こんな気持ちで参戦するのは初めてかも・・・
9/28(水)の夜はヤマザキナビスコカップ 2回戦第2戦「アルビレックス新潟 vs 清水エスパルス」に参戦しに
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」に行ってきました。
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」に行ってきました。

しかし、ボクのモチベーションはあがりません。
「絶対勝て! 今日は勝ち点3をとるぞ!!」と毎回鼻息を荒くしてスタジアムに向かうボクですが、
今回は違ってました。
今回は違ってました。
「勝たなくてもいい・・・」
こう思ってしまうなんてもしかしたらこうサポーター失格かもしれませんね。
『勝たなくてもいい試合』なんてあるんでしょうか?
何時も『勝利に向けて!』後押しするのが真のサポーターだとお思いの方も多いでしょうね。
でも、今日のボクの願いはただ1つ・・・「ケガをしないでくれ」

現在、我がアルビレックス新潟はJ1リーグで7戦未勝利の15位。
J2降格ラインにいるヴァンフォーレ甲府とは勝ち点差はたったの「2」。
リーグ戦ではもう後がない崖っぷちの背水の陣なのです。
次のリーグ戦が10/1(土)の中2日で行われる予定で、ホーム連戦とは言え、
この状態でのこのナビスコ杯は選手にとってそうとう負担なはず。
この状態でのこのナビスコ杯は選手にとってそうとう負担なはず。
とにかく今回はリーグ戦に悪い影響にならないように試合をして欲しいのです。
こんな考えでスミマセン。
平日にこんなに清水エスパルスのサポータの方々にお越しいただいて大変感謝はしています。
平日にこんなに清水エスパルスのサポータの方々にお越しいただいて大変感謝はしています。

もちろん、勝利だって、ナビスコ杯のタイトルだって、ノドから手が出るほど欲しいですよ。
お金のあるチームであればリーグに負担をかけないようにナビスコ杯用の布陣で
勝てるチームを築けるかもしれません。
勝てるチームを築けるかもしれません。
以前、福岡やジェフがリーグ戦と大幅に違うメンバーを出場させて警告を受けましたが、
その気持ちが今スゴいわかります。
その気持ちが今スゴいわかります。
それ以来、『リーグも含めたスタメンは、当該試合直前のリーグ試合5試合のうち、
1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6人以上含まなければならない』という規定ができましたね。
1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6人以上含まなければならない』という規定ができましたね。
ただ、アルビはもともと選手層が薄いチーム。
代わりの選手なんていなく、せいぜいスタメンとベンチ入り出来ている選手が入れ替わる程度ですけどね。

欲を言えば一番理想なのは「無理せず勝つこと」。
残り90分でアルビが勝つには最低でもこの試合に勝利することが条件なのですが、
2試合の得失点差、そして次にアウェイゴール数が判定基準となるので「1-0」のスコアになればいいのです。
2試合の得失点差、そして次にアウェイゴール数が判定基準となるので「1-0」のスコアになればいいのです。
失点さえしなければ、複数得点もいりません。
しかし、1点でも失点をしてしまうと2点差以上で離さないと延長戦などになってしまい
苦しい戦いを強いられてしまいます。
苦しい戦いを強いられてしまいます。
リーグを考えると、延長戦だけは絶対避けたいですね。

「何がなんでもここは勝って、自信を取り戻しリーグに勢いをつけたい!」
という考えも無くはないですが、今回の『勝つため』ではなく、『ケガをしないため』にサポートする。
そんなのも「有り」かもしれませんね。
まあ、ナビスコ杯では2006年以降、清水に勝利すると翌年J2に降格するというジンクスが続いていますしね。
みんなそんなモチベーションだからか? 月末の期末ということもあるでしょうね。
スタンドはかなり空席の目立つ10,024人。
『無事これ名馬』では無いですが、必ず次への結果へとつながる試合を望み19:03、キックオフです!

黒崎監督もやはり「1-0」が最高のシナリオと考えるのか?
いや、もともとFW気質の黒崎監督にその意識はなく、どうやらサイドを中心に使い大量点を狙っているようです。
でも、どうしても早々にアウェイゴールを奪って楽に試合を進めたい清水も怒涛の攻撃をしてきます。
序盤から激しいボールの奪い合い。
それをこの夏、急遽清水から期限付きでアルビに来てくれたスタメンデビューの武田GKが
なんとか弾き返して耐えています。
なんとか弾き返して耐えています。
ここは、アルビにも清水にも素晴らしいセーブでアピールしてもらいたいですね。
しかし、思惑通りにいかないのが今のアルビ。
前半25分、逆に右サイドを清水に持ち込まれ、一度は大前選手のシュートを武田がブロックにもかかわらず、
ボールはアルビゴール前に停滞。
ボールはアルビゴール前に停滞。
それに反応しキレイなループシュートを描いたのはまたもや清水の大前選手でした。
アルビは決して渡してはいけないアウェイゴールを献上してしまったのです。

あぁ・・・これでアルビが延長にならずにナビスコ杯を勝ち抜くにはあと「3点」入れなければいけなくなった。
苦しい展開・・・
しかし、選手たちは下を向いていません!
まるでこの試合で燃え尽きてもいいような激しい攻撃をさらに見せるのです。
おいおい、大丈夫かぁ? なんだかミシェウもロペスもイライラしてるし、
お願いだからケガだけはしないでくれよ!
お願いだからケガだけはしないでくれよ!
そう思うも容赦ないプレス。
そして、それが身を結んでの前半36分。
ヨンチョルがペナルティエリアに切り込んでマイナスのパス!
そこにブルーノロペスの左足が唸りをあげ、清水のゴールネットを揺らしました!
そこにブルーノロペスの左足が唸りをあげ、清水のゴールネットを揺らしました!

ゴーーーーーーーーール!
おぉ、前半のウチにこの試合を振り出しに戻せた!
しかし、ナビスコ杯を延長無しに勝ち上がるにはあと「2点」とらなきゃいけないぞ。
苦しい事には変わりない。
「1-1」で迎えた後半、同点に追いついた時の勢いはまだ保たれていました。
前線の亜土夢やロペス、ミシェウ、までもが激しくボールを奪いに走り、ディフェンスまで戻る。
次の試合どころか、90分間もつかも不安になるほどに。
「勝たなくてもいい」なんて試合に臨んでいた自分が段々と恥ずかしくなってきましたよ。
そしてその気迫はそのまま後半10分、結果につながります。
千葉からのロングフィードを受けたミシェウがロペスを狙って右からのクロス!
それを清水のGKが弾きましたが、そのこぼれ球をみごと亜土夢が押し込み・・・
それを清水のGKが弾きましたが、そのこぼれ球をみごと亜土夢が押し込み・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーール!!
これで「2-1」逆転だ!
勝てる!勝てるぞ!
しかし、この試合にこのまま勝ったとしても、第1戦目の結果を加えると延長戦にもつれ込んでしまう。
それだけは避けたい!
あと、1点!
あと、1点とれれば文句なしにナビスコ杯を勝ち上がれるぞ!!
あと、1点とれれば文句なしにナビスコ杯を勝ち上がれるぞ!!
勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!勝ちたい!
やっぱり「勝たなくてもいい」なんてウソ!
やっぱり「勝たなくてもいい」なんてウソ!
これまでの自分の気持ちは全面撤回!
自分の気持ちにウソをついてました。
やっぱり勝ちたいよ!
やっぱり勝ちたいよ!
いつもより少ないサポーターですが、いつも以上に一丸となっている気がします。
その気持ちに後半13分、見事に選手たちは応えてくれました!
左からの高徳のクロスが清水の選手に当たり、こぼれたボールをミシェウが詰めて・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
うおおおおおおぉ!!
「3-1」、これで文句なしに勝ち上がれるぞぅ!
しかし、ここは1点でもとられてはいけない!
例え「3-2」でこの試合に勝てても、アウェイゴール差で脱落してしまう。
もう延長戦の可能性はない! 勝つか、負けるかだ! ここは絶対死守!
勝てる!勝てるぞ!勝ちたい!
死守と言っても、アルビの選手達は決して後に引かない。
攻め続けて守る。
これまで引いて引いて守って、何度勝てる試合を落としてきたことか・・・
さすがにここまでくれば学習してますよ。
いつもは長く感じる4分のアディショナルタイムも、追加点の予感すらさせてくれました。
そして、アルビがナビスコ杯準々決勝に勝ち進むホイッスルが!
よぉし!勝ったぁ!

結果、試合もナビスコ杯第2戦も見事な大逆転勝利の「3-1」!
バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪
久しぶりのバンザイ五唱、気持ちいい~♪

そして今日のヒーローインタビューは攻守に渡り90分間走り続けて、
希望につながる逆転弾を叩き込んだ田中亜土夢です!
この勝利はこのスタジアムのみんなで手にしたもの。
そして、ナビスコ杯もリーグ戦も続けて勝ちをみんなと一緒に手にしたいと言ってましたね。
そして、ナビスコ杯もリーグ戦も続けて勝ちをみんなと一緒に手にしたいと言ってましたね。
亜土夢の姿が見えなくなるまで『行こうぜ 国立!』コールが鳴り止みませんでした。

いやぁ~やっぱり「勝つ」って最高ぅ♪
しかし、ホントにこの結果がうれしいことなのか?はこの後のリーグ戦で決まる気もしています。
まだ次の試合もそうですが、ナビスコ杯を勝ち抜くってことは、
その分今後も過密スケジュールになるってことですもんね。
その分今後も過密スケジュールになるってことですもんね。
今回も無事にケガ人も出ずに勝利を手に入れましたが、
激しいゲームだっただけに身体的な疲労は相当あると思われます。
激しいゲームだっただけに身体的な疲労は相当あると思われます。
この勝利のよろこびと自信が次も身体をも動かしてくれると信じたいです。
次のアルビレックス新潟は10/1(土)、再びホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われる
J1リーグ第28節、「横浜F・マリノス」戦となります。
J1リーグ第28節、「横浜F・マリノス」戦となります。
マリノスとは今季6/22(水)に行われたJ1リーグ第17節で「1-0」と敗戦。
さらに対戦成績も6勝9敗3分と相性も悪いんですよ。
ただしリーグのホーム戦だけを見ると2007年悪夢の「0-6」以降、ここ3年は負けていません。
これこそホームの力だと思いませんか?

思いだしてください、2003年。
この新潟にJ1リーグのチームが誕生した時のよろこびを!
そして呼び起こしてくださいこの新潟にアルビレックス新潟がある誇りを!
そして呼び起こしてくださいこの新潟にアルビレックス新潟がある誇りを!
アルビの事が好きじゃない人でも、サッカーに興味がない方でもいいです。
新潟県民ならいまこそ立ちあがりましょうよ!
新潟県民ならいまこそ立ちあがりましょうよ!
この新潟からJ1チームを無くさないために!
この節からアルビは昼間のゲームとなります。
スタジアムに行けば必ずや、選手への力となりますよ!
スタジアムに行けば必ずや、選手への力となりますよ!
もと埼玉県民が生意気なことを言うようですが、新潟が好きならば、
この新潟県に生れた弱くて今にも消えそうな光を守っていきましょうよ。
この新潟県に生れた弱くて今にも消えそうな光を守っていきましょうよ。
俺たちの誇り、新潟。