アルビ、仙台の地でわずかな望みを【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
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今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

11/24(土)はアウェイの「ユアテックスタジアム仙台」で
J1リーグ第33節「ベガルタ仙台vs アルビレックス新潟」が行なわれましたね。

まずは、仙台まで遠征に行かれたアルビサポの皆さま、ホントにお疲れ様でした。

ホント胃が痛い一日だった・・・そして今でもドキドキしています。

ボクも3連休ってこともあり、仙台旅行を兼ねて遠征する計画をたてていたのですが、
肝心なチケットが発売開始直後だったのに完売で断念するし、
皆さまに思いを託すしかありませんでした・・・

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それもそのはず、ユアテックの収容人数が2万人弱ということもあるのですが、
仙台にとって今季最後のホーム戦。

しかも前節終了時には勝ち点「1」差で首位のサンフレッチェ広島を追っていて、
優勝するためにはこの試合は絶対に負けられない試合なんです。

もし仙台が負け広島が勝てば、広島の今季優勝が確定してしまう・・・

と、言ってもアルビにとっても運命を決める大事な一戦!

前節終了時に勝ち点「34」でJ2降格圏内の17位。
J1残留圏15位の神戸の勝ち点が「39」で、アルビとの差は「5」です。

残りに試合で勝ち点「6」を積み重ねることが最低条件。
あとは残留のライバルチームが勝てないことを神頼み。

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要するにここで勝てなければ来年度からアルビレックス新潟がJ2チームになってしまう事が確定。
また、勝っても神戸の勝ち、大宮のドロー以上、鹿島のドロー以上、が全て重なってもダメなんです。

とにかくアルビにとっては勝つしか希望はありません。

「デッド or アライブ」、立つ位置は違えど、まさに両者にとってガチンコ勝負。

これほどまでに熱い戦いを当事者として体感できるなんて、
ある意味サッカーファンとしては幸せな事なのかもしれませんね。

ホントなら優勝争い側として熱くなりたかったところですが・・・。

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試合開始の直後、前半5分にいきなり仙台の富田選手のアルビゴールのポストを叩き、
前半12分にはリャンヨンギ選手の強烈なシュートをGK黒河が弾き出すという
ヒヤリとするシュートがつづきました。

やっぱり仙台に主導権をつかまれたか?と思ってしまいましたが、
このゲームは「負けなければいい」という戦いではない・・・

賢守からカウンターを狙うのがいつものアルビの戦術ですが、
守っているだけでは勝てないということをさすがにわかっていました。

リスクを恐れず、球際には妥協せずに強くいく。
そして、セカンドボールを拾い、危険な芽を摘むと共に、攻撃への開始につなげる。

プレイも荒くミスも多い。
でも相手のボールを奪い、ゴールに積極的に向かっている!

そう、それでいいんだ。
相手のボールを奪うって事は、守備であり攻撃なんだ。

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いつものようなスコアレスドローになんの意味もない試合。
得点をとらなければ、イコールJ2降格なんだ!

そんな積極策が、前半17分に早くも試合を動かしました!

右サイドのミシェウがタメをつくり、追い越していったボランチの三門にスルーパス。
その三門がグラウンダーのクロスを入れると、左サイドを駆け上がったジンスがフリー!

ジンスは冷静にゴールに流し込み・・・・

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ゴーーーーーーーーーーーーーーール!!

よぉ~し! 完璧に崩したぞ!ジンスのプロ初ゴール!
誰もが仙台の優勢を予想しただろうが、ボクらはアルビのこの先制点を信じていたんだ!

でも、これで仙台が黙っているはずがない。
この後前半29分に、赤嶺選手のヘディングがゴールネットを揺らすも、
その前のリャンヨンギ選手の折り返しがゴールラインを割ったり、
つづく後半35分にも再び赤嶺選手のシュートを黒河が股でとめるなど猛攻を受けました。

さすがに守りが得意なアルビだと言っても、
この1点を耐えて守り続けるにしてはまだまだ時間が有りすぎるよ・・・

「だからここはまだ引かずに先制点とった勢いでさらに攻めてくれよ」
とボクが思うまでもなく、アルビはさらに積極的に追加点を奪いにいく姿勢が見えましたね。

前半はアルビが放ったシュートは11本。
アルビにしてのガムシャラ加減は数字の上からも明白です。

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この勢いとリードを保ったままアルビは後半へと向かいました。

「攻撃は最大の防御」ともいう言葉どおりアルビは後半も
ディフェンスラインを下げず、前線から気合のプレス!

奪ったボールは頭にケガをしてまで激しく前線で競り合ってくれているロペスに長いボールで送り、
再三チャンスを生み出していたが、ついに後半31分、相手ディフェンスから抜け出したロペスは、
キーパーの位置を見て右足を振り抜きました!

よしっ!追加点だ! と思ったら、右のポストに「バチン!」と弾かれる。

うわぁ~・・・なんで? ホント、ロペスってゴールに嫌われてしまったFWだなぁ・・・

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その2分後、今度はアランの替りに入ったフリーの藤田をロペスが使うも、
藤田は相手GKの正面に打ってしまう。

また、後半40分には、また同じような決定的シーンでロペスは仙台の角田選手に
ペナルティエリアないで後ろから手で押されて倒されたにもかかわらず
主審はホイッスルを鳴らさず・・・線審は旗を上げていたのに。

またかぁ・・・ これは同時刻に行われていたセレッソの選手が広島の選手にした
一発レッド退場でもいい同じ様なあからさまなファールなのに流された。

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しかも、この判定に熱くなって抗議し続けた柳下監督は、またもや不可解な退席処分という判定。

ビッグスワンで行われた仙台戦では相手GKの抗議に、主審の判定を後に線審の判定に変えたのに、
アルビの抗議は受け入れてもらえないどころかこの仕打ち。

これで大事な最終節は、監督なしで戦わなければならない・・・

こんなんで、いいのか、Jリーグ?
ホントにJ1リーグは「秋春制導入を反対」しているアルビを人為的に降格させようとしていませんか?

もう、審判のジャッジで新潟の運命をいじられている感じがしたこのシーズン。
マジでVTR判定を早く導入して欲しい。

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アディショナルタイムは長すぎる6分。

そりゃそうだよなぁ、同時刻に行われている広島が大量得点で勝ってるっていうんだもん。
17位のアルビが仙台に勝つなんて、アルビ側の人間以外誰も考えてはいなかったよなぁ。

ここで広島の優勝が決まっちゃったら、何かとリーグ最終戦がしらけちゃいますもんね。
さらに、震災の復興に仙台の優勝を望んでいる方も多いことでしょう。

要するに仙台のホームでまだ今シーズン1度しか負けていなかったここで、
よりによってホーム最終戦で優勝の可能性を摘み取る勝利をおさめるアルビって、
やっぱり悪役なんだろうなぁ・・・

結局フエが鳴るまで7分近く経ったし。

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試合の結果は「0-1」。
優勝争いしているチームから勝ち点「3」を奪うという第1の奇跡を現実にしました!

この時点ではまだ、今節での降格が阻止できたかは未定でしたが、
その後15位の神戸が敗れたために、まだアルビはJ1に残れる可能性が生まれ、2つ目の奇跡も起こりました。

とりあえずは、バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

仙台の方々、タイトルへの希望を奪ってしまいスミマセンでした。
この勝ち点「3」は無駄にしないように、試合後におくってくれたエールに応えられるように、
次も絶対に勝って必ずJ1残ります!

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J1リーグはあと1節を残して、まだJ2降格のチームが2チーム決まっていません。

今降格の可能性があるのが、勝ち点「37」で17位のアルビ、勝ち点「38」で16位のガンバ、
勝ち点「39」で15位の神戸、勝ち点「41」で14位のセレッソの4チーム。

でも、アルビはセレッソの勝ち点はどうあがいても越せないので、ライバルはガンバと神戸。

アルビがJ1残留を決定させるには、最終節を勝利で終えるのはもちろん、
この2チームが共に勝たないことが条件なのです。

もう一つ次節も奇跡が起きなければ、アルビの残留はありません。

アルビは今節で広島の優勝を確定させた裏の立役者になれたんじゃないでしょうか?
なので広島の皆さん、次節も気を抜かず神戸をきっちりと倒して、
チャンピオンの威厳と今節の恩返しを示してくださいね。

ホントは元アルビにいた森保監督や千葉選手のいる広島のリーグ初優勝に拍手を送りたいところだけど、
アルビの残留が決まっていないこの状況下で、そして仙台の優勝をこの手で摘み取ってしまったということで、
その複雑な思いをボクは表には出せませんけどね・・・

またガンバと戦う磐田も、ぜひ柳下監督に恩返しをする意味で絶対に負けないでください!
監督は退席処分になったのでインタビューは栗原克志コーチが答えてましたが・・

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そんな次のアルビレックス新潟は12/1(土)、ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行なわれる
J1リーグ最終節、「コンサードーレ札幌」との対戦があります。

札幌もすでに来年はJ2でプレイする事が決まっているチーム。

今季リーグ戦とナビスコ杯でのアウェイの2戦では共に「0-1」で勝利していますが、
札幌もリーグ後半になり歯車が合ってきた感じもあるし、
アルビと同じく不甲斐なかったシーズンの終わりを勝利で締めくくりたいという思いもあるでしょう。

ちなみに、札幌との通算対戦成績は7勝2分8敗で、決して油断ができる相手じゃないんですよ。

アルビこそホームで今季初の連勝をし、終わりよければ全て良しで終えたいですね。

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さあ、ミシェウは累積せ最終節は出られませんが、このメンバーで戦うのもこの試合で最後になりますし。

しばらく行われないことになる、新潟での日本のプロサッカーの
トップリーグでの戦いは絶対に見逃せないはず!

いや、これを逃したら来年の春まで見られないという意味で・・・

2012年J1リーグ最終戦を、皆さんもぜひあたたかい格好をして「ビッグスワン」に集結して、
他会場の試合の状況は気になるけど、出来るだけケータイ等は見ずにピッチの試合に集中して、
ボクらの誇る弱小J1チーム「アルビレックス新潟」の背中を押す応援を一緒にしましょうよ!


♪オレたちがついてるさ新潟 ヤケドさせてくれ このゲーム
 オレたちがついてるさ新潟 伝えたいこの想い アイシテル新潟