深層湯温泉「紫雲の郷」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

独身の頃にはどこか出かけた帰りには必ず日帰り温泉に立ち寄ったものでしたが、
息子が生れてからしばらくはのんびりも出来ないのでなかなか足が向きませんでした。

でも最近、やっと息子も周りの状況が理解できるようになってきたので、
再び休みの日に日帰り温泉施設に立ち寄ることが楽しくなってきましたよぉ♪

で、先週末にもボクのオススメの日帰り温泉の1つに久しぶりに行ってきました。

それは、新潟県の新発田市にある「紫雲の郷」です。

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「紫雲の郷」は新潟県立「紫雲寺記念公園」の中にある施設で、
昭和天皇の在位60年を記念する事業の一環としてつくられた健康運動公園なんです。

この公園はそれぞれ特色のある5つのゾーンで形成されていて、

『海岸森林浴と憩いゾーン』は「オートキャンプ場」と「散策道」が、
『海水浴・親水ゾーン』にはオートキャンプ場に面している「藤塚浜海水浴場」があり、
『自然観察・研究ゾーン』では「野鳥観察」や「森林浴」「散歩」などを楽しめ、
『文化交流と憩いのゾーン』には「バーベキュー施設」「アスレチック」「遊具」などが設置してあります。

そして、『健康運動ゾーン』には有料で使用できる「温水プール」「テニスコート」「体育館」「会議室」
「多目的運動広場」のスポーツ施設の他に、入浴施設としてあるのが「紫雲の郷」なんですよ。

「紫雲の郷」は宿泊も出来るので、学生のクラブ合宿などで使用されたり、夏場は海水浴客で賑わったり、
また、キャンプで温泉だけに浸かりに来る人も多くいます。

屋外施設は冬季になると使用できないことも多いですが、
県外から訪れる人にとっても人気のスポットなんですよ。

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中に入ると趣はあまりないですが、県の施設らしい天井の高い開放感のあるホール。

靴を脱いで下駄箱のカギをフロントに預けて、ロッカーキーとタオルを受け取るよくあるシステムです。

日帰り入浴料の大人料金は通常、タオル付きで700円なのですが、
17時を過ぎていたので500円になってラッキー♪

そして、3歳未満の息子は無料。


会社の後輩には、このフロントの女性がカワイイと、ここに通いまくったヤツがいるんですよ。
その娘は今でもいるのかなぁ?

なんて思っていたら、急にボクに声をかけてきた人がいてビックリ!

さすがにその後輩がいた訳ではないのですが、ゴルフ帰りの知り合いに会ってしまいました。

そうですねぇ、この辺はゴルフ場にも近いので、そんなお客さんも多いですね。

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まずは、いつも通り入浴する前には入浴後の相方と待ち合わせ場所を決めるために、館内を詮索。

1階フロント脇には売店があり、ちょっとした地元産の新鮮な果物や野菜などが販売されています。

無料休憩場所は、1階に多数のイスやマッサージチェアがある所や、
エレベーターでも行ける2階には70畳の大広間がありましたよ。

湯がりにはここでゆっくりできそうですね。

その他有料の貸し切りの部屋も他6部屋あるそうです。


また、レストランは3つもあるらしく。

1階には入浴客でなく、食事のみのお客も無料で入店できる「チューリップハウス」があり、
キャンプで食事をつくるのは面倒、って言う人にもうれしい施設ですよねぇ。

その他、休憩ついでに気軽に食事もでき、網焼きも出来る「彩」、
そして2階には掘りごたつ席もある「紫陽花」と、用途に合わせて多彩なのがいいですね。

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さて、さっそくお風呂に向かいましょう!

息子はもうすっかり、温泉施設にきたらボクと一緒に入るものだと思って、
入り口の前に来ると相方に『バイバ~イ』と手を振ってますよ。

実は女湯に入れる年齢だったって事をあとで知ったら息子に恨まれるかなぁ?

でも、ボクと温泉に入るのは楽しいみたいで、自ら走って脱衣所に向かいますよ・・・

って、えぇえええ~~~~~~~~~~~~!?

あれれ? マジで!?

その時、ボクの笑顔が一気に引きつる光景が目に飛び込んできました。

ナゼか、こういう施設には『お断り!』と入り口に貼り紙がしてあるはずなのに、いらっしゃるんですよ。

服を脱いでも、背中や肩に和の芸術的な絵の描かれたお方が!?

しかも2名様!

狭い脱衣所を走りまわる無邪気な息子を、慌てて抱きかかえましたよ!!

しかもこれから入るところみたいなんだもんなぁ。


この親の心境をわかってなのか? 息子は設置してあったベビーベットの所にイスを持って行き、
自らのぼってベビベットの中に入っていきました。

な? なんだ? そんなことも出来るようになったのか!? スゴいなぁ。


まあ、ボクが昔プールの監視員のバイトをやっていた時にも、そういうお方にはたくさん出会いましたが、
こちらから何か起こさなければ大半の方が一般の市民には特に害を与えないって思えました。

でも、ウチには元気な息子もいるし、意識せずにはいられないよなぁ・・・

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で、できるだけ何かが起こらない様に息子に細心の注意をして入浴・・・

ここ「紫雲の郷」の自慢はなんたってお湯。

正確な源泉名は「紫雲寺温泉」というのですが、地下1,330mから湧き出す
「深層湯温泉」と称した温泉の泉質は「含硫黄-ナトリウム塩化物強塩温泉」。

独特のアンモニア臭、ヨード臭、臭素臭がし、色は淡い黄褐色でかなり塩辛いのが特徴。

まるで海水を温めているかの様です。

息子も、自分の手でお湯をすくって顔を洗っていましたが、
ちょっと目に染みるみたいで目をパチクリさせていました。

この泉質はこの辺一帯の他の温泉もそうで、濃い強食塩泉ファンにはたまらない地区でしょうね。

ちなみに、天然ガスとともに湧出しているとのことで、お湯の管理目的から加温や加水もしています。
また衛生管理の面で循環濾過、及び塩素も使用しているそうですが、
もともと臭いもお湯もキツいので、ちょうど気持ちいいお湯加減になっていますよ。

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そんなお湯が楽しめる浴槽は、内風呂には大浴槽、ジェットバス、サウナ、水風呂があります。

大浴槽にはボタンを押すとお湯が出てくる打たせ湯があるので、
息子に「ポチッ」とボタンを押させたら・・・

ドバァ~~~~~~~ッ!!

え!? えぇ~!

お湯がスゴイ勢いで出てきて、カーテンを越えるほどの水しぶきが飛び散り、
いちおうカーテンで仕切られているものの、大浴槽に入っている他のお客さんにかかってしまいました!

ヤッ!? ヤバいっ!! 

その瞬間、すぐにあの絵の描いたお方の姿を探しましたが・・・ふ~、いなくて良かったぁ~

じゃなくて、スミマセンでした・・・トホホ。

そして、ボクがビビっていたのとは違う理由で息子もこの激しい水流に驚き、
大浴槽のお湯の中をボクを置いて必死に歩いて逃げていきました。

リンスインシャンプー、ボディーソープ、子ども用のイスが設置してある洗い場は
隣との間にしっかりした仕切りがあるので安心です♪

その中でも1ヶ所だけほぼ四方が囲まれている場所があったので、そこを確保しました!

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そして、さらに「紫雲の郷」のご自慢は「露天風呂」。

「露天風呂」と言っても、平地の柵囲いのため、まったく眺望は良くないのですが、
浴槽がなんと1つの巨大な石をくりぬいて作った特注のものなんだそうです。

ただ、やっぱり一つの石をくりぬいたものですからそんなに広くなく、4人ほど入ったらもう満員ですよ。

この石風呂は「藤塚の湯」に2つ、「紫雲の湯」には1つしかありませんが、
週替わりで男女で入れ替わるそうで、この日は男子風呂に2つあったのでラッキーでした。

定員8名のところ、ボクと息子、そしてオジさん3人の計5人で、
まあそれなりに空を見上げながらゆったりと入れましたよ。

ふ~~~極楽、極楽~♪

なんて言葉を息子に教えたりしていたその時!? 一瞬、その場が凍りついたのです!

内湯からのドアが開くと、そこにはあの芸術を背中に持つお方が、
ボクらが入っている露天風呂の方を見ていました・・・

!? こ、こ、この、狭い中に入ってくるのでしょうか? 

た、たっちゃん、ホントの極楽に行く前に、もうそろそろ内湯に戻ろうかねぇ・・・

なんて、今出て行ったら不自然すぎるよねぇ?

どうする? どうする? そんな雰囲気が他のオジさん達からも感じられましたよ・・・

すると、そのお方は露天風呂を見渡し、また内風呂に戻っていきました。

ホッ・・・

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って、特に何があったっていう訳でもないですね。

そうやって、人を見かけだけで判断しちゃ失礼ってもんですよねぇ。

ボクが息子がいるゆえに意識しすぎなのかもしれませんね・・・
温泉に入りに来られただけなのに申し訳ありませんでした。

いやぁ~、いい汗もかきましたが、冷や汗もかいてしまいました。




・・・お好み度★★★★☆

日本海と森に囲まれたレクリエーション施設の中にある「紫雲の郷」。

自然と触れ合い、スポーツを楽しみ、キャンプも行なえ、しかもとっても濃厚な温泉で安らげて、
アウトドアが好きなファミリーには超オススメスポットですよ。

まあでも、全体的に脱衣場や浴槽は小さめで、それに加え多くは語れませんが、
もっとゆったり入れると良かったなぁ~

深層湯温泉「紫雲の郷」

新潟県新発田市藤塚966
電話:0254-41-1126
料金:大人/700円(タオル付) 3歳~小学生/400円(タオル付) 3歳未満は無料
※17時以降、大人/500円
営業:10時~21時(受付は20時半まで)
休館日:第3木曜日(8月は無休)