桜の花が灯る雪国 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

4/16(月)、昨年よりも2日遅く、平年より1週間も遅れでボクの住む街
新潟市にもやっと桜の開花宣言がありました。

4/21(土)と22(日)の週末にほんのちょっとですが、近所の桜を見に出かけました。


まずは毎年訪れる信濃川沿いの「やすらぎ堤」右岸側にやってきましたよ。

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向こうに見えるのは新潟の象徴、国の重要文化財に指定されている「萬代橋」。

ここは約1000本の桜が咲き揃う名所となっていますが、
桜の季節じゃなくてもあたたかい日は、多くの人が日向ぼっこをしている新潟市民の憩いの場なんです。

この日もいいお天気でたくさんの人でにぎわっていました。

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生れて初めて見た昨年の桜には無反応だった息子も、
今年は『わぁ~~~♪』と声に出してよろこんでいます。

普段の風景は知らないはずなのに、こんな子どもでも桜を愛でる気持ちがあるんですね。

桜は日本の国花という訳ではないですが、これって日本人の生れ持ったDNAなのかなぁ?


桜と、ちょっと早い「鯉のぼり」とのコラボレーション。

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信濃川沿いには新潟のテレビ全4局の民放の本社が並んでいるのですが、
ここにはフジテレビ系列の「NST」という放送局があります。

この鯉のぼりは、そのNSTがご家庭で不要になった鯉のぼりを寄付してもらい、
再び大空で泳いでもらおうという企画で
毎年GWに行なっている「やすらぎ堤 川まつり」というイベントの一部なんだそうです。

気持ち良さそうに泳いでますねぇ♪


また今年の「やすらぎ堤」には奇妙でかわいらしい、竹でつくられた家が出現しました。

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これは2009年から3年ぶりに新潟市で7/14~12/24に行なわれる
第2回「水と土の芸術祭」の作品「浴火鳳凰」(Phoenix From The Flames)。

台湾の王文志氏にによる直径約13m、高さ約10mの巨大なドーム型の、
通称「バンブーハウス」と呼ばれる作品です。

入り口には集めたカラフルな古着が巻きつけてあります。

中に入って見ると大きな籠に入ったようで、そこから透けて見える風景、
そして入ってくる川風がとっても涼しげ♪

天井を見上げるとこんな感じ↓

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この穴は星とか月を眺められるように開けたんだそうですよ。

ロマンチックですねぇ。

「バンブーハウス」は、2009年には同作者制作の「在水一方」(Water Front)という名で左岸側にあって、
その年の10/8の台風18号の強風で倒壊したり、また再建したりと
第1回「水と土の芸術祭」でもっとも話題になった作品でした。

今回は第2回「水と土の芸術祭」の象徴的な作品、第一号作品として
東日本大震災からの復興の願い、炎から再生するフェニクスをイメージして、
震災からの1年経った3/11から制作を開始したんだそうです。

4/8に完成式典があって、4/21(土)から10時~18時で一般公開になったばっかり。

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部屋の中心には掘りごたつの様になっていて座れるみたいですが、
その中には照明器具があって、夜にはライトアップされるみたいですよ。



今年の新潟は例年以上に長い間雪が降り、暗く寒くとってもキビしい冬でした。

それだけに太陽が顔を出し始めるこの季節がとっても待ち遠しくて、
雪国に住み始めてからなおさら「桜の開花宣言」はそのキビしかった冬の終わりを
告げるものの様な気がしています。

そんな待ちに待った風景。

これから始まるあたたかい季節にワクワクしますね♪

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次の日4/22(日)は風も強く今にも雨が降りそうでお天気はいまいちでした・・・

でも満開の桜は待ってはくれません。

ってことで、市内の桜の名所で有名な鳥屋野潟周辺も巡ってみました。

ここ「鳥屋野潟」には白鳥なども飛来してくるのですが、
その姿を見なくなるとまた別の賑わいがやってくるんです。

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ここには樹齢のある太い桜が2000本も並んでいて、それが一斉に桜色に灯る風景は圧巻で
普段それほど交通量の多い道ではないのですが、この時季はゆっくりと桜を眺めながら走る車で混雑します。

というのも、この桜の周辺はゆっくりとお花見をするスペースも歩道もほとんどないのでそうするしかなく、
写真を撮りたい人も近くに車を止めてシャッターだけをきって立ち去ります。

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「鳥屋野潟」の向こうにはボクらの聖地、「東北電力ビッグスワン」が見えます。
向こう岸の桜もまんかいですねぇ。

いったい、アルビレックス新潟の開花はいつになるのでしょうか?
・・・ってこの言葉、以前もボヤいた気がします。

夜には約350個のぼんぼりが灯り、とっても幻想的になるそうですよ。



その向こう岸側の「鳥屋野潟公園」鐘木地区にも行ってみました。

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この天を覆うほどの桜の花には息子じゃなくても大興奮ですよ♪

「鳥屋野潟公園」もソメイヨシノやサトザクラなど約1,500本が咲き乱れる新潟市内の桜の名所でもあるんです。

ここ鐘木地区は下が芝生になっていてお花見客にも大人気。
ちょっと風もあって肌寒いのにみんな盛り上がっていましたよ。

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ここは秋は紅葉で色づき、水辺には鳥たちが舞い降り、季節の鮮やかな花々が咲き乱れます。

新潟の冬は厳しいですが、四季がはっきり感じられて
こんな自然豊かな公園も近くにあるのは田舎に住む特権ですね。

いつまで新潟にいられるかはわかりませんが、
こういったところで子どもを育てられることをうれしく思いますよ。

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昨年は抱っこされて桜にも無反応でしたが、1年経った今年は風で舞う花ビラを追いかけ回したり、
立ち止まって永遠と砂遊びしたり、いろんな所にのぼっては飛びおりたり・・・

ボクの息子だけにケガをしないか、心配でもありますが、自由気ままに動きまわっていましたよ。

やっぱりあたたかくなってお外で遊べるのはうれしいみたいですね♪

来年桜が咲く時季にはどんな反応をするか、成長が楽しみです。

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ソメイヨシノはもうそろそろ散る頃になってきましたが、
数は多くないけどそれより遅い時季に咲き開花期間が長いヤエザクラなどはこれからも楽しめますね。

「花は桜木、人は武士」

桜は儚く潔いからこそ美しいとはよく言われますが、
せっかく雪国に咲いた春をもうちょっとだけ長いこと楽しめればいいのになぁ。