7/10(日)はアウェイの「カシマサッカースタジアム」で、
J1リーグ第3節「鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟」が行われましたね。
J1リーグ第3節「鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟」が行われましたね。
まずは現地に行かれたオレンジのサポーターの方々、疲れ様でした。
第3節は3/20(日)に行われる予定でしたが、東日本大震災直後で延期となった試合です。

ご存じのとおり「カシマスタジアム」はその震災で階段部分が崩落するなどの被害を受け
しばらくそこでの試合は見合わせていましたが、現在は吊屋根式の照明設備を撤去し、
2階席の各コーナー付近に照明塔を取り付けたり応急処置をして開催できるようになりました。
しばらくそこでの試合は見合わせていましたが、現在は吊屋根式の照明設備を撤去し、
2階席の各コーナー付近に照明塔を取り付けたり応急処置をして開催できるようになりました。
本格的な復旧工事はこのシーズン終了後に行う予定ですが、こうしてサッカーが再び開催される事を、
そしてそれを観戦出来るという事をあらためて幸せと感じます。
そしてそれを観戦出来るという事をあらためて幸せと感じます。

しかし、我がアルビレックス新潟は9戦勝ち無しの長く苦しいトンネルを先週の山形戦で抜けられたかと思ったのですが、
先日7/6(水)に行われた甲府戦で覇気の無い試合を行いホームで惨敗をしてしまいました。
先日7/6(水)に行われた甲府戦で覇気の無い試合を行いホームで惨敗をしてしまいました。
しかも、もうU-22の日本代表で選手が欠けているという言い訳も出来ません。
勝ち点15の14位なのに1勝しただけで気が抜けてしまったのか?
それはもうプロとは言えない情けないものでしたよ・・・
それはもうプロとは言えない情けないものでしたよ・・・
勝てなくてもガムシャラだったアルビならボクも愛せるけど、
今後またこういった試合をつづける様ではこの熱い気持ちがどこまで保てるかわかりません。
今後またこういった試合をつづける様ではこの熱い気持ちがどこまで保てるかわかりません。

相手がうんぬんという話ではもう無いのですが、鹿島は言わずとしれた強敵です。
一昨年までは3年連続リーグ王者として、昨年は「富士ゼロックス スーパーカップ」と
「天皇杯」チャンピオンに輝いたチーム。
「天皇杯」チャンピオンに輝いたチーム。
ただし、鹿島相手にアルビは通算5勝6敗5分と負け越していますが、
ここ5戦は3勝2分と負けて無く、決して相性が悪いとは言えません。
ここ5戦は3勝2分と負けて無く、決して相性が悪いとは言えません。
アウェイがここ2戦とつづきますが、どんな状況でも最後まで走り続けるのがアルビのサッカー!
プロとして恥ずかしくないプレイをして、また熱いアルビに生まれ変わることを期待します。
プロとして恥ずかしくないプレイをして、また熱いアルビに生まれ変わることを期待します。

鹿島はご存知の通り、黒崎監督が現役時代最もお世話になったチーム。
きっと監督もこの対戦カードには特別な思いがあるはず。
昨年もその熱意が、実った試合が行われぬはいという結果を出したが、
昨年もその熱意が、実った試合が行われぬはいという結果を出したが、
今年はサントスコーチも加わり、よりこの対戦に緻密なプランを用意していることでしょう。
そして、アルビがとった布陣はなんと!
ずっとスタメンで起用してきたセンターバックの千葉や、
ケガから復活したはずのミシェウをベンチスタートにしたんですよ。
ずっとスタメンで起用してきたセンターバックの千葉や、
ケガから復活したはずのミシェウをベンチスタートにしたんですよ。
もしかしてこの中3日というハードスケジュールのため、疲れが残ってしまっていたのか?
この時はまったく黒崎監督の意図はわからなかったです・・・

そして、鹿島の曽ヶ端GKの影でひたすら長い間地道に努力してきたこの男、
小澤英明も特別な思いがあったはず。
小澤英明も特別な思いがあったはず。
しかし前半、アルビのプランはこれでいいのだろうか?
完全に守りの布陣を敷いていますよ。
前節の甲府戦でも攻め手を欠いて立ち往生状態だったのに、
今回は攻める姿勢はツートップの川又とロペス、そしてサイドハーフの亜土夢と三門の2人のみ。
前節とは違う形ですがとことん守備に徹しています。
今回は攻める姿勢はツートップの川又とロペス、そしてサイドハーフの亜土夢と三門の2人のみ。
前節とは違う形ですがとことん守備に徹しています。
その証拠にサイドバックの高徳や石川がまったく上がってこないんですもん。
なにこれ? もしかして試合開始からスコアレスドロー狙い?
ううぅ・・・ここまで弱気なんて、やっぱり前節の失態もありかなり臆病になってるんじゃ・・・?
アルビ、悲しいことにかなり重症っぽいです。

いや、ディフェンス面はもう、完璧ですよ♪
この昨年アルビにいた鹿島の西選手が起点になってのサイド攻撃もフィニッシュまで通さず、
それ以外も決定的なシュートを打たせてないですもん。
それ以外も決定的なシュートを打たせてないですもん。
アルビのDF4人でのラインの上げ下げも絶妙で、守備はまったく問題がありません。
攻めきることの出来ない鹿島をアルビが作り、攻めることよりも守ることを選んだアルビとの対戦は、
まったくの守備戦で、前半両チームを合わせてもシュート数が9本程度という展開になりました。
まったくの守備戦で、前半両チームを合わせてもシュート数が9本程度という展開になりました。

しかしこんな展開でいいのでしょうか?
はっきり言って、シュートの少ない試合は盛り上がりに欠けますよねぇ。
もちろん守備に徹するのも高い頭脳や判断力を必要とされるので簡単ではないのですが、
攻撃をしなければ勝つことはできないし、
あと後半の45分、守備のミスや相手のスーパープレイなどがあったらおしまいですよ。
攻撃をしなければ勝つことはできないし、
あと後半の45分、守備のミスや相手のスーパープレイなどがあったらおしまいですよ。
このままスコアレスドローに持ち込めるのか?
・・・なんて思っていた、後半11分。
ついにアルビはその心配していたミスを犯してしまいましたよぉ!
鹿島の遠藤選手が三門との1対1を上手いことフェイントで振り切って
ペナルティエリアに入り込もうとした瞬間、三門が思わず足をかけてしまいました!
ペナルティエリアに入り込もうとした瞬間、三門が思わず足をかけてしまいました!
ペナルティエリアのライン際で微妙なところでしたが、目の前で見ていた主審は迷わずPKの判定。

PKを蹴った鹿島の野沢拓也選手のコースを、小澤が読んでいたにも関わらず
ゴールの右隅に決められ、先制点を献上してしまいましたぁ!
ゴールの右隅に決められ、先制点を献上してしまいましたぁ!
あぁ・・・なんてこったぁ。
この作戦なら、ぜったいPKなんてあげちゃダメなんだって!
もう! ここまで何とか耐えてきたのに、今日も苦しい展開になってしまったじゃないかぁ!
しかし、このミスしたほうが負けるという守備合戦。
この時間帯になると疲れもでてきてミスが出やすくなるのは何もアルビだけではありません。
いや、むしろ前半から攻撃を捨て守備に徹してきたアルビよりも、攻撃を跳ね返されてきた
鹿島の方が体力的にも精神的にもツラくなっていている時間帯かもしれません。
鹿島の方が体力的にも精神的にもツラくなっていている時間帯かもしれません。
鈴木大輔からのロングフィードを川又が頭で亜土夢に送り、上手いことペナルティエリア内に進入したところを、
西選手に後ろから倒されてしまいました。
西選手に後ろから倒されてしまいました。
それはもちろん、西選手にイエローカードと、アルビにはPK♪

後半14分、ブルーノロペスがゴール右すみにきっちりとPKを決め!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッ!
よっしゃぁ! 同点だ! これで「1-1」。
このまま、つづければ鹿島相手にホームで勝ち点1をもって帰れるぞ!
でも、できれば、勝ちたい・・・このがけっぷちの順位だし、勝ち点3だって足りないぐらいですよ。
しかし、さすがは我らが黒崎監督。
ボクはちょっと見くびってましたよ。
弱気になって、ビビっていたのはボクのほうでした。
勝負師の黒崎監督が最初から、ドローで終えようなんて考えている訳がありませんよねぇ。

まず後半20分慶行に代え、秘密兵器として投入したのが、ケガで長い間休養していた
ボクらの特攻隊長 チョヨンチョルです!
ボクらの特攻隊長 チョヨンチョルです!
これまでの試合、ヨンチョルがいないためにどれだけ攻め口が広がらなかったことか・・・
黒崎監督、ヨンチョルが入るっていうことは攻撃する気満々ってことです!
さらに後半35分には川又からミシェウを投入!
も・・・もしかして、黒崎監督。

ここまで、守備でなんとか乗り切って後半相手が疲れてきたころに、
いつもの攻撃陣のスタメンクラスを投入し一気に攻撃の布陣にするってことですかぁ!?
いつもの攻撃陣のスタメンクラスを投入し一気に攻撃の布陣にするってことですかぁ!?
なんと、相手よりもこの試合にハードな日程で挑むアルビは主要メンバーを後半まで温存しておいたのですよ。
しかも黒崎監督の思惑通り、前半はスコアレスドロー、
途中、お互いに得点の動きが出てしまったものの、ここまで動転なのは計算どうり。
途中、お互いに得点の動きが出てしまったものの、ここまで動転なのは計算どうり。
それにボクが気づいたのは、いつも後半バテバテになり、
最後の最後で勝ち点を落としていたアルビの守備の要までもを、今回は温存していたとわかった時。
最後の最後で勝ち点を落としていたアルビの守備の要までもを、今回は温存していたとわかった時。

後半39分、センターバックを務めていたオールラウンダー菊地を、
アルビの真センターバックの千葉に戻すなんて、なんとも大胆なプランを打ち立てたものです。
アルビの真センターバックの千葉に戻すなんて、なんとも大胆なプランを打ち立てたものです。
ここでまたさらにディフェンスが強化され、もう完全に勝ち点を手中に収める体勢ですね。
さすがは黒崎監督です! ・・・と思うのも、まだ早かったぁ。
なんと、この黒崎監督のプランは、思った以上の結果を見事たたき出すんですよ。
きっとこれは黒崎監督自身も驚きでしょう。
後半43分、右サイドのコーナーキックを一度は鹿島ディフェンスにクリアされるも、
それをブルーノロペスが拾いミシェウへ。
それをブルーノロペスが拾いミシェウへ。
ミシェウはゴールラインギリギリまで個人技で持ち込み、
山なりにゴール前にマイナスのボールを折り返しました。
山なりにゴール前にマイナスのボールを折り返しました。
するとそこにはなんと! ドフリーで待っていたヨンチョルが!
その瞬間、『あれ? 何でそこにいるの!?』という、鹿島の選手の声が聞こえてきそうなほど、
余裕を持って頭で合わせ・・・
余裕を持って頭で合わせ・・・

逆転ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッ!!!!
しかも、ヨンチョルの復帰ゴールですよ。
待ちにまってましたぁ♪
そしてこのまま「1-2」で、我がアルビレックス新潟の勝利です!
アウェイの地で黒崎監督のプランがうまくハマり、完璧な勝利でした♪
って、スミマセン・・・最初ボクもまさかここまで積極的で大胆なプランだとは思いませんでした。
スゴいッスよ黒崎監督。
スゴいッスよ黒崎監督。
反町監督とも違う、鈴木監督よりワクワクする、黒崎監督。
やっぱりボク、好きだなぁ♪
バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

そして次のアルビレックス新潟はまたもやアウェイ。
7/16(土)にJ1リーグ第5節「アウトソーシングスタジアム日本平」で
「清水エスパルス」との対戦「オレンジダービー」となります。
「清水エスパルス」との対戦「オレンジダービー」となります。
これまでアルビは清水相手に通算6勝6敗5分と全く互角。
しかも昨年はそのアウェイ「アウスタ」で、当時首位で勢いのあった相手に「0-2」と勝利。
ホームでも「4-1」と複数得点で圧勝をしています。
ホームでも「4-1」と複数得点で圧勝をしています。
これでアルビの順位は暫定で11位となりましたが、
他のチームよりも試合数が多いのでまったくもって安心できる状態ではありません。
他のチームよりも試合数が多いのでまったくもって安心できる状態ではありません。
ここはまた確実に勝利を手にし、この勢いを殺さずまたホーム「ビッグスワン」に
堂々と胸をはって帰ってきて欲しいですね。
堂々と胸をはって帰ってきて欲しいですね。
ああぁ、今週一週間は気持ちよく仕事ができそうだ♪