雪国の長いモノトーンの季節が忘れてしまうほど、新潟の街も色づき始めたこの季節。
それ以外にも季節季節の花たちがボクらの心を明るくして迎え入れてくれるのです。

新発田の「あやめまつり」に行く前日に、「まずは近所の様子を見に」と訪れたのですが、
さっそく鮮やかに並んだパンジーたちが出迎えてくれましたよ♪
さっそく鮮やかに並んだパンジーたちが出迎えてくれましたよ♪
でも今回ここに来た一番の目的は、この梅雨の季節を鮮やかに彩ってくれる2つの「バラ園」。
ここの「バラ園」には以前も来た ことがあるのですが、息子が生れてからは初めて。
よく平日はこの公園に遊びに来るみたいですが、せっかくなのでこんないい場所がある事も教えてあげよう・・・

と思っていたのですが、ここによく来る息子はこの「寺尾中央公園」のドコに何があるのかをしっかり覚えていて、
水遊びが大好きな息子はまっさきに水道に向かいます。
水遊びが大好きな息子はまっさきに水道に向かいます。
「バラ園」は割と奥の方。
それまで、遊具やら池やら息子の足を止めさせる魅力的なものばかりが現れるんですよ。
しかし、この公園を熟知しているのはボクらも同じ。
息子の足を止めさせずに、奥の「バラ園」までスムーズに行く作戦はもう考えていますよ!
それがこれ!↓

名付けて『ドリブリ作戦~!!』
ボクらの影響でサッカーが大好きになってしまった息子は、
家でも外でもよく小さなボールを蹴って遊んでいます。
家でも外でもよく小さなボールを蹴って遊んでいます。
それが「親バカ」かもしれませんが、1歳児にしては足裏とかも使ってなかなか上手に蹴るんですよぉ。
方向も力加減も絶妙で、「あっちに蹴って」て言うと、ちゃんといい感じに蹴ってくれます。
普通に歩くよりももしかしたらいいバランス感覚・・・「バラ園」を目指すだけに。
ここは公園だから車も来ないし、それに万が一あらぬ方向にボールが飛んでいってしまっても、
ここの道の左右には石が積んであって壁の役割をしてくれるので抑えてくれます。
ここの道の左右には石が積んであって壁の役割をしてくれるので抑えてくれます。
我ながらかなりいい作戦でした。
まあ、次の日の「あやめ園」では、その壁が無かったのでボールが池や小川に落ちてしまう危険性もあり、
この作戦を使えなかったのですが、その時の息子の行動はご存じの通りです・・・
この作戦を使えなかったのですが、その時の息子の行動はご存じの通りです・・・

想像以上に効果があり、あっと言う間に「バラ園」に到着~♪
さて、さっそく鮮やかで妖艶な色彩を息子と一緒に楽しみましょう!
と思って、息子からボールを取り上げると、息子は『ぼ~る!ぼ~る!』と怒るのです。
えぇ~っ! やっぱり花は見てくれないのねぇ?!
どうしよう? 『ボク、将来サッカー選手になりたい♪』なんて言い始めちゃったら・・・
サッカー選手で一生暮らしていける人なんてほんの一握り。
ボクの仕事だって毎日遅くまで働かなきゃいけないし・・・
ボクの仕事だって毎日遅くまで働かなきゃいけないし・・・
我が家としては「目指せ公務員」って感じなんですけど。

肝心のバラと言えば、ちょっとシーズンも終わりにきているかなぁという感じでした。
6月の誕生花でもあるのでちょっと遅かったかぁ・・・
それでもここには120種540株ものバラがあるそうなので、
遅咲きの花はその期待に応えてくれる姿を見せてくれましたよ。
遅咲きの花はその期待に応えてくれる姿を見せてくれましたよ。
そしてそれだけの種類があるので、形も色も様々でまさにバラエティーにとんでます・・・バラだけに。

さて、バラと言ってまず想像するのがこんな形のヤツですね↑
英語の「ROSA」はもともとピンク色を表す言葉なので、こんなのが基本形なのかもしれません。
確かに美しいですが、『綺麗な薔薇には棘がある』と言うだけあって
後ろの刺がなんとも言えない恐怖感がありますね。
後ろの刺がなんとも言えない恐怖感がありますね。
息子も美しくて若いお姉さんには愛想を振りまくのに、オバちゃんには無表情だったりと、
かなり女性を外見で判断しているところもありますが、「刺」には気をつけてもらいたいものです。
かなり女性を外見で判断しているところもありますが、「刺」には気をつけてもらいたいものです。
何度ボクも泣いてきたことか・・・もちろんその時に聞くBGMはバラードですが・・・

例えこんなに清楚な感じがあっても、しっかりと刺はありますからねぇ。
中にはこれもバラなのかぁ? とパッと見ではわからないものも多かったです。
バラと言えば中世のヨーロッパ貴族の様な
ゴージャスにドレスを着飾った姿を思い浮かばせるものが定番ですが、
まるで形が牡丹のようなものや、カーネーションのように縮れたものまでありました。
ゴージャスにドレスを着飾った姿を思い浮かばせるものが定番ですが、
まるで形が牡丹のようなものや、カーネーションのように縮れたものまでありました。
また八重咲きのイメージが強かったりしますが、こんなかわいらしい種類もあるんですね↓

ボールを蹴る事に夢中の息子にもバラの美しさを見てもらいたくて、
無理やりバラの横に立たせて写真を撮りました。
無理やりバラの横に立たせて写真を撮りました。
が、息子は『おはなぁ~』と言って、バラの花をつかみ取ろうとしましたよ。
以前、タンポポやレンゲの花を摘んでいって相方にあげたら、
スゴいよろこんでもらえた事を覚えていたんですね。
スゴいよろこんでもらえた事を覚えていたんですね。
でも、さすがに木になっているバラは取れないし、そのまま掴み取ったらバラの花が、バラバラに・・・
ま、まあ、バラの花を愛でいる1歳児の男の子がいたらちょっと不気味ですもんね。
これが「花」であるってことはわかっているみたいなので、良しとするか!
これが「花」であるってことはわかっているみたいなので、良しとするか!

で、結局息子は『ボールは友だち♪』と言っているかの様に「バラ園」の中をひたすらドリブル。
バラの木のディフェンスをかいくぐってどんどん先に行ってしまいますよ。
こんな息子を止められるのはドイツのサッカー選手「バラック」でも無理でしょう・・・
って、あれれ、よく考えたら『将来「刺」には気をつけてもらいたい』と言ったもの、
気をつけなきゃいけないのは今なんじゃないのかい!?
気をつけなきゃいけないのは今なんじゃないのかい!?
こんなイバラのある中をドリブルするなんて、かなり無謀なんじゃないの?
転んだり、突っ込んだりしたら大人だってキズだらけになっちゃいますよぉ。
転んだり、突っ込んだりしたら大人だってキズだらけになっちゃいますよぉ。
でも、奇跡的に無事に無傷で公園をドリブルで往復できました。

ん~、もし息子が有名なサッカー選手になれたとしたら
『1歳の時、イバラの中でドリブルしていましたよぉ』と伝説として話せるなぁ♪
『1歳の時、イバラの中でドリブルしていましたよぉ』と伝説として話せるなぁ♪
・・・なんてちょっとは思いましたが、そんなスターにならなくても、
この種類がたくさんあるバラのように、キミにとっての薔薇色の人生はたくさんあるんだよ。
この種類がたくさんあるバラのように、キミにとっての薔薇色の人生はたくさんあるんだよ。