先日の3/2(金)から1泊、1日仕事を休んで新潟県の北「村上」へ、癒しの旅に行ってまいりました~♪
まずは「イヨボヤ会館」に行き鮭の町「村上」について勉強をしましたが、この日の一番の目的は温泉。
そしてせっかく瀬波温泉に泊まるなら、日本海の眺望がいい宿にとまりたいってことで、
今回お世話になったのは、夕映えの宿「汐美荘」です。
今回お世話になったのは、夕映えの宿「汐美荘」です。

日本海の間近にある瀬波温泉は明治時代に石油採取のさいに噴出した温泉で、
今もなお90℃以上の高温の温泉がこんこんと湧き出す豊富な湯量を誇る温泉なのです。
今もなお90℃以上の高温の温泉がこんこんと湧き出す豊富な湯量を誇る温泉なのです。
夏場は海水浴客でも賑わう砂浜にそって老舗の宿が建ち並んでいるのですが、
その多くが豊富な湯量から源泉かけ流しのお風呂があったり、
佐渡島や粟島、そして沈みゆく夕陽を眺望できる露天風呂が自慢だったりするんです。
その多くが豊富な湯量から源泉かけ流しのお風呂があったり、
佐渡島や粟島、そして沈みゆく夕陽を眺望できる露天風呂が自慢だったりするんです。
「汐美荘」もその一つで部屋の窓からみた景色はこんな感じでした。
まあ、この日は雨が降ったりしていましたし、風景を楽しむなら断然夏の方がオススメですけどね・・・

チェックインするとさっそくウェルカム・ドリングで迎えてくれましたが、
廊下にもセルフのフリードリンクで、オレンジジュースと名物「村上茶」のポットが置いてありました。
廊下にもセルフのフリードリンクで、オレンジジュースと名物「村上茶」のポットが置いてありました。
「村上茶」は日本の最北限で生産されているお茶で、年間の日照時間が短い環境で育ったため、
渋味の要素であるタンニンの量が少なく甘味が強いお茶とされているんだそうです。
渋味の要素であるタンニンの量が少なく甘味が強いお茶とされているんだそうです。
買うとなかなか高級な「村上茶」が自由に飲めるなんてうれしいですね♪

さて、さっそく夕飯の前にお風呂を味わうとしましょう。
男風呂には内風呂で日本海に向けた前面がほぼ全ガラス張りの大浴場「日本海」と、
露天風呂には大きな「朝凪」と「水風呂」、
そして源泉のお湯がそのまま楽しめる、露天風呂 「ぬくもり・陶」と、檜造りの「源泉のゆ」、
さらには「サウナ」とバラエティにとんでいます。
露天風呂には大きな「朝凪」と「水風呂」、
そして源泉のお湯がそのまま楽しめる、露天風呂 「ぬくもり・陶」と、檜造りの「源泉のゆ」、
さらには「サウナ」とバラエティにとんでいます。
どれも日本海の波うち際まで歩いて数十歩の素晴らしい絶景なのですが、
ボクが入った時にはすっかり日がくれていて真っ暗。
ボクが入った時にはすっかり日がくれていて真っ暗。
でも闇の向こうから吹いてくる潮風と低音の波音を感じながら
ゆったりと温泉に浸かり疲れを癒しま・・・
ゆったりと温泉に浸かり疲れを癒しま・・・
って、そうもいかず、まずは息子と一緒に奮闘しながら入りますよ。

ケガれなきお尻をフリフリしながら『あちちち、あちちち』とテンション上がっちゃっていますが、
昔は抱っこしないとビビって入れなかったのに、お風呂の中で一人で歩く様になってくれて、
なんだかその成長はうれしく感じましたよ。
昔は抱っこしないとビビって入れなかったのに、お風呂の中で一人で歩く様になってくれて、
なんだかその成長はうれしく感じましたよ。
まあ、その反面ウロチョロウロチョロするので大変にはなったのですが、
子ども用の椅子や小さな桶も備えてあったので、洗ってあげるのはなんとかクリア。
子ども用の椅子や小さな桶も備えてあったので、洗ってあげるのはなんとかクリア。
さて、無事に最初のお風呂も済み、いよいよ夕食の時間。
目の前に日本海がある「瀬波温泉」ですからもちろん魚介類は地元「岩船漁港」から水揚げされた新鮮なもの。
ボクらは「春一番!町屋の人形さま巡りプラン」というこの時季の限定プランで、
見た目もかわいらしい「ひな人形」の器を使用したものです。
見た目もかわいらしい「ひな人形」の器を使用したものです。
乾杯は村上の地酒「〆張鶴」か「大洋盛」と言いたいところでしたが、息子を食べさせながらなので生ビール。
そして相方はノンアルコールビールでカンパ~イ♪(息子も一緒にマネします)

メニューを記録のため並べてみました。
【先付】つぶ貝 【前菜】角盆盛り 【刺身】日本海の幸刺身盛り 【小鉢】イカぬた
【洋皿】海老サラダ 【中皿】鯵刺身 【焼き物】ツボ鯛 【酢の物】蟹のみぞれあえ
【鍋】豚バラすき焼き(朝日産豚) 【香の物】笹川流れの塩で漬けた浅漬け
・・・と、ちょっと淡泊なメニュー表でしたが、内容はご覧の通りかなり充実していましたよ。
しかし、お料理はこれだけでは無かったんです!

実はハーフバイキングで、さらに「お福分けキッチン」と題したテーブルに、
契約農家から直送された新鮮な野菜を使ったサラダや煮物。
契約農家から直送された新鮮な野菜を使ったサラダや煮物。
その野菜を使ったスイーツ。
揚げたての野菜天麩羅は笹川流れの塩でいただき、
つやつやの岩船コシヒカリや、三面川の恵みの鮭とのまぜごはん、鮭のつみれ汁などなど・・・が食べ放題。
息子が食べられるものも選べたし、またもやボクも満足すぎるほど食べてしまいましたよ。
まあ、息子は隣の席にたまたま息子と誕生日が数日しか違わない、
しかも名前までそっくりな男の子がいたので、一緒に食堂内を走ったりしてずっと遊んでいたので、
食事は相方とかわりばんこで食べたんですけどね。
しかも名前までそっくりな男の子がいたので、一緒に食堂内を走ったりしてずっと遊んでいたので、
食事は相方とかわりばんこで食べたんですけどね。
ごちそうさまでしたぁ~♪
食事も済んだらお次はやっぱり温泉に来たからにはお風呂でしょ!
と、言いたいところですが、さすがにこの満腹ではすぐには入れません。

なので宿の玄関先にあった「晶子の愛し湯」という足湯に浸かる事にしましたよ。
「晶子」とは与謝野晶子のことで、昭和12年にここ「瀬波温泉」に宿泊し、
45首の歌を詠んだそうで、温泉街にはその歌が刻まれた石碑もたくさん見かけます。
45首の歌を詠んだそうで、温泉街にはその歌が刻まれた石碑もたくさん見かけます。
さっき食べた夕食の飾りの屏風にも歌が書かれてましたね。
また、1枚目の写真の右下に見える茶色いものの事ですが、
足湯の横には直径2mぐらいの大きなまあるい「まんじゅう岩」というのが置いてあって、
これは昔、ここ瀬波海岸を掘削した時に見つかった石だそうです。
足湯の横には直径2mぐらいの大きなまあるい「まんじゅう岩」というのが置いてあって、
これは昔、ここ瀬波海岸を掘削した時に見つかった石だそうです。
ここは1千万年以上も前は海の底だったのが地殻変動が起きて隆起した場所らしく、
そこから出てきたこの石には哺乳類や貝の化石が含まれていることから、
面白い見た目からだけではなく、地質学的にもたいへん貴重なのだそうですが、
露天風呂の所にも置いてありました。
そこから出てきたこの石には哺乳類や貝の化石が含まれていることから、
面白い見た目からだけではなく、地質学的にもたいへん貴重なのだそうですが、
露天風呂の所にも置いてありました。
この足湯は宿泊していない人でも無料で入れるそうなのですが、
宿の玄関のすぐ隣ではなかなか入りづらいかもしれませんね。
宿の玄関のすぐ隣ではなかなか入りづらいかもしれませんね。
で、足湯に浸かっていても、さすがにまだこの季節の海風は冷たすぎるのでほんのちょっとで退却!

やっぱり、あったいかい温泉に全身浸かりましょう♪
今度はボク一人でゆっくり入りますよ。
平日の夜中だったので人もあんまりいないですし気分もいいです。
で、気持ちよくなったところで、チャレンジしてみましょうか? 例のヤツ・・・
でも、人がいないのでゆっくりと桶を重ね、しっかりとスマホを立ててセッティングしてみました。
そして苦労の末、今回は特別復活しましたよ!
ボクの入浴シーンです↓

これでホントに最後の最後、見納めですよ・・・たぶん。
たいへんお粗末さまでした。
ここの泉質は「ナトリウム-塩化物泉」で無色透明無臭ですが、舐めるとショッパイです。
「熱の湯」とも言われる泉質なので、保温効果もあって身体の芯からあたたまりますよぉ。
内風呂は加水循環式、加水ありですが、源泉をつかった露天風呂は源泉掛け流しの加水なしで、
源泉では90℃以上もあるので、お風呂の横に湯冷ましに使う「湯もみ板」が置いてありました。
源泉では90℃以上もあるので、お風呂の横に湯冷ましに使う「湯もみ板」が置いてありました。
やっぱり温泉は源泉そのままでかけ流しが最高の贅沢ですよねぇ♪
熱めのお湯に、冷たい潮風、そして波音のBGMがとっても心地いいです。
いい気分のまま眠りにつきました。
お休みなさ~いz.z.z

で、朝日が昇るともちろん朝風呂。
朝風呂はとうぜん露天風呂に直行です!
この日も曇っていて佐渡島や粟島は見えませんが、目の前に広がる日本海は絶景で、
寄せてはかえす白波、砂浜を歩くカモメたち、まで近くに見る事ができます。
寄せてはかえす白波、砂浜を歩くカモメたち、まで近くに見る事ができます。
でも、明るくてこっちから海が良く見えるってことは、
浜辺からこっちを見ると露天風呂もまる見えって事なんですけどね・・・。
浜辺からこっちを見ると露天風呂もまる見えって事なんですけどね・・・。
その開放感たっぷりの露天風呂で入るのは源泉かけ流しのお風呂。
「湯花」も浮いているこの温泉は、生きていっているのを感じます。

ここ「汐美荘」には「温泉湯師」という、その源泉の管理はもちろん、
瀬波温泉の歴史や豆知識などを夕食会場などにも顔を出してうんちくを語る「語り部」をやったりする、
別名「温泉ソムリエ」とも呼ぶ温泉のプロフェッショナルもいるそうです。
瀬波温泉の歴史や豆知識などを夕食会場などにも顔を出してうんちくを語る「語り部」をやったりする、
別名「温泉ソムリエ」とも呼ぶ温泉のプロフェッショナルもいるそうです。
その「温泉湯師」の管理の元「生の温泉」をより安心して楽しめるという訳なんですね。
さあ、さっぱりすっきり目覚めた後は、朝日に照らされた海原を眺めながらの朝食バイキングです。

朝食も地元の食材の数々が並び、村上特産の「塩引き鮭」はもちろん、南蛮海老のお刺身や、
今、新潟の新当地食材として注目を浴びている「柳カレイ」まであったのがうれしいです。
今、新潟の新当地食材として注目を浴びている「柳カレイ」まであったのがうれしいです。
あと「イカの塩辛」も美味しかったなぁ。
もちろん和食だけではなく、自家製のパンまでありましたよ。
温泉で身体も癒されただけでなく、お腹の中まで満たされちゃいました♪
ごちそうさまでしたぁ~♪
出迎えの時もそうだったのですが、帰りもたくさんの宿の方が見送ってくれました。
ホントは車に乗り込んでからナビを設定したかったんですけど、
ボクが出発するまでずっと見てそうで悪いので、とりあえず急いで移動。
ボクが出発するまでずっと見てそうで悪いので、とりあえず急いで移動。
小さなサービスですが、最後にもらった飴玉も豊かな気持ちにさせてくれましたよ♪
さあ、出発しましょう!
瀬波温泉 夕映えの宿「汐美荘」 新潟県村上市瀬波温泉2-9-36 電話:0254-53-4288 チェックイン/アウト:15時~/~10時(プランにより異なる場合があります)
・・・つづく。