真っ白なクリスマス | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

お正月の記事も一段落しましたので、昨年途中だった「福島県の旅日記」のつづきを書こうと思います。

ボクら家族は12/24のクリスマスイヴから、お隣の県は福島県の会津に足をのばし、
聖なる夜を純和風の東山温泉は「庄助の宿 瀧の湯」で過ごしました。

一夜明けたその風景はまさに「ホワイト・クリスマス」♪

温泉宿で存分に充電したボクらは、真っ白に染まる「大内宿」に到着しました。

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「大内宿」はかつて江戸時代に日光と会津若松をむすぶ会津西街道、
別名、下野街道の宿場として多くの人が訪れて賑わったところで、
今も宿やお土産屋さん、飲食店と形は変えても、ほぼ当時の姿のまま旅人を迎えてくれます。


ボクらはここに来たのは約2年ぶり。

その時は秋で、紅葉の時季は終わってましたが、多くの人で賑わっていました。

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しかし、この日は雪もしんしんと降り、観光客どころか
お土産屋さんも開いているところは数件で、とっても静か。

左右の雪を捨てるために流れる水路の水の音だけが聞こえてきます。

あの時も、江戸時代にタイムスリップをした気分になれましたが、
さらに日本昔話の世界に迷い込んだようでした。

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この集落の一番奥の山の中腹には「子安観音」や「三仏堂」、「正法寺」などがあり、
急な階段をのぼるとこの「大内宿」を一望できるのですが、

冬場は雪などで凍結していて滑るので、階段は閉鎖されていましたよ。

ツルツル斜面の迂回路を滑って骨折しないようにボク一人でのぼると、
まさに「これぞ雪国!」という風景が広がっていました。

こんなに雪が積もっているというのに、なんだかあったかい気持ち♪

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確かに雪は降っていましたが風もないので、息子もツルツルする足元や、
さらさらする冷たい白いものを触りながら、不思議そうに遊んでいました。

せっかく長靴を買ってあげたのに、サイズが合わないのか?
すぐ脱げてしまうので、いつものスニーカーに履きなおしましたよ・・・

実は2年前に息子もここには来た事あるんですよねぇ。

・・・相方のお腹の中で。


『これから妊娠して子育てが始まったら、好きな旅行もしばらく来られないから』と言って来た「大内宿」。

あれから2年経ち、お腹にいた息子が今目の前で遊んでいますよ。

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息子が遊んでいると、他の観光客の女性が『一緒に写真撮らせてくださぁ~い』と
息子を囲んで写真を撮っていきました。

パパを差し置いて、モテモテですねぇ~

さすがにしばらく雪の中で遊んでいると、ボクらも身体が冷えてきます。
そんな時は、こういったお土産屋さんで注文する我が家の定番「甘酒」です。

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この「甘酒」はこうじの発酵のみの自然の甘さで、身体もあったまってうれしいですね♪
もちろんアルコールも含まれてないので、車も運転出来ますし、息子もよろこんで飲んでいます。

そんな息子に、お店の人はあったかいカボチャ饅頭をサービスでくれました。

ホント、モテるなぁ・・・息子。


そして、「大内宿」と言えばあれですよねぇ。

ネギ1本を箸として食べる「三澤屋」の「高遠そば」

しかし、ボクは宿での朝食バイキングで苦しくなるほど食べてきたばっかり。
そんなハチキレんばかりに食べてしまうのがいつもの悪いクセです。

でも、せっかくだから食べたい・・・どうする?

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すると「三澤屋」の向かいにある「三澤屋茶屋」で、いいものを見つけてしまいました!

それは、新メニューの「小藩(こわけ)高遠そば」!

普通の「遠野そば」(1050円)の1/4の量のミニサイズが1杯300円で気軽に味わえる♪

えぇ~、こんなの昔無かったですよねぇ?

そうお店の人に聞くと、昨冬の2月から始めたメニューで、本来ならここ「三澤屋茶屋」は
「岩魚サンド」や「くるみパン」などが有名なパン屋さんなのですが、
冬の間はそのパン生地が寒さのため発酵しないので、パン屋は12/1~3/31までお休み。

その代わり、以前からせっかく遠くから「高遠そば」を食べにきたのに、
あまりにも人気で混んでいて食べられずに帰ってしまう観光客の方が多い事を気にしていて、
テスト的に回転率のいい「小藩高遠そば」をはじめてみたんだそうです。

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すると、それが大ヒット!

多くのお客さんが「高遠そば」を味見してよろこんで帰る様になれたんだそうですよ。

でも、お店の方は『それなのに、あの地震があってめっきり人が減っちゃった・・・』と
最後悲しい顔をしていましたよ。

あの事故のあった「福島第一原子力発電所」から100㎞以上も離れていて、
全く人体に影響が無いとされているのに、ここでも風評被害で悩まされていました。


小さくても味はまさにあの「高遠そば」。

素朴な風味があるお蕎麦を、大根おろしのカラミがある汁でいただきまぁ~す。

息子もツルツルよろこんで食べてます。

冷たいお蕎麦なので、この季節にこの量はピッタリかもしれませんね。


ごちそうさまでしたぁ~♪

大内宿「三澤屋茶屋」

福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1
電話:0241-68-2927
営業:9時半~17時(休業:1/4~1/7)
駐車場:有料共同駐車場200円

さて、お次はあれを忘れてはいけません。

前の日に七日町駅の七日町駅の「駅カフェ」で1つスタンプをゲットした「まち歩きスイーツ」を。

2つのスタンプを集めるとその場で記念品がもらえるんですもん。

「七日町通り」に行って500円スイーツを食べ、クリスマスプレゼントをもらいに行きましょう!
って、ボクって食べてばっかりですね。

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「七日町通り」は会津五街道のうち日光、越後、米沢街道の主要道路が通り、
城下の西の玄関口として問屋や旅籠、料理屋が軒を連ねていたそうで、その時の良き面影を残している通り。

こんな風情のあるお店が建ち並ぶレトロな通りを
こんなかわいらしい「ハイカラさん」というボンネットバスも走っています。

また、七日町駅には新潟~会津若松間を走る「貴婦人」と呼ばれるSL、
「SLばんえつ物語」号も停車する駅となっているんですよ。

そんな大正ロマンあふれるところで、ボクらが「まち歩きスイーツ」2軒目に
選んだお店は2011年の春オープンしたての、大正浪漫カフェ「栞」。

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って、そのまんまの名前ですが・・・

店内には百年物の大正時代のアンティーク家具や、
見ているだけであたたまる薪ストーブが店内に流れるジャズと共にパチパチ音をたてています。

また店員の女性が着物に白のロングエプロンを着て、まさに「ハイカラさん」ですよ。
コスプレの世界かもしれませんが、こんな大正時代の格好した女性・・・好きだなぁ♪

日本昔話の世界のあとは、大正時代にタイムスリップですね。

店内は「会津ブランド館」とういうスペースも併設されていて県内17の市町村の特産品が並んでいましたよ。


そして、ボクラが注文したのは「あんみつ」と本郷焼きの器にいれた「コーヒー」のセット。
もちろん500円です。

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さて、「まち歩きスイーツ」のスタンプが2個なったので、プレゼントは何がもらえるのかなぁ?

と、思ったら、ここではこの店員のお姉さんとじゃんけんして勝ったらもらえるのだそうです。

ええぇ~・・・みんなもれなくもらえる訳じゃないのかぁ~

ここは息子にじゃんけんさせて「ハイカラさん」に情けをかけてもらおうかとも思いましたが、
まだ息子にじゃんけんは無理でした・・・

よぉ~し、ここは勝たなければ! ジャン ケン ポイ!

・・・あ!?  ガビ~~~~~~ン!! 負けた・・・

賞品はもらえずか・・・

でもその後、相方が見事じゃんけんに勝って、クリスマスプレゼントをゲット♪
よくやったぜ相方!

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もらったのはこの会津のキャラクター「あかべえ」が描かれたマグカップでしたぁ♪

今、会津一押しのキャラクターみたいで、会津市内ではこの「あかべえ」をいたるところで見る事ができますね。

いいお土産になりました。

ごちそうさまでしたぁ~♪

大正浪漫カフェ「栞」

福島県会津若松市七日町6-15 十七市町村物産市場 会津ブランド館内
電話:0242-25-4141
営業:10時~18時
定休日:火曜日

お店を出ると降っていた雪が大粒に。

来る来ると言われていた「クリスマス寒波」ですが、
なんとかここまでお天気に恵まれていたけれど、ついにやって来たようです。

こりゃ、下手すると帰りの磐越道が通行止めになるかもしれないぞぉ。

もう日も暮れそうだし、会津のクリスマスも満喫出来たし、新潟に帰ろうか。

そう思ったのですが、甘酒、カボチャ饅頭、高遠そば、あんみつ、と
ずっと食べっぱなしの様なボクらですが、よく考えたら朝食バイキング以来まともな食事をしていない・・・

まあ、ボクらはいいとしても息子がちょっとかわいそうかも。


って事で、高速道路に乗る前に食事をする事にしました。
ボクらが会津最後の食事に選んだお店はここ!

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「デニーズ」で~す♪

『なんだよ、あれだけご当地グルメにこだわってきたのに、最後はファミレスかよ!』
と、お思いかもしれませんが、ここは相方の強い希望がありました。

なぜかといいますと、新潟には「デニーズ」が無いんです!

これも新潟では味わうことの出来ない、旅ならではの味なんですよ。

ってことでこの後、ボクらは普段1時間半程度の道のりを、猛吹雪の中2時間半かけて新潟に帰りましたとさ・・・


震災後から風評被害で悲しい思いをしている隣県、福島県の会津で過ごした和のクリスマスでしたが、
会津はとっても明るく元気で、会う人みんなあたたかかったですよ♪

もし、ボクの記事を見て福島に旅行に行ってみようかなぁ、なんて思ってくる方がいたらとってもうれしいです。

それがボクのクリスマスプレゼントになるかな。

皆さまが、素敵なクリスマスを過ごせますように・・・

って、もう年越してるし!



・・・おしまい。