函館塩ラーメンと函館朝市 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の6/19(土)・20(日)に、3年かかって馬券で貯めた旅費で、
念願の函館に上陸した競馬サークル「馬の会」の6名のオッさんたち。

さっそくリニューアルオープンしたばっかりに「函館競馬場」目指すと思いきや、
なんと車窓にその姿を見ながら路面電車を降りずにスルー・・・

はやくもボケてしまったのか?

はたして、オッさんたちの運命はいかに!?

それは「函館山」だけが知っている。

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いえいえ、よ~く思い返してみてください・・・

ボクらは新潟を朝早くに出発して、ここ函館をお昼に到着するまで、まったく何も食べて無いんですよ。

で、せっかく函館に行くなら函館グルメを食べるまでガマン、ガマン。

まずはお腹を満たさなきゃ始まりませんよ。

そしてやっぱり函館と言ったら「塩ラーメン」でしょ!

ってことで、「魚市場前」で路面電車を降りて行ったのは、
創業70年を超える老舗、函館麺厨房「あじさい」紅店です。

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いや~、お詳しい方にはこの「あじさい」はチェーン店で「函館競馬場内」にもあるし、
せっかく食べるなら五稜郭近くにある「本店」で食べりゃあ良かったとも思われるかもしれませんね。

それなのにナゼわざわざこのベイエリアにやって来たのかと言いますと、
実は旅行代理店のプランに組み込まれていた「無料クーポン券」を持っていたんですよ。

馬券で積立てた限りある旅費ですが、空腹をガマンすることは出来ません。

せっかくの「クーポン券」なら、使わにゃソン、ソンですよねぇ。

この様なお得な「クーポン券」はさらにあと「3種類」あるので、
この2日間のノルマとして確実に消費することを硬く誓う幹事であった・・・




さて、「あじさい」紅店ですが、ちょいとしたオシャレスポットにあり、
立地もいい有名店ということで行列が出来ていましたよ。

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お店の目の前には足湯があって、待っている間に浸かっている方々もいましたが、
意外にこの日は北海道と言えどもちょっと蒸し暑い。

ん~・・・温泉であったまるのは、夜までのお楽しみにしておきます。

そんな時にお店の方から待っている人に冷たいお茶のサービスと、うれしい心遣いがありましたよ。

こういった小さなことが、いい旅の思い出になったりするんですよねぇ♪


でも回転率がいいのか、20人ほどの行列だったのに、あっという間に順番がやってきましたよ。

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中に入ると「老舗」という雰囲気は一切無く、高い天井に大画面モニター、
壁にはカッコいいグラフィックポスターが飾ってあり、スタイリッシュな空間になっていました。

ちょっとボクらが求める情景ではないですが、
まあ、昔は無かった「函館ベイ美食倶楽部」というオシャレな地区のお店だからしょうがないか。

で、その「無料クーポン券」で注文できるのは「味彩塩拉麺」(700円)のみなのですが、
それだけじゃなんだか気もひけるので、生ビールも注文しましたよ。

っていうか、飲みたいんですよ、ビール!

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楽しい函館の旅を願って、カンパ~~~~~~~イ!!!

ぷっは~~~~最高っ♪

写真を撮る前にガマンできなくて、まず一口飲んじゃいましたぁ。

で、それに付いてきた「おとおし」がまた絶品!

そのオリジナルのおつまみの名は「チャーマヨ」と言って、
チャーシューを細かく切って野菜と一緒にマヨネーズや味噌で和えたものみたいです。

メニューの中には「チャーマヨ丼」というのもありました。

さらにもう一品「しばづけ」も出てきましたよ。



さて、いよいよ函館名物「塩ラーメン」の登場です!

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まずはラーメンとしては限りなく透明に近いスープを一口。

さすが塩なだけに昆布や豚骨、鶏がらなどのベース素材がダイレクトに語りかけてきます。

昆布は地元の椴法華産と南茅部産を使用しているそうで、まさにご当地グルメ!

雑味がなく透き通っている割には、薬味野菜と相まったしっかりとした香りでコクもありますよ。

そして、その真っ直ぐな味を際立たせるのが堅めのストレート麺。

スープの繊細さにさらに磨きをかけています。



さらにその脇役とは言えない存在感の、大きな3枚のチャーシュー!

大きいだけでなく柔らかくて、よく味も染みていて食べごたえもありましたよ。

メンマは噛むとジュンジュワァっと味が染み出てきます。

ん~・・・最高♪



もしかしたらこの函館朝市で培われてきた「函館塩ラーメン」は、
この海の近くの潮風が香る場所で食べるのが一番美味しいのかもと思いましたよ。

この空気があるからこそ本物の「函館塩ラーメン」が味わえる。

そんな気がボクはしました。

ここベイエリアまできて良かったかもです。

函館麺厨房「あじさい」紅店
北海道函館市豊川町12−7 函館ベイ美食倶楽部
電話:0138-26-1122
営業時間:11時~22時(L.O.)
定休日:第三木曜日





さてさて、お腹もいっぱいになったのですが、まさかの幹事のミステイク!!

残り3枚の「クーポン券」の内、1枚に「函館朝市」で使えるものがあるのですが、
よくガイドブックを読んでみると「函館朝市」のお店は
ほとんど15時で閉まってしまうということに気付きました。

現在14時過ぎ、あれれれぇ~急げ~朝市へ!

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老体にムチ打って、早歩きのオッさん6人。

途中、かわいいお姉ちゃんに「核兵器廃止の署名運動」に声を掛けられても、
『急いでますので』って言って振り切り、

函館の朝市名物「蟹買わないかい? イカ食べないか?」の地獄の勧誘にも耳を貸さず、目的のお店に到着!

もらえるのは「海鮮串揚げ」と「ソフトクリーム」。

ラーメンを食べたばっかりだけど、せっかくの「クーポン券」は消費しないともったいないですよねぇ。



・・・って、ガビ~~~~~~ン!

お店はやっていたけど、それらが食べられる食堂は14時までだってさ・・・

とほほほ・・・早くもノルマ達成ならずだ。

考えてみればそりゃそうだ・・・だって「朝市」ですもんね。


そんな、ソフトクリームが食べられなくてお店の前で意気消沈している6人のオッさんたちを見かねたのか、
お店のお兄さんが『せっかく来てくれたんだから、これ持っていきな!』って


お店オリジナルの「いかすみかりんとう」の小袋2つをみんなにくれました。

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そして、『「クーポン券」は受け取らないから、よかったらまた明日の朝でも来てよ!』
って言ってくれましたよ。


うぇ~~~ん、なんていい街なんだ、函館。

さすがパッケージに『人情市場』って書いてあるのはダテじゃないッス。

一瞬ブルーになったオッさんたちにも、その人情が染み込みました。

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で、その近くでたまたまやっていたイベント、「はこだて花と緑のフェスティバル2010」で
きれいに飾られた花々を、その澄んだ気持ちで鑑賞をしましたよ♪

なんてことをしていたら、またさっきの「核兵器廃止の署名運動」のお姉ちゃんたちにバッタリ会ってしまい、

なんだかちょっと気まずい。

『急いでますので』って断わって行った先が「花と緑のフェスティバル」だと絶対思われてるよこれ。

オッさん6人が急いで「お花観賞」かい?




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お!これは、これは、函館の象徴でもある「イカ」を釣る漁船ではありませんかぁ!

ちょっと感動ですねぇ・・・

夜の津軽海峡に煌々と焚かれる漁火は、函館の風物詩ですもんね。

最近の漁火は、光害やエネルギーの無駄遣いに配慮した、LEDを使ったものも増えているそうですよ。


そしてコッチは「函館MOUMOUタクシー」じゃないですかぁ!

このタクシー、外装だけでなく内装も牛柄なんですよ。

そしてさらに、予約をすれば運転手さんも牛柄の気ぐるみを着て観光案内をしてくれるとか。

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で、よく見かけるのは写真の「黒モウモウ」なのですが、

赤の「ハッピーモーモー」やピンクの「ラッキーモーモー」、金の「ゴールドモーモー」というのを見たら、
幸せになれたり、金運が上がったりとかの都市伝説もあるそうですよ。

楽しいのは見た目だけでなく、普通は自動であくタクシーのドアも、
運転手さんがわざわざ乗車ドアを手動であけて招いてくれるという、丁寧なサービスをやっているそうです。

また、1回乗車につき1ポイントもらえ、10ポイントたまるとお米が1kgもらえるんだそうです。




・・・って、もうかなり疑問に思っている方も多いと思いますが、
競馬仲間が集まる「馬の会」なのに、いつ「函館競馬場」行くんだぁ?と・・・



そうなんです!

行かないんですよ「函館競馬場」。

な、な、な、なにぃーーーーーーーーーっ!!?

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実は初日の今日は函館観光デーになりまぁす♪

競馬場遠征で楽しいのはなにも「競馬」だけではありませんもんね。

ボクら「馬の会」は、その土地の美味しいもんや名所までも堪能しちゃおう♪
という欲張りサークルなのです。

なので「函館競馬場」は次の日にして、とりあえずは函館観光に勤しみまぁす。

函館には「赤レンガ倉庫」や「函館山」、「洋館」などステキな場所がたくさんありますもんね。

さあ、そんな函館のロマンチックスポットをオッさん6人で、レッツ散策だぁ♪




・・・つづく。