みそかつ「くれよん」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

新潟市街から南西に国道8号線を旧白根方面に走ると右手側に、以前からとっても気になるお店があって
いつか行ってみたいと思っていました。

先日、そっち方面に会社の先輩たちとお昼ごろに行く事になって、
そこでランチすることを提案しました。

それは看板に大きく「みそかつ」とかかれた「くれよん」いうお店です。

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新潟の人は「くれよん」と言うと、新潟交通の旅行代理店の「くれよん」を思い出す方も多いと思いますが、
あの名古屋名物である「みそかつ」が新潟で食べられるなんて貴重なお店ですね。

以前ボクは愛知旅行に行った時に通称「名古屋めし」の味の魅力にやられてしまったんですよ。

その時、矢場とんの「みそかつ丼」を食べたのですが、
当然新潟にはそのチェーン店がある訳はなく、それ以来「みそかつ」は遠い存在だったんですよねぇ。

だいいち新潟のかつ丼と言えば「タレかつ丼」という立派なご当地グルメがあるんですもん。

そんな思いから約4年・・・やっと「みそかつ」に再会できる日がやってきましたよ♪

なんて、そんなに想っているならさっさと食べに行けば良かったのにね。

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ロッジ風の外観から想像する通り、内装も高原のペンションを思わせる素朴であたたかな感じ。

そんなに広くはなく昭和の喫茶店風な感じでもありますが、
外光がたくさん取り入れられて明るく親しみやすいです。


手書きのランチメニューも、チェーン店では感じる事のできない味わいですね。

新潟では珍しい「みそかつ」を提供しているってことで、けっこう雑誌やテレビの取材も来ているらしく、
メニューには『テレビ放映・・・感謝・・・プライスダウン・・・継続』と書かれていました。

本来の価格から「100円OFF」のお得感を出していますが、
ネットで調べてみたらけっこう前からこの値段で提供しているみたいですね。

ボクらが注文したのはこのお店の看板メニュー『名古屋みそかつランチ』(740円)。

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先輩はそれより高い『鉄板・名古屋みそかつ』(840円)を注文しようとして
お店の人に「みそかつランチ」との違いを聞いていましたが、

『こちらは鉄板に乗っていて、ライスが付いていません』って言われたのでやめてましたよ。
だってそれにさらにライスを付けてランチセットにすると「+400円」なんですもん。

それだけの違いなら「みそかつランチ」の方が断然お得ですよねぇ。


そして、出てきた「かつ」は手のヒラ以上のけっこうな大きさで、厚さも1㎝ほどはあります。

「みそ」は「矢場とん」の様にどっぷり浸っている訳でなく、上に控え目にかかっていました。
そしてその上に刻みネギ。

それからライス、漬物、千切りキャベツにポテトサラダ、
さらになんたってお味噌汁が本場と同じく「赤だし」っていうのがうれしかったですよ♪

この「赤だし」しょっぱさがなんともこの「みそかつ」とピッタリだったんです。

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さっそく「みそかつ」食べてみると、自分が思い描いていたよりもかなり上品な感じ。

たぶん本場のよりも甘辛さやコッテリ感が抑えられて、かなり食べやすいですねぇ。

一緒に行った先輩は、『ちょっとパンチが足りないなぁ~、名古屋の味はこうじゃないよ』
なんて不満をもらしていましたが、実はここのオーナーは名古屋出身なんだそうですよ。

きっと「タレかつ」に慣れた新潟県民の舌に合わせて、飽きられない味ということで
まろやかにしたんだとボクは勝手に思いました。

だいたい名古屋の味にあんまり馴染みの無いボクらにとって、
本場の味噌味はだいたい濃すぎることが多く、最後には飽きてきちゃいますもんね。

そんなオリジナルの特性ソースは「470円」で販売もされていましたよ。

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それから特筆すべきは、この豚肉の柔らかさ♪

噛むとジュワッと肉汁が溢れてくるロース肉は、
逆に「かつ」として揚げてしまうのがもったいないと思わせてくれるほどジューシー♪

これには辛口の先輩も認めざるをえなかったようです。

きっと素材の味を活かすのにもこのぐらいのみその味がいいのでしょうね。

ただ刻んだネギはきっと味や食感のアクセントにのせているのかもしれませんが、
ボクは特にいらないかなぁ、と思っちゃいました。

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ここ「くれよん」にはこれ以外にも「鉄板にのったスパゲティー」など名古屋風の料理が目につきましたよ。

さらに、リブロースやフィレなどのステーキも、お肉好きの人にはかなり評判いいようなので、
また機会があったら食べに行ってみたと思います。

まあネックは誰でも気軽に行ける場所ではないってことなんですよねぇ。

実はここ南区は電車が新潟市内で唯一通ってないので、公共の乗りものではバスなどで行くしかないんですよ。

でも、名古屋の味と、新潟県民の舌を知る店主が作るこの「みそかつ」は一食の価値ありです!

それに、「矢場とん」と比べて価格もリーズナブルですしね。

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先輩のように本場の「みそかつ」の味を知る人には何か物足りなさを感じるかもしれませんが、
「みそかつ」初心者や、普段「名古屋めし」を食べる機会がないボクらでも最後まで飽きずに、

さらに素材の持ち味を邪魔しない「くれよん」の「みそかつ」は
完全に「新潟のみそかつ」になれていると感じました。

みそかつ・ステーキ「くれよん」

新潟県新潟市南区根岸1535-3
電話:025-362-1239
営業:11時~15時/17時~21時半
定休日:木曜日