さあ行こうぜ、俺の新潟【J特】 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ついに待ちに待ったこの日がやってまいりましたぁ♪

2012年の3/10(土)は今季で20年目になるJ1リーグ開幕です!

この国にサッカーがあること。
そしてこうして今年もサッカー観戦ができることに感謝いたします。

ボクが応援するチームはもちろん地元新潟の誇り、「アルビレックス新潟」ですよ。

イメージ 1


・・・って、冬を越して変わってたらシャレになんないですね。

新潟に住む限りアルビのサポーターをやらせていただきますよ。

例えそれがJ2に落ち・・・んぐっ・・・!?

いや、そんなネガティブな考えはまったくありませんよ。

確かに昨年は最後の方まで残留争いをしてリーグ14位というふがいない成績でした。

今年もホームのシーズンパスが届き準備は整いましたが、
昨年、ビッグスワンからの帰りにどれだけストレスを抱えたまま帰ったことか・・・

「楽しい思いをするためにスタジアムに足を運んでいるのに、
なんでこんなに毎回嫌な気分になるんだろう?」

「いや、チームが苦しい時こそサポートするのが真のサポーターだろう!」
と葛藤しながら、ホームには欠かすことなく通いました。

クラブスローガンの「SMILE」も無い・・・今年はもうこんな思いしたくないッス!

イメージ 2


しかしその原因も明らかで、試合終了間際の失点などの交代選手が活躍しないという「層の薄さ」。

そして昨シーズンの総得点38と、1試合あたり約1点という完全な「得点力不足」。

その課題をクリアするために14人を放出し、11人もの新戦力を加えたのです。

結果人は減ってしまっているのですが、いなくなった14人中スタメンクラスはだいたい3人。
しかし入った11人は誰もがこの1年でスタメンになってもおかしくないメンバーですよ。

さらに、その11人中DF登録の選手は3人だけとより攻撃的になりました。

そしてその中でも一番の注目はガンバから期限付き移籍をしてくれたFWの平井将生。

一昨年のリーグ得点ランキングでは、日本人選手で前田遼一に続く14得点を挙げる活躍を見せた選手です。

またMFの補強も新外国籍選手のアランミネイロ、鹿島から獲得した小谷野顕治、
韓国出身の新ヨン様、キムヨングンなど、攻撃力の高い中盤がそろい、

矢野貴章がドイツのフライブルクから戻ってきましたが、
例えアルビから初のW杯出場選手となった貴章でも、
この激しいレギュラー争いにうかうかしていられない状態です。

前回ボクが1月時点に書いたアルビ記事
では、
「黒崎監督の言う、実績ある日本人FWの強化も待つ!」と言ったのですが、
これで元日本代表FWの黒崎久志監督が望む駒はそろったはずです。

今年はいつも以上にワクワクしています。
いや、きっとここまでの胸の高まりはJ1になってから始めてですよ。

アルビのサポーターをやるからには目標は常に頂点!

今年は言葉だけの目標はもういらない。 現実に手中に納めたい「タイトル」。

それに向けたチームスローガンは「闘志」。

イメージ 3


黒崎久志の名にもある「志」の文字の「士」を「十二」に置き換えた造語で、
十二番目の選手、ボクらサポーターも含めて一丸となって頂点を目指す意志が表れています。



その意志で挑む第1節はアウェイの等々力陸上競技場でJ2時代からの最大のライバルである
「川崎フロンターレ」です。

まずは現地に行かれたオレンジのサポーターの方々、疲れ様でした。


J1の開幕戦でアルビは川崎と2度戦っているけど、2006年は「6-0」と惨敗、
一昨年も「1-2」の敗戦と苦い経験をしました。

しかしJ1になってから6連敗中の鬼門であったその「等々力」で昨年は「2-1」と勝つ事ができ、
お互い相手のホームでは勝てないというジンクスを先にアルビが打ち破ったのです。

イメージ 4


しかしその川崎は昨年のその等々力の試合で陸前高田市から被災した児童たちを招待していたのです。

それは川崎にとって絶対に負けてはいけなかったはずの敗戦でした。

そして今回は陸前高田市でこの試合の4パブリックビューイングを行うという・・・

要するに、川崎にとってアルビは「復讐」すべき相手。
完全に世の中的に見ればアルビを悪役に仕立て上げたシナリオを用意してきました。

ボクらだって震災を2度経験して、皆さんの気持ちはわずかながらわかるし、
悲しい思いなんてさせたくないですよ・・・

なんだかいつも悪役のレッズのサポーターの気持ちがわかる気がします。

ああ、そうですか、ヒール上等です!

どのみち等々力はアウェイ。

その昨年の等々力での勝利が一時的なことで無いように、
そして今年のアルビは一味違うって事を証明するためにもここは勝利での出発しなければ!

イメージ 5


そんな新生アルビのスタメンは4-4-2の陣形をとり、ブルーノロペスと矢野貴章をツートップに配した。

そしてサイドハーフは新戦力で、右に小谷野顕治と左にアランミネイロ。

中心のWボランチは昨年から安定しているキャプテン勲と菊池。

サイドバックは左にもう一人韓国からきた若き選手キムジンスと、右に運動量を誇る三門。

センターバックでオリンピック代表の大輔とコンビを組むのは
昨シーズン湘南ベルマーレでプレイしていた大井健太郎。

そして、ゴールを守るのはケガから復帰した黒河。

と、黒崎監督はこの厚くなった選手層から開幕戦を勝つべく戦略をこう描いてきました。

ケガで調整が遅れたミシェウがいないのが不安だが、ん~ワクワクする♪

イメージ 6


そのワクワクしていられる時間も今シーズン、アルビのリーグ戦の始まりを告げるホイッスルが鳴ってから
11分とあっという間に終わってしまいました。

決して最初はおかしな感じではなかったんです。

でも、やっぱりたった1本で流れを変えてしまうセットプレイは怖いですね。

新戦力に期待していたのはアルビだけでなく、川崎も同じでした。

今年川崎に加入したレナト選手の絶妙なFKに實藤選手が微妙に当てて、
アルビの今シーズン初の失点が生まれてしまいました・・・

ううぅ・・・くそぉ、まだまだ始まったばかりだ!

イメージ 7


しかし、やっぱり何かおかしいぞ?

前半は、中盤でまったくボールが支配できず、
スピードのある貴章やロペスにボールがまったく供給されない・・・

セカンドボールもあまり取れないし、アランミネイロや勲もボールを失うし場面もありました。

やっぱりミシェウがいないと苦しいか?

イメージ 8


負けているし何とか流れを変えないといけないので、後半17分に一気に勲と小谷野を下げ、
村上と平井を入れて攻撃的に陣形を変えてきました。

そこからは少し攻めきれず間延びしている時間も目立ちましたが、
アルビがボールを支配できていた気もしますし、
平井もロペスも、貴章も相手を脅かすシーンはつくれていた気がします。

だけど、やっぱり陸前高田市に向けてリベンジを誓った川崎の選手は、
みんなが身体を投げ出しケガをも恐れず一丸となってアルビのシュートを止めにくるのです。

イメージ 9


あれだけ後半は攻められたのだから、気持ちでアルビが負けていたとは思いません。

しかし、悪役は最後には倒される運命だったのですね。
いいんです今日は・・・陸前高田市の方々が笑顔になってくれてなによりと思えます。


結局、あのFKの1点が響き、アルビの今シーズンの初戦は「0-1」の敗戦でスタートしてしまいました・・・

ちなみに今シーズンJ2から上がってきた3チームはみんな勝ち点を積んでますね。

たしか、昨年J2に落ちた3チームは開幕戦で勝ち点を積み上げられなかったチーム、
そして、昨年のリーグの順位が真ん中より上だったチームは開幕戦で
勝ち点を積み上げられていたというデータがあります。

ううぅ・・・くそぉ、まだまだ始まったばかりだ!

そんなネガティブなことを考えてもしょうがない。

次は悪役でもなんでもない、主役になる舞台なのだから!

イメージ 10


次は待ちに待った聖地「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われるホーム開幕戦!

ここでは絶対負けられない・・・いや、勝利しかいらない!

ホーム開幕は、3/17(土)J1リーグ第2節、「大宮アルディージャ」戦です。

黒崎監督が今季絶対勝ちたい3チームに挙げた1つですね。

それは、以前アルビを率いた鈴木淳監督、昨年までの新潟のサイドアタッカーであったチョ ヨンチョル選手、
さらにはもうすっかり大宮のGKに定着した北野貴之選手もいて、
黒崎監督だけでなくボクらサポーターも意識しない訳にはいきません。

しかしそれだけではなく、大宮とはリーグ戦でここ5戦連続ドローゲームが続いていて
通算対戦成績がナビスコCも含めると「14勝14敗12分」とまったく互角なんです。

開幕戦も仲良く負けてますしね・・・

ホームですし、いいかげんこの「アルアル・オレンジ・ダービー」にスッキリと勝利しないとですよ。


また今年も「ビッグスワン」で熱くオレンジに燃え上がりましょう!