感傷的に空想旅 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

今日でとうとう8月が終わってしまいますね。

まだ暑い日はつづいていますが、夜はすっかり秋の風が漂っています。

夏が大好きなボクは毎年この時季になると「センチメンタル・ジャーニー」に出たくなってしまいます。

ちなみに「センチメンタル・ジャーニー」は「感傷的な旅」という意味で、

「♪のみはもう3●歳だから~」と、この8月最後の週末ブラブラと新潟市内を放浪しました。

そして、無意識にたどり着いたのはここ「山の下埠頭」。

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ここは日本一長いとされている信濃川の最先端の河口右岸です。

長野の千曲川からはじまり、はるばる367kmもの旅が終わり、
日本海の大海原に注がれる場所というだけで何だかロマンを感じずにはいられません。

もう夕暮れですが、お天気のいい休みの日にはアジ釣りをしている人たちで賑わい、
平日は時間をツブしている営業車などで賑わっていますよぉ。

そして時々、美しい帆船「日本丸」や日本最大級の豪華客船「飛鳥II」、
さらには海上自衛隊の護衛艦が停泊している時があり、多くのカメラマンが訪れることもあります。

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しかし、この日は特になにもなく、唯一泊まっていた船はこの「新日本海フェリー」の「ばからし」・・・

いやいや「しらかば」でした。

この「しらかば」は一般のお客さんの乗船が可能で、週3日、敦賀~新潟~秋田~苫小牧と運行しています。

敦賀~苫小牧間は実に30時間以上ののんびり長旅となるんですねぇ。

また、新潟から出航するのや、新潟まで運行するのもあり、それは週2本あります。

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新潟からはこれ以外に「小樽直行便」のフェリー「らいらっく」や「ゆうかり」があり、
行きは約18時間、帰りは約20時間かかるのがあるそうです。

北に行くよりも帰り道の方が時間がかかってしまうのは潮の流れのせいでしょうかねぇ・・・


船内には、大海原を眺めながら入浴できる展望大浴場や、映画館並みのビデオシアター、
個室でゆっくり映画を楽しめるビデオルーム、ゲームコーナーなどの娯楽施設が充実しているほか、

もちろん普段陸地から見られない景色にも出会え、
目的地への移動手段というよりも、きっとクルージングそのものを楽しめるでしょう。

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なんで急に北海道行きのフェリーのお話をしたかと言いますと、
最近お知り合いになった新潟に住んでいるブログのお友達が、

よく北海道にご出張があり、いつもこの「小樽直行便」のフェリーのお話をされているのです。

で、その方はお仕事でフェリーを利用されているのですが、
割とせっかち旅であるボクには、最初そんなの~んびりした移動手段、使うことなさそうだなぁ・・・

なんて思っていたのですが、お話を聞いているうちに、
周りを海に囲まれた状況で、自分をゆっくりと見直す時間があってもいいなぁ~

なんて思ったりしてきたんです。

まあ、たしかに今、センチメンタルっていうのもありますが・・・

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でも、この船が北海道まで連れて行ってくれるって考えただけでもなんだかワクワクしてくるんですよねぇ♪

それはボクが飛行場が好きなのに似ていますが、飛行機の場合はすぐ向こう側にその地があるような気がして
それを想像してワクワクする「どこでもドア」みたいな感じですが、

船ではもう乗った瞬間から旅の始まりのような気がします。

飛行機はあくまでも目的地に着くための移動手段。

船は移動している行為そのものが旅だと思えます。

電車や車旅でもそれまでの風景を眺めるというのも旅の1つの楽しみだったりして同じ様な気もしますが、

船はまたそれとも違い風景があまり変わらない分、見つめるのは自分自身かもしれませんね。

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でも実際、移動に時間を費やしてしまう分現地の時間が少なくなってしまうので、
やっぱり魅力の1つとしては料金もあります。

2等級の一番安い時季ではなんと、9,000円。

人だけなら飛行機に比べて1/3程度、かなりお安い!

寝るのは大部屋で雑魚寝ですけどね。


また自分の愛車とも一緒に旅をできるのもフェリーならではですよねぇ。

全長3m未満の車なら26,000円なのですが、ボクのアルファは4m69cmなので、5m未満の29,500円。

片道38,500円、往復で77,000円かぁ・・・
オフシーズンなのにそんなに安くもないですね。

愛車にこだわるなら3日間以上での二人以上旅の方が良さそうです。

愛車にこだわらず一人旅で3日以内なら、「レンタカー(2万円弱/3日間)+飛行機(往復6万円弱)」で、
同じくらいかかってしまいますからね。

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飛行機なら新潟空港~新千歳空港には1時間10分で到着してしまう道のりを
船ではその12倍の時間かけて北上する。

なかなか日頃それだけののんびり旅はボクにとって現実的ではありませんが、

そんな旅にあこがれつつ、いろいろ料金や時間をしらべてみたりして
感傷的に空想旅を楽しんでみた夏の終わりでした・・・

いつか船旅にチャレンジしてみようかなぁ。