だいたいほぼ優しい時間 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

秋のシルバーウィーク、後半の連休を利用して9/21(水)~24(土)で、
「北海道」3泊4日の家族旅行に行ってきましたぁ♪

楽しみにしていた遅めの夏休みでしたが、不運にも台風15号が
全国に大きな被害をもたらしながら接近中であいにくの悪天候。

まず訪れたのは「北の国から」の舞台になった富良野で、「くまげら」や「フラノ・マルシェ」で
フラフラのんびりしながら
たどり着いたのはそのロケ地にもなった「ニングルテラス」です。

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「ニングルテラス」は森の中に点々とクラフトワークショップのログハウスが建ち並びます。

もう、富良野に着いてからずっと「北の国から」の話ばっかりだから見て無い人には意味わかんないッスよね。

もう「北の国から」の話はおしまい。

ここ「ニングルテラス」は「北の国から」だけでなく、
倉本聰氏の作品で2005年に放映されたドラマ「優しい時間」にも登場するんですよぉ。

って、またドラマかいっ!?

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拓郎(二宮和也)を思う梓(長澤まさみ)は、クリスマスプレゼントにペアのペンダントを用意していました。

しかし梓は、拓郎が恨み疎遠になってしまった父親の勇吉(寺尾聡)とを仲直りさせたくて、
自分がつけるはずのペンダントを勇吉にも贈り、2人を会わせようと計画するのですが、
その行動に気付いた拓郎は「余計なことするな!」と梓に激怒したのです。


そしてそのペンダントというのがここ「ニングルテラス」のお店の1つ、
「富良野 銀細工 雪の結晶」で作られたものとなっているんです。

その「雪の結晶」のペンダントはまったく同じ形のものは二つとないと言われる雪の結晶を、
繊細な銀細工でひとつひとつ手づくりで作成しているんだそうです。

これをいつかここに来たら買おうと思っていたんですよ、「雪の結晶」のペンダントトップ。

まあ、もちろんこんな高価な物はペアじゃ買えないので、身につけるのは相方ですけどね。

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その「優しい時間」に登場する舞台がこの「ニングルテラス」のさらに森の奥にもあるんです。

そこはそのドラマのメインとなる場所で「森の時計」という喫茶店。


勇吉がオーナーを務めるこの喫茶店ではゆっくりと流れる時間を感じてもらいながら
お客が自分で飲むコーヒーを自らミルで豆を挽くんです。

そのドラマのために建てられた喫茶店は、撮影が終了しても
そのまま引き続きプリンスホテル経営の喫茶店となったのですよ。

そして、そのドラマと同じようにセルフでミルを挽けるんだそうです。

外観もドラマそのまんまでしたが、中に入ってみると平日にも関わらず多くの人が入り口に並んでいました。

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ドラマの影響がまだ続いているというのもあるでしょうし、
時間をゆっくりと感じてもらうというコンセプトもあって回転率も悪いんでしょうね。

急ぐ用事も無いし、ちょっとゆっくりと待つ「優しい時間」を楽しむのもいいかもね。


なんて思ったら、入り口にある貼り紙をよく読んでみると、下記の2文が目に飛び込んできました・・・


   ■カウンター席のみ「コーヒー ミル」を使用できます。

   ■園児以下のお子様は「カウンター席」をご利用いただけません。


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・・・ワタシ1歳児の息子いる。 それ「カウンター席」座れない。

「カウンター席」座れないってこと、ワタシ「コーヒー ミル」使えない。

「コーヒー ミル」使えないイコールは普通の喫茶店・・・それ意味ない!?

って、マジで!?



また、他のには『他のお客様にご迷惑かからないよう、お子様連れの方はご注意ください』
みたいな、内容の貼り紙もありました。

そ、そんな約束、1歳の息子を連れて出来る訳ないじゃないですかぁ。

赤ちゃんは気まぐれ、それを見たボクらに入っていく勇気はありませんよ。

じゃあ、もうそんなに並んで待ってまで入らなくていいや! ドラマと同じ内装も見たし。


そもそも、ボクらは旅でのんびりと「優しい時間」を過ごせる性格じゃなかったよ。

はい、次、次、次行ってみよう!

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ってことで、再び「ニングルテラス」に戻り、
その中にある「チュチュの家」という喫茶店でお茶をすることにしました。

「チュチュの家」では焦げ目の入った冷たく不思議な「焼きミルク」(500円)がオススメみたいでしたが、
ボクらがたのんだのは手造りのアップルパイがボリュームのある「ケーキセット」(550円)と、
ほんのり甘いはちみつマーガリンをプリンスホテル特製のパンにつけて食べる「ディップセット」(550円)。

このはちみつマーガリン、いっぱい入ってたから、持って帰りたいぐらい美味しかったなぁ♪

白樺林の中のカフェテラスは、他にお客さんもいなくてログハウスのあたたかい照明の中で、
充分ここで「優しい時間」を過ごすことが出来ましたよ。

ミルをセルフで挽く事はできませんでしたが、自ら席に運ぶセルフサービスですしね。

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森の日暮れは早い。

「ニングルテラス」の森にもだんだんと帳がおりると同時に、
張りつめた静寂な空気が徐々に温かな明かりで照らされる様になり、
その光に誘われてどこからともなく現れた人の姿も見られる様になってきました。

まるでそれは、昼間は聖なる妖精の時間で、夜になると人間が祭りを始めるかのように。


なんて、ただ単にライトアップされたムーディーな「ニングルテラス」を見に来た観光客でしょうけどね。

「ニングルテラス」は昼間と夜、まるで違った表情を見せるのでどちらも必見ですね。

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さて、ボクらがこの日泊るのはここ「新富良野プリンスホテル」ではないので、
もうそろそろ暗くなる前にチェックインしましょうかね。

ショッピングロード「ニングルテラス」

北海道富良野市中御料
電話: 0167-22-1111
営業時間:12時~21時(季節、天候により変動あり)


と、その前に、富良野を後にして15分ほど北に走った観光地にちょこっと寄り道。

それは、富良野と言えば「ラベンダー」・・・「ラベンダー」と言ったら一番有名なのは
中富良野にある「ファーム富田」ですね。

ラベンダーが美しい街、富良野のイメージがあるだけに、発祥の地のここはスルーできません。
入園無料ですしね。

って言っても、ラベンダーの花は6月下旬~8月くらいまでで、
さすがに9月後半のこの時季はハウス内以外ではとっくに終わっていますけどね。

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ただここは、ラベンダー以外にもその季節季節の花がいついっても出迎えてくれるのです。

ちなみに冬は雪の花が咲いている一面銀世界が迎えてくれるんですけどね。


ボクは花には詳しくなくてどれが何だかはわかりませんが、この季節は色とりどりのベゴニア、
マリーゴールド、サルビア、クレオメ、ラバンジン、コスモス、などが出迎えてくれているみたいですよ。

また、ハウスの中では1年中営業時間内はラベンダーに会うことができるそうです。

ちなみにボクらは営業時間外だったのでそれにも会えてませんけどね。

まあ、寄り道だったのでこれで充分。

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ホントに明日北海道に台風15号が上陸するのかなぁ?というぐらい
花々は夕日にてらされ美しく茜色に染まっていますよ。

そして十勝岳連峰もほんのりと色づいてキレいですねぇ。

「ファーム富田」

北海道空知郡中富良野町基線北15号
電話:0167-39-3939
営業時間:9時~16時半
(5・9月/8時半3~17時、6~8月/8時半~17時半、4・10・11月/9時~16時半)


さて、ホテルに向かいましょうかねぇ。

明日天気になぁ~れ♪

・・・つづく。