先週末、我が家は新潟夏競馬を楽しんだ後、またもや温泉に行ってきました。
最近息子も温泉にハマってしまったらしく『温泉行くぅ?温泉行くぅ?』としつこいぐらい聞いて来るんです。
まあ、これまで色んなハプニングもありましたが、温泉好きになってくれてうれしいですよ。
って言うか、生まれてから行った温泉は10ヶ所以上。
これだけ温泉に行っている2歳児も珍しいかもしれませんね。
これだけ温泉に行っている2歳児も珍しいかもしれませんね。
でも、赤ちゃんはお肌が弱いのでちゃんと泉質は選んでいたんですよ。
炭酸泉、放射能泉とかはめったにありませんが、強酸性泉とか硫黄泉は避けて。
炭酸泉、放射能泉とかはめったにありませんが、強酸性泉とか硫黄泉は避けて。
でも、2歳の誕生日を迎えてついに硫黄泉にデビューします。
硫黄臭漂う温泉街と言えば、新潟競馬場から車で約25分で行けて、
この時期県外からの競馬ファンの宿泊客も多い「月岡温泉」が有名。
この時期県外からの競馬ファンの宿泊客も多い「月岡温泉」が有名。
と言っても、「月岡温泉」には有名な温泉宿はたくさんあるのですが、
日帰り温泉施設があることはあまり知られていませんね。
日帰り温泉施設があることはあまり知られていませんね。

実は豪華旅館街の中にひっそりと影をひそめる、
町民に愛される日帰り温泉施設が「月岡温泉」には2ヶ所あるんですよ。
それは「月岡カリオンパーク」に隣接する新発田市豊浦福祉センター「ほうづきの里」です。
植物は「ほおずき」と書きますが、ここは「ほうづき」。
以前、この地は「豊浦町」と呼ばれていて、
その「豊」と「月岡温泉」の「月」を組み合わせたネーミングだそうですよ。
以前、この地は「豊浦町」と呼ばれていて、
その「豊」と「月岡温泉」の「月」を組み合わせたネーミングだそうですよ。
ここにはボクも何度か来ているのですが、
施設の近くの駐車場に行くには川沿いの細い道を通らなければならないのです。
でも、その駐車場はそんなに広くないので止められない事があり、
またその道を戻らなければならなくなってしまうことも多々あるので、
混雑時には広い「カリオンパーク」の駐車場に止めぶらぶら歩くのがオススメです。
施設の近くの駐車場に行くには川沿いの細い道を通らなければならないのです。
でも、その駐車場はそんなに広くないので止められない事があり、
またその道を戻らなければならなくなってしまうことも多々あるので、
混雑時には広い「カリオンパーク」の駐車場に止めぶらぶら歩くのがオススメです。

施設内に入ると、さすが市営の福祉センターという名だけあって、まるで公民館みたいな感じです。
初めてきた人は、ホントにこんなところに温泉があるんだろうか?
と、不安になるほど殺風景な施設ですが、月岡の温泉街に入ってからほんのり匂っていた硫黄の香りが
さらにこの施設に入ると強まるのが温泉に近づいているなによりの証拠。
と、不安になるほど殺風景な施設ですが、月岡の温泉街に入ってからほんのり匂っていた硫黄の香りが
さらにこの施設に入ると強まるのが温泉に近づいているなによりの証拠。
カギ無しの下駄箱に靴を入れ、フロントというより受付窓口で入館料を払います。
通常、中学生以上の大人は600円で、タオル無しなのにこの値段はちょっと割高な感じがしますが、
16時以降になると440円になるのでそこを狙っていくといいかもしれませんね。
16時以降になると440円になるのでそこを狙っていくといいかもしれませんね。
タオルを持って来ていない人には「ほうづきの里」の名前入りのフェイスタオル(150円)、
バスタオル(350円)も販売していますので、記念にいかがでしょう?
バスタオル(350円)も販売していますので、記念にいかがでしょう?
ちなみに、65歳以上の新発田市民は終日440円、小学生は300円なので息子は無料です。

さて、まずは館内を探検!
これは、1階脱衣所前のちょっとした待ち合わせの場。
奥に有料マッサージ機が置いてありますねぇ。
奥に有料マッサージ機が置いてありますねぇ。
つづいて2階には15時で閉まってしまう売店があり、お酒や食事なども売っているそうです。
またそこには120畳もの無料休憩所の大広間もあり、ご近所の老人たちがよく集っているそうです。
またそこには120畳もの無料休憩所の大広間もあり、ご近所の老人たちがよく集っているそうです。

そして3階には有料の個室と、「展望風呂」があるんです。
ここは「ジャグジー風呂」で「カリオンパーク」や月岡の自然を一望できる
とってもリラックスできるお風呂なのですが、
実はこのお湯は温泉ではなく、沸し湯なんです・・・
とってもリラックスできるお風呂なのですが、
実はこのお湯は温泉ではなく、沸し湯なんです・・・
って、なんでせっかく良質な温泉がある地なのに、温泉を使わなかったんだろう?
腐食の問題があるならジャグジーにしなくても良かったのにぃ。
と、言ってもこの「展望風呂」は16時までだそうなので、ボクらは1階の温泉に入るしかないんですけどね。
ところで1階と3階の両方に入りたい人は、一回着替えて行かないといけないんですねぇ。
福祉センターなのにちょっとご老人には優しくないですね。
福祉センターなのにちょっとご老人には優しくないですね。

息子に「よし、温泉入るよ!」と言うと、息子は相方に『ばいば~い』と言い、
自ら青いのれんをくぐるようになりました。
もうすっかり息子は『温泉はパパと男湯に入るもの』と思ってしまっているようですが、
あとで恨まれても知りませ~ん。
あとで恨まれても知りませ~ん。
脱衣所はそんなに広くはなく、ロッカーもカギ付きではありません。
カギ付きロッカーは受付窓口の正面にあったので、予め貴重品はそこに入れておきましょう。

また洗面所は2つに、ドライヤーが1つ。
もう閉館間近なのでほとんど貸し切り状態でしたが、これは混んでいる時間帯は順番待ちになりますねぇ。
息子の大好きな体重計はあるので、そこに集中させておけば着替えはもうお手の物です。
さて、いよいよお風呂に入りましょう。
扉を開けるとそこにある浴槽は大浴槽と岩風呂の2つだけ・・・ちょっと寂しい。

バラエティーにとんだ日帰り温泉施設の多い中、
ここまで書いた内容ではハッキリ言ってこの施設では物足りなくて魅力ないですよねぇ・・・?
しか~し! ここの施設の魅力はとにかく「お湯」なんです!!
ここ「月岡温泉」の泉質は「硫黄ナトリウム塩化物硫酸塩泉」。
硫黄成分濃度が高い事で有名いで、「万座温泉」に次ぐ日本で2番目。
硫黄成分濃度が高い事で有名いで、「万座温泉」に次ぐ日本で2番目。
それは美肌に対する効能があるとされていて、
「磐梯熱海温泉」「いわき湯本温泉」と並び「磐越三美人湯」に数えられているんですよ。
「磐梯熱海温泉」「いわき湯本温泉」と並び「磐越三美人湯」に数えられているんですよ。
色はバスクリンを入れたかの様なエメラルドグリーンで黒い湯の花も漂っています。
味は若干の塩味と苦みがあり、臭いは温泉好きにはたまらない強烈な硫化水素臭を発しているため、
換気のために常時窓を開けているほど。
『窓を閉めないように』というような注意書きもあったけど、冬は寒いかもしれませんね。
換気のために常時窓を開けているほど。
『窓を閉めないように』というような注意書きもあったけど、冬は寒いかもしれませんね。
大浴槽は循環式で、岩風呂は源泉かけ流しでやや熱め。
「お湯」好きの温泉ファンにはたまらない良泉なんです!
ただちょっと注意しなければならないのが、ボディソープやシャンプーが完備された洗い場は
その良質なお湯のために蛇口がすっかり真っ黒に変色していることから、
指輪やピアスなどの金属製のアクセサリーははずして入浴することをオススメします。
その良質なお湯のために蛇口がすっかり真っ黒に変色していることから、
指輪やピアスなどの金属製のアクセサリーははずして入浴することをオススメします。

また、お肌もすべすべツルツルになる効果があるからか?
なんと、息子が浴室でツルリン!と滑って後頭部打ってしまったのです!
浴室内で移動する時は危ないのでいつも手をつないでいるのですが、
ボクが桶をとりに行っている一瞬の隙でした。
ボクが桶をとりに行っている一瞬の隙でした。
男湯には息子の鳴き声が響き渡り、女湯との壁の上があいているので、
相方もその泣き声は聞こえたそうです。
相方もその泣き声は聞こえたそうです。
ふ~、一瞬あせりましたが、打った頭は幸いな事に大したこともなく、
どちらかと言うと転んだ事にビックリしたみたいで、息子は転んだ場所を指さしながら
『ずるっとした ずるっとした』と言ってすぐ温泉を楽しみはじめましたよ。
どちらかと言うと転んだ事にビックリしたみたいで、息子は転んだ場所を指さしながら
『ずるっとした ずるっとした』と言ってすぐ温泉を楽しみはじめましたよ。
そんなに床はツルツルしていなかったのですが、
子どもにとってはこの泉質がゆえに滑りやすかったのかもしれませんね。
子どもにとってはこの泉質がゆえに滑りやすかったのかもしれませんね。
要注意です。
それにしても、息子の温泉は毎回毎回ハプニングだらけでネタを作ってつくってくれますねぇ。

・・・月岡温泉「ほうづきの里」は露天風呂も無く内風呂だけですが
窓が開いているせいか外の空気が入ってきて開放感はありました。
薄暗くなってきた窓の外には林泉式庭園が見えて、♪カナカナカナカナとヒグラシの鳴き声も聞こえてきます。
硫黄臭漂う温泉で、昼間の汗を流し、肌はしっとりとしてツルツルになる真夏の温泉もいいもんですね♪
※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
・・・お好み度★★★☆☆
観光客向けではなく、施設としてはかなり物足りなさを感じるのですが、
それをカバーするほどのお湯は県内最上級!
それをカバーするほどのお湯は県内最上級!
温泉街でも日帰り客を受け付けている旅館もありますが、加水しているところもあり、
時間が限られたところも多いので、日帰りなら「月岡温泉」のお湯が気軽に堪能できるこちらがオススメ。
時間が限られたところも多いので、日帰りなら「月岡温泉」のお湯が気軽に堪能できるこちらがオススメ。
設備を改善すればぜったい大人気になる施設なのですが、
きっと周りに多くの温泉宿があるので手は加えないんでしょうね。
きっと周りに多くの温泉宿があるので手は加えないんでしょうね。
月岡温泉「ほうづきの里」 新潟県新発田市月岡727-1 電話:0254-32-1110 料金:大人/600円、小学生/300円、市内の65歳以上の方/440円 ※16時以降の大人料金/440円 営業:9時半~19時 定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、年末年始 ※毎週金曜日に、新発田駅前(東公園前)~「ほうづきの里」間に送迎バスを運行。

これは「恋人の聖地」である「月岡温泉街」のシンボル的な
「月岡カリオンパーク」にあるライトアップされた「カリオンタワー」です。
で、「ほうづきの里」でさっぱりしっとりした後にはもう一つの温泉施設をハシゴしちゃいましたぁ♪
行ったのは「月岡温泉街」の中心にある「月姫広場」の「湯足美」(ゆたび)です。
って、ここは以前もご紹介した事がありますが、無料の足湯なんですよ。

木造の立派な建物がライトアップされていてなんとも趣がありますねぇ。
隣には観光案内情報が手に入れられる情報館の「ふらっと」や更衣室、トイレもあり、
足湯用のタオルも販売されている便利な施設です。
足湯用のタオルも販売されている便利な施設です。
あとこの足湯には「カップルシート」というものがあって、
「ラッキーハート」呼ばれるマークが2つ書いてある席があり、
2人でこの場所に座ってお湯に浸かり、心身ともにホッカホカになろうってことみたいです。
「ラッキーハート」呼ばれるマークが2つ書いてある席があり、
2人でこの場所に座ってお湯に浸かり、心身ともにホッカホカになろうってことみたいです。
日本庭園の中にある演舞場「月美台」(つきみだい)を囲むように足湯があり、
そこにはペットボトルで作られたイルミネーションが様々な色に
ゆっくりと変化していって幻想的な空間が広がっていました。
そこにはペットボトルで作られたイルミネーションが様々な色に
ゆっくりと変化していって幻想的な空間が広がっていました。
毎週日曜日の13時半から「月美台」では「月岡芸妓」による手踊りが見られるそうですよ。

もちろん、ここのお湯も硫黄臭漂う「月岡温泉」のお湯。
若干熱めですが、お湯良し、清潔感良し、開放感もまあまあ、エンターテイメント性もあり、
駐車場も近くにあるし、しかも無料。
駐車場も近くにあるし、しかも無料。
足湯としては「★★★★★」星5つ級の素晴らしい施設だと思います。
泊りでも、日帰りでも、単に通りがかりであっても、「月岡温泉」に立ち寄ったらぜひ利用したい足湯です。
