蔵王温泉、森のホテル「ヴァルトベルク」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

11/23(金)の勤労感謝の日は、山形にある「山寺」こと「宝珠山立石寺」に登りましたが、
その疲れを癒すためにはお得意の日帰り温泉コース。

と、言いたいところですが。この日はなんと温泉宿を予約していましたぁ♪

行ったのは「山寺」から有料道路の「西蔵王高原ライン」(300円)を経由して
30分ぐらいのところにある「蔵王温泉」です。

「蔵王温泉」は江戸時代後期の「温泉番付」でも登場する古くからある名湯。

ボクも以前、日帰りで来た事があったのですが、お湯がとっても良かった思い出があったので、
今度はゆっくり浸かりに来たいと思っていたんですよ。

楽しみぃ~♪

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今回お世話になったのは、森のホテル「ヴァルトベルク」というしゃれた名前の宿。

ここ「蔵王温泉」は樹氷でも有名な「山形蔵王温泉スキー場」に隣接されていて、
冬はスキー客で賑わうドイツ語の森(ヴァルト)と山(ベルク)から名の付いた
欧風のスキーヤーズロッジなんです。

ロビーにはツリーも飾られていてクリスマスムードでしたが、
部屋は純和風で家族3人ゆったりとくつろげました。

さて、さっそく夕飯までの時間その楽しみなお風呂に浸かりに行きましょう!

って、まずは息子も一緒なんですけどね。

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でも、行ってみたらなんと貸切り状態!
夕食の時間をちょっと遅くしたから、みんなの夕食の時間と重なったのかなぁ?
ゆっくり出来てラッキ~♪

誰もいないので思いっきり頭の先までボチャンと潜っちゃいましたぁ。

って、あれれれ? 目・・・目が痛い!!
それに、う・・・ウゲッ! 苦いし酸っぱいし金属っぽい。

それもそのはず、ここの泉質は「酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉」。
「蔵王温泉」はあの「玉川温泉」と肩を並べるほどの「強酸性泉」として有名なんですよ。

それが自家源泉のここでは源泉温度53.6℃といい温度だし、
レモンの5倍ほどの酸度があってレジオネラ菌も生息できないほどなので
加水も消毒もしない超贅沢の100%源泉掛け流しのまま。

濃厚な超好み、超贅沢な自然の恵みです。

息子はこの酸度に『お目め痛い、お目め痛い』と言うので、度々タオルで拭いてあげました。
でも、肌の弱い方や乳幼児は入れないと思うので気をつけてくださいね。

さあ、濃いお湯を味わって、心が満腹になったその後は夕食タイム。

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優雅なピアノの音が聞こえる『森の実』という名のレストラン。

まず、蔵王と言えばワインも有名。 冷えたオリジナルの白ワインで乾杯。
宿泊特別プランでフルボトル3,360円が2,400円で飲めました。

息子は山形名物のラ・フランスのジュースを飲んだけど、すぐこぼしちゃったぁ・・・

【先附】登舞利、長芋、鶏玉。
別名「畑のキャビア」と呼ばれている「とんぶり」ってお隣秋田の名物ですが、
こういう漢字を書くんですねぇ。
学が無いボクにはこういったメニュー票の漢字が読めなかったりします。

【造里】巻き鮪二種、帆立焼き目造り、貝割菜。
【吸物】舞茸の土瓶蒸し。
10月までは松茸だったそうなのですが、一歩遅かったぁ・・・

【洋皿】虹鱒のアクァパツァ。
【焼物】じゃがいもグラタン。
この2品を特に息子はよろこんで食べていて、相方はほとんど食べられてしまいましたよ。

【鍋】鶏鍋。
【香物】は、3種ありました。が、山形名物の「温海かぶ」だったら良かったなぁ。

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【石焼】山形牛ロース石焼き。
出来ればロースよりも脂身があるモノを食べたかったけど、山形の味!

【煮物】名物いも子煮。
これぞ秋の山形郷土料理!
味は肉じゃがの里芋バージョンみたいな感じで、この汁でゴハンがすすむ。

【御飯・椀】山形産のごはんに、オクラ入り赤出。

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そして最後は【水菓子】、新潟と同じく種の無い柿と、サツマイモのケーキでした。

山形の秋の味覚堪能しました。 ごちそうさまでしたぁ~♪


でも息子は後半、ピアノの自動演奏が気になってしかたなく、
ジッとしていられず他のお客さんがいるのに、ピアノを弾きに行ってしまいました。

当然、『壊れちゃうから触っちゃダメよ』と怒られましたが、
本人は意味もわからずまだ触りたがるので、最後はゆっくりしてはいられませんでしたけどね。

でもあの誰もいないのに鍵盤が動くのは、子どもじゃ無くても透明人間がいるみたいで
気になっちゃいますよねぇ。

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さあ、お風呂も入ったし、ごはんも食べた、後は寝るだけの息子。
いつもはいつまでも寝ないのですが、さすがに山登りは疲れたのかなぁ?
すぐに眠ってくれました Z・Z・Z・・・

って、ボクがほとんど抱っこして登ったんですけどね。

と、なると少し休んで「蔵王温泉」2回戦です!


さすがに貸切りではありませんでしたが、息子もいないのでゆっくりこの濃厚なお湯を堪能できます。

ちなみにここには貸切風呂もあって、通常1,050円のところが、
このプランだと500円で利用できるのですが、今回も数名しか入っていないし、
家族で入るわけじゃないので利用しなくても充分でしょう。

それにこちらは清掃時間の10時~11時半以外は、24時間入りたい放題なのがいいですね。

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ここの大浴場は『木間々湯』kimamayu、露天風呂は『木風』kokazeと名が付いていますが、
貸切風呂、大浴場、露天風呂以外に、この「野天風呂」というのがあるそうなんです。

玄関から脱衣籠を持ちながら森の小路を70mほど進むとそこには
蔵王の自然と一体になれるお風呂が!

もしかしたら、猿や鹿が入りに来るかも・・・なんて思ったりもしましたが、
残念なことに電灯が無いため利用時間が日の出~日没まで、
しかも、夏季~10/10までの季節限定だったそうです。

まあ、雨も降っているし、「露天風呂」ですら周りの景色は真っ暗で見えないので、
景色は次の朝のお楽しみにして、今は白濁のお湯をひたすら楽しみましょう。

きっと夜が明けると、鮮やかな紅葉に囲まれながら浸かれることでしょう。
そんな事を夢見つつこの日は就寝 Z・Z・Z・・・





そして、蔵王連峰の西麓にある「蔵王温泉」に11/24(土)の朝日が昇りました。

しかし、起きて部屋の窓の外を見たらビックリ!!
な、なんと、真っ白なのはお湯だけじゃありませんでしたぁ!
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ゆ、ゆ、雪景色ぃ!?

今年初めて見る雪は蔵王! もう冬はお隣さんまで来ていたんですねぇ。
標高約880mにある温泉ですし、念のため先週、車をスタッドレスタイヤに履き替えて置いて良かったですよ。

まあ、雪景色の中の白濁の露天風呂もなかなか乙なもんでしょう♪

と、思ったら朝風呂はなかなかの賑わい。
まあ、小さな子連ればかりだったので、寒い露天風呂にはいなかったのが幸いでした。


ここでちょいと、雪景色を見ながら「蔵王温泉」のウンチクを・・・
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その昔「蔵王温泉」は「高湯」(たかゆ)と呼ばれていて、
同県の「白布温泉」、福島県の「高湯温泉」と共に「奥羽三高湯」の一つに数えられます。

「蔵王温泉」には温泉街の一番上にあり、日帰りで入れる
「蔵王大露天風呂」が最も有名ですが、ここも冬期は閉鎖。

残念なことに今年は前日の11/23(金)に終わりました。

また、「蔵王温泉」の特徴である「強酸性泉」は皮膚病に高い効能があるとされ、
肌を白くする効能から「姫の湯」とも呼ばれているそうで、ボクのお肌もスベスベツルッツル♪

ただし、貴金属や真珠などすぐ黒くなってしまいますのでハズすのは必。
ちなみにこのお湯ではシャンプーなどは泡が立ちませ~ん。

と、これぞ温泉!というほどの素晴らしいお湯を3度も堪能して満足満足♪

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さて、身体も心もあったまったところで朝ごはんです♪

【朝鍋】「鶏の水炊き」手羽元、つくね、豆腐、水菜。
【小鉢】お浸し辛子醤油。
【蒸物】ウィンナー、餃子蒸し。
【焼肴】銀ひらす西京焼、笹かまぼこ。
【御飯・汁】水雲、オクラ汁。
【小付】焼海苔。
【香物】白菜。

朝からちょっと変わってるけど、さっぱり水炊きに蒸し料理っていいですねぇ。

自動演奏のピアノは朝はとまっていました。
息子が『ピアノ? 蓋しまってるねぇ』と気にしていたら、
レストランの人が『今日はピアノの人お休みみたいだよ』と言ってくれましたよ。

朝食後、このプランの特典の1つとしてチェックアウトが30分遅く出来るというので、
今回初めて温泉に息子と相方が入りに行きました。

朝風呂のために早起きした、運転手のボクはちょいとひと眠り Z・Z・Z・・・

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四季を感じる大自然の中にたたずむ、ドイツのロマンティック街道をイメージした外観。
そして構える事無くゆったりと癒される和室に、贅沢すぎるほどの濃厚な強酸性泉の「蔵王温泉」で、
勤労感謝の日をとってもリフレッシュして過ごす事ができました。
森のホテル「ヴァルトベルク」

山形県山形市蔵王温泉清水坂889-1
電話:023-694-9300
※チェックイン・チェックアウト時間、お料理など、プランによって異なります。

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この後、山形産の美味しいもんを買いにちょっと下におりたところにあるお土産屋へ。
心配していた雪は道路には無くてホッとしました。

そこで蔵王産のチーズケーキを食べながらコーヒーブレイクをしていたら、
息子がいつの間にかお店の人に山形名物の「玉こんにゃく」をいただいてきましたよ。

こんにゃくはそのまま口にほお張ると、喉に詰まっちゃう恐れがあるのですが、
息子の口よりも大きく、猫舌の息子はチビチビかじりながら食べてました。

ボクも少しいただきましたが、味も染み込んでいて熱々でとってもあたたまりましたよ。

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お湯やこんにゃくだけでなく、そんな人の温かさにあたたまった「蔵王温泉」。

お隣の県なのでまた近いうちに来たいと思います。