北の地獄と極楽 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

昨年の10月から公私ともどもメチャクチャ忙しくなり、
書きたい事はたくさんあるのに記事の更新も思うように出来なくなっていて、
最近は記事の更新とリコメの日を別々に。

そして、皆さまのところへの訪問はコメントをいただいた方のみになっちゃっていました。


そんな中、ずぅ~と、ずっと更新できずに心残りだった
昨年の9/21(水)~24(土)で行った「北海道」3泊4日の家族旅行の記事・・・

「一緒に旅をしているような気分になっていただけたら幸いです♪」
なんて書いていたのに、きっと『いつになったら家に帰れるんだ!』とお怒りの事でしょう。

『旅はおウチに帰るまでが旅ですから』とはよく言われたもんです。

また3月からはJリーグも始まるし、海外にも行く予定があるので、
なんとかそれまであと数回で完結させたいと思い、4ヶ月ぶりに再開します。

またお付き合いいただけましたら幸いです。


そう、ボクらは台風15号の悪天候の中を北海道に上陸し、「富良野」「旭山動物園」と巡って、
一度は訪れてみたいと思っていた温泉地「登別温泉」に到着しましたぁ♪

イメージ 1


今回お世話になるお宿は、名湯の宿パークホテル「雅亭」です。

この日は暦の上でも3連休の初日で、たくさんの方が泊られてましたよ。

正直言って時間が経ってしまったので、細かいところまでは覚えていないのですが、
ちょっと古いけど「源泉の上に建つ」というだけあって、温泉がとっても評判のいいホテルでした。

さっそく夕飯前にその温泉を堪能しに行きましょう♪

って、言ってもまずは息子と一緒なんですけどね・・・
噂の最高のお湯を味わうのはまた後でにしますよ。

で、まず驚いたのが浴場に行くのに脱衣所から下りなければならないこの急な階段。

イメージ 2


足腰の弱い方にはキビしいのはもちろん、ボクも息子を抱っこしながら
滑らないように下りるのは怖くてしょうがなかったです・・・


でも、さすが温泉は評判良くて5種類の泉質が楽しめ、源泉そのままの熱いお湯もあれば
子どももゆっくり入れるぬる目のお湯もあったので良かったです。

って、言っても大人でも「ちょっと熱いかなぁ」と思うお湯でも息子は気持ち良さそうに入ってましたが・・・

で、浴場ではちょっとビビっているのか?比較的大人しくしているのですが、
この頃やっと歩けるようになった息子はうれしくていつもウロチョロウロチョロ。

脱衣所では息子を着替えさせながら自分も着替えなきゃいけないのでのんびりなんかしてられません。

でも、ここにはベビーサークルがあったので、安心して自分の着替えもできましたよ。

まあ、今ではそのベビーサークルも乗り越えてしまいますが・・・

イメージ 3


そして、夕食はバイキングスタイル。

北海道産の食材を使った料理はもちろん、
子ども向けのお菓子やお子さまランチ系のものまで用意されていましたが、
ちょっと息子にはまだ早いかな。

まずは相方が息子の料理を吟味している間に、ボクはホテルの方が用意してくれた息子専用の
テーブルにくっつけるイスや、エプロンを装着して準備。

そして息子に相方が食べはじめた間にボクがバイキングにGO!

息子がいる今ではこういったバイキングで、ボクと相方が同時に食べているってことは無いですね。


と、ボクが自分で食べるモノを盛っていると、我が家のテーブルの方から息子の泣き声が!?

なんだ!? なんだ!?と戻ってみると大泣きしている息子のオデコに大きなタンコブが出来ていました!!

あれれ? どうしたの?

・・・どうやら、とつぜん息子があの専用のイスから消えズリ落ちてしまったらしい。

「なんだよ! ダメじゃん、このイス!」

と、イスに怒ってみたが、よくイスを見てみると腰とマタの間を通すT字のベルトがあるのを発見!

それをボクは息子のマタは通さず腰のベルトを締めただけだったので、
息子はマタの支えが無い状態でズリ落ちてしまったという訳。

誰が悪いって、イスのせいじゃなくて・・・ボク。

あぁ・・・ごめんよ~

もしかして、この時から息子は旅に出るとこういったトラブルに巻き込まれる運命だたのかなぁ?

イメージ 4


さて、気を取り直して、夜の登別温泉街の散策に出かけましょう!

って気を取り直すのは息子がですけどね・・・


夕方の明るいうちにも行った登別温泉の源泉の1つ「地獄谷」は、
雪の降る前までの6/1~11/30の日没から22時まで、
夜も散策が出来るように「鬼火の路、幻想と神秘の谷」と名付けられ
木道にそってライトアップされているんですよ。

イメージ 5


削り取られた岩肌から火山ガスや熱湯が吹き出て、あたりは立ち上がる湯気の白煙で霞がかり、
その暗闇の中にうっすらとゆらめく灯に照らされた幻想的な「鬼火の路」を進んでいくと
まさにこれから地獄か極楽かに向かって行っている気分にさせられます。

そしてその先に待っていたのは轟々と音を立てて煮えたぎる間欠泉「鉄泉池」。

大自然の「生」をダイレクトに感じられ、そこは地獄なのか?それとも極楽なのか?
その荒々しい姿はまさに現世とは思えない「地獄谷」の終着地にふさわしい場所でした。

イメージ 6


また、夏にこの「鬼火の路」で行なわれる、
「地獄谷」の守り神「湯鬼神」(ゆきじん)たちが握り締める手筒花火から、
高さ約8mもの火柱が噴き出す「鬼花火」というイベントが人気なんだそうです。

それから冬はこの「登別温泉」メインストリートである「極楽通り」と「泉源公園」に
あたたかい灯しが揺れる雪ランタンを1500個並べ、真冬の温泉街をあたたかくオレンジ色に照らす
「雪夜の鬼火」というイベントがまさに今、2/20~3/20で行なわれているそうですよ。


ってことで「、「地獄谷」のお次はその「極楽通り」の商店街に行ってみましょう!

この3連休初日、日本有数の温泉地に数えられる「登別温泉」ですから、
さぞかし浴衣を着た人たちが下駄をカランコロン鳴らしながらお土産屋さんを賑わせていることでしょう・・・

イメージ 7


って、あれれ?

ちょっと寂しいぞ。

やや遅い時間にきてしまったからなのか? メインストリートの観光客もまばら。

開いているお土産屋さんは老舗店の「貴泉堂」ぐらいでした。

もう北海道の旅も最後の夜なので、ここでお土産を調達。

「極楽通り」に人はいないけど、いたるところにいる鬼が目につきます。

案内看板やお店の看板はもちろん、石で造られたモニュメントもたくさん設置されていて、
極楽の通りのはずなのに、鬼とはこれいかに?

これは商店街ならでは「商売繁盛の鬼」の像です。

イメージ 8


かわいいのか?怖いのか?わかりませんが、
『お湯はとろろん とんとろり のぼる湯煙り 登別 ~温泉小唄より』と彫られていました。

またこの通りには『のぼりべつでも くだりはいっしょ お湯がとりもつ 縁かいな ~鬼音頭より』と歌う「恋愛成就の鬼」。

『地獄谷から わき出す湯気に のってうかれて ソレ鬼が出た ~地獄ばやしより』を歌う
「合格祈願の鬼」の3鬼がいます。

この通り以外にもこの小鬼の石像は見つける事が出来るのですが、「極楽通り」で歌う鬼を見て、
「中島みゆき」の「極楽通りへいらっしゃい」という曲が思い浮かびます・・・


♪うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる 今夜はようこそ ここは極楽通り~

って、ボクもあまり知らないですけどね・・・

イメージ 9


「極楽通り」の一番の見どころはこの閻魔様が祀られている「閻魔堂」なのですが、
残念なことに閻魔様も夜はお休みでした。

閻魔様にお会いするのはまた明日ってことで、とりあえずこのカキワリから
顔を出しての記念撮影はお決まりですね。


さて、「地獄谷」、「極楽通り」の次はさらにもっと極楽へ♪

宿に戻って息子を寝かせたらいよいよゆっくりと温泉タイムです。

先ほども書いた様に「雅亭」には5つもの泉質の異なる温泉に入る事ができるんですよ。

イメージ 10


内風呂で一番人気なのが1・2・3号源泉の混合泉なのですが、単純硫黄泉の『子宝泉』。
内臓の機能を活発にし、体を芯から温めてくれて、その名の通り「子が授かる」とのいわれがあるのですが、
神経痛、リューマチ、高尿酸血症や通風にもいいらしいです。

『12号泉』は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉で、
皮膚病やアレルギーに効果ありそうです。

また、皮膚を整え、婦人病にも効果がある「地獄谷」をモチーフとした単純硫黄泉の『奥の湯』。

その他、『パーク泉』は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉で
神経痛、リューマチ、高尿酸血症や痛風に良いとされています。


そして、露天風呂のご紹介ですが、いよいよお待たせしました!
全国25万人の「入浴シーン」ファンの皆さま!!

恒例となったボクの入浴シーンの登場ですよ~

しかし、ここで残念なお知らせが・・・

この入浴シーンはこれまで防水のケータイカメラでセルフ撮影いていたのですが、
そのケータイが壊れてしまったので、
この入浴シーンのシリーズはとりあえず今回でしばらくお休みとさせていただきます。

「お休み」って事はまた熱いリクエストがあれば再開するかもしれませんが・・・

ってことで、とりあえずの最後の作品です↓

イメージ 11


なんてことでしょ~

乳白色のにごり湯で、まさにこれぞ登別温泉の香りと言われるのが、
酸性・含硫黄(ナトリウム)硫酸塩泉の『1号乙泉』。

このオッさんの肌も漂白作用があってツルッツル♪ これぞ匠の技です。

あぁ~極楽♪ 極楽♪



「登別温泉」で息子は夕食中に「地獄」を見て、幻想的な「地獄谷」にも訪れましたが、
「極楽通り」で鬼散策し、5つも温泉でホントの「極楽」を味わいました♪

こうして北海道旅行最後の夜はふけていきましたとさ・・・

名湯の宿パークホテル「雅亭」

北海道登別市登別温泉町100
電話:0143-84-2335
※チェックイン、チェックアウト時間、部屋、料理等プランによって異なります。



・・・つづく。