最大級の小さな町をHOゲージが
線路総延長約1400mのレールを走る「模型鉄道ジオラマ」。

終日ずっと展示はされているのですが、1日3回行なわれる15分程度の「解説ショー」では
朝、昼、夜間など鉄道の一日が演出され、山や川、駅舎、発電所、橋梁、トンネル、など
精密な模型で再現された世界の中を走る列車は息子でなくても魅了されますよ。

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ん~、ここもずっと見ていても飽き無いけれど、
さらにこの博物館では、模型だけじゃなくて1/1の実車が走っている姿が見えるんです!

そう、ここ「鉄道博物館」の真横は線路が通っていて、JRの高崎線をはじめ、
様々な貨物車両も見降ろす事が出来るんですよ。

ボクらも2階のレストラン「TD」で実際に走る列車を見ながらお茶をしました。
ちなみに「TD」とは食堂車を表す車両の略号。

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さらにさらに、この線路の反対側は高架線路になっているんです。
要するに「鉄道博物館」は線路に挟まれた施設。

まさに鉄道好きにはたまらない場所ですよねぇ。

しかもその線路は埼玉新都市交通の「ニューシャトル」だけではなく、
上越新幹線や東北新幹線も走っているんです!

3階の「ビューデッキ」や、屋上の「パノラマデッキ」に行くと
それらが真横の目線で間近で見ることができるんですよ。

残念なことにもう真っ暗になってしまいましたが、そこには新幹線がここを通る時刻表も掲載されていて、
「はやぶさ」などお目当ての時間に来ればバッチリ見られるはずですよ。

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そんな訳で、いくら時間があっても足りないほど充実している「鉄道博物館」は、
この他にも、1回500円の予約制、本格的「D51運転シミュレータ」や、無料の各種「運転シミュレータ」。

車両デザインをしてオリジナル列車などをバーチャルで作れる「デザインラボ」。

小学1年生以上は500円で参加出来る本格的な運転士気分が味わえる
体験型プログラム「運転士体験教室」に参加していたのは大人ばかり。

E2系「はやて」の「ミニシャトル」に乗って行ける、昨年オープンした「てっぱく図書室」などなど、
まだまだ書ききれない、回りきれないお楽しみな場所がたくさんあります。

これは、もう少し息子が大きくなったら絶対また来なきゃ!
って、やっぱりボクの方が夢中になっちゃっていますねぇ。

子どもはもちろん、っていうか子ども以上に大人が楽しめる鉄道の宝石箱「鉄道博物館」。

我が家の2013年はここ、「鉄道博物館」から出発しました♪

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ちなみにお土産は、息子の電車の中のヒマつぶしに「てつどうはくぶつかんシールブック」、
そして、お馴染み「MAXトキ」の停車駅が近づいた事を知らせる
車内メロディーが鳴るキーホルダーを買いましたが、それは新幹線の中で鳴らない様に気をつけないとね。

さらにこれは欠かせない、話題の「石炭あられ」(630円)。
食べられる竹炭の黒さだそうですが、この色形はまさに石炭ですよねぇ。

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「鉄道博物館」

埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
電話:048-651-0088
開館時間:10時~18時(入館は17時半まで)
定休日:火曜日(祝日、春休み、夏休みなど営業の場合あり)
入場料:一般/ 1,000円、小中高生/500円、幼児(3歳以上未就学児)/200円
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