函館山と函館洋館散策 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の6/19(土)・20(日)に、3年かかって馬券で貯めた旅費で、
念願の函館に上陸した競馬サークル「馬の会」の6名のオッさんたち。

さっそくリニューアルオープンしたばっかりの「函館競馬場」目指すと思いきや、
初日は函館グルメと函館の観光を堪能予定。

ちょっと蒸し暑い函館の街を、暑苦しいオッさん6人の函館散策がはじまりまぁ~す♪


まずオッさん6人はロマンチックな「赤レンガ倉庫」から「函館山」に向かいます。


少年の心を兼ね備えている6人は、好奇心旺盛で見るもの何でも珍しく、
各々が持ってきたカメラで写真を撮りまくり。

いっこうに前に進みやしない。

って、一番撮ってたのはボクなんですけどね・・・

持ってきた三脚が大活躍で、いたるところで暑苦しい集合写真を撮ってましたよ。

こんなところでも集合写真。

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1923年に建てられたという「日本最古のコンクリート電柱」。

って、これも観光スポット?

確かに円柱でなくって四角くて珍しそうですが、単なるコンクリートの柱ですよね。

とりあえずみんなで撮っておけ!って感じです。

以前来たときは落書きだらけだったのですが、キレイになっていましたよ。


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さて、最初に6人に立ちはだかる試練はこの「ニ十間坂」という坂道。

「ニ十間坂」はその名の通り幅が約36mという広い坂道で、
一面に広がる石畳と、両脇に建ち並ぶ洋館は異国情緒たっぷり。

しかし、この坂路調教はご老体には結構いい運動になりましたよ。

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そしていきなり「函館山」のロープウェイに乗り込みます。

で、ここで4枚ある「クーポン券」の内、3枚目をクリア!

大人の往復料金1人1,160円のところを、なんとたったの「400円」で乗れました♪

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乗り込むなり、子どもを差し置いて一番眺めのいい窓際を占領!

標高334mの山頂まで約3分の遊覧です。


ここ「函館山」は、戦時中に山全体に砲台や発電所、観測所が設置されて、
要塞地帯になったことで山全体が軍事機密となり、
約半世紀の間、人の記憶や地図上からその姿を消した山だったことは有名なお話ですよねぇ。

って、そんな話ボクははじめて知ったんですけどね。


また、みどりのマキバオーが「函館3歳ステークス」前に調教を積んだ場所として
競馬ファンの間では有名なお話ですね。

って、そんなマンガの話知るかぁ!

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さ~て、山頂に到着しましたよ。

「函館山」と言えば100万ドルだか、100万馬券だかの夜景として有名ですが、
昼間に登っちゃったのは訳があるんです。

だってこの時季は19時くらいまでは明るいし、暮れるのを待ってたら宿の食事を食いそびれちゃいますもん。

ロープウェイの運行時間が上りの最終が21時50分で食べてからじゃ間に合わないしね。


しかもこの日は20時半からワールドカップの「日本代表 vs オランダ代表」があるんですもん。

それに新潟厩舎組は朝早かったので、温泉に入ってビールを飲んだら
きっともうお眠になっちゃいますもんね。


そもそも、オッさん6人が集まって夜景を見ながら『わ~ステキぃ~♪』
なんて言ってたら気もちっ悪いでしょ。

『ねぇ知ってる? 夜景の中に「スキ」という文字や「ハート」を見つけると
幸せになれたり両思いになれるって言われているんだってさ・・・』

なんていうオッさん同士の会話、聞きたくないでしょ。





ってことで、まっ昼間の素晴らしい絶景をとくとご覧下さい!

じゃぁ~~~~ん♪

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って、霧がかかってるじゃん!

まあ、ロープウェイ乗り場のに人にも予め言われていたので、わかってたんですけどね。

残念なことに、春から夏にかけては霧が出やすいんだってさ。

でも、半分しか見えないけど絶景でしょ?

もともとこの会は「函館に競馬仲間と行きたい!」と言う気持ちから発足された会なので、
「ついにここまできたか!」と、この景色を目の前にボクもたいへん感慨深いものがありましたよ。



晴れた日にはこの津軽海峡越しに、下北半島まで見えるんだってさ・・・
そう思って見れば大間の鮪釣り漁船も見えてきそうな気がします。

ボクも夜景は2度見ているんですが、昼間は初めてでしたよ。

皆さんも夜景はステキな人と一緒に来る時までのお楽しみとして取っておいてくださいね。

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山の上では北海道限定ドリンク「リボン ナポリン」飲みながら、しばしこの景色に見とれていました。

このオレンジ色で、ちょっとサイダーに香りがついた「リボン ナポリン」ってなんだろう?

どうやらサッポロ飲料が出している「リボン シトロン」の姉妹品らしいです。


よく「世界三大夜景」と称されている場所に、ここ「函館」と「香港」、
そして「ナポリ」が挙がるけど、それとはきっと関係ないよなぁ・・・

ちなみに、ボクは「日本三大夜景」とされているあと2つ、
摩耶山の神戸の夜景と、稲佐山から望む長崎の夜景は制覇してますよ。






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さて、函館山から下山したら、その麓に立ち並ぶ洋館を見ながら散策です。

石畳を歩いていくと眼下には港が時々姿を覗かせ、異国情緒タップリでとってもロマンチックです。

だからこそ、オッさん6人では気持ち悪いので、スタコラサッサと流し見ですよ。


上の写真は「聖ヨハネ教会」です。

イギリスの宣教師が明治11年に建てた教会で、今も教会として機能しているとってもモダンな建物です。

前後左右上から見ても十字架の形になっているという面白い構造をしていますが、
あんまりオッさんたちは建物には興味なさそうです。

「馬の会」の中には本職が建築士もいるのになぁ・・・

中も教会行事の時意外は無料で見学できるんですけどね。

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今度はこの洋館街の象徴的存在の「カトリック元町教会」。

でも裏通りからなので、屋根だけ・・・

特徴的な六角屋根の上に載った大きな風見鶏と赤い屋根が確認できただけで
オッさんたちはオッケー・コケッコーです。

こちらは江戸末期にフランスの宣教師が仮聖堂を建てたのがはじまりなのでそうで、
中にあるローマ法王ベネディクト15世から贈られた豪華な祭壇が見所だそうですよ。

・・・って、みんなまったく興味無しですよ。

ちなみに、中に入るのは教会行事の時意外は無料なのですが、写真撮影はNGです。




そしてこちらは「ハリストス正教会」・・・

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って、ガビ~~~ン!

こ、こ、こんどは門だけ。

ん~これで「函館洋館散策」と呼んでいいものなんでしょうか?

でもね、オッさんたちはオッさん立ちなりに、この函館の雰囲気を堪能しているんですよ、これでも♪


ロシア風ビザンチン様式の造りとなっていて、ガラス窓の曲線や尖塔、
レンガの外壁を漆喰で塗り込めた白壁、緑の屋根など、函館の洋館の中でも美しい建築物とかなり評価が高い
この「ハリストス正教会」ですが、それを気にとめる気配はありません。

いちおう国の重要文化財に指定されているんですけどねぇ・・・

ちなみにここの中に入るのには献金200円がかかるので、きっと興味あってもスルーでしょう・・・

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このピンクのかわいい建物は「遺愛幼稚園」。

今もちゃんとカトリック系の幼稚園として使われているところです。

これまでの教会はほとんどが大火で一度焼失してしまったりで再建しているのですが、
この建物はなんと約築100年!

昭和9年の函館大火にも、昭和43年の十勝沖地震にも耐えぬいた縁起のいい建物ですよ。

縁起がいいと言えば、ボクらはギャンブラーですから、
ここは知ってか?知らずか?しっかりゲンを担いで写真を撮りましたよ。




そして、函館の洋館として一番に思い浮かべる方も多いと思われる「旧函館区公会堂」。

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見通しのよい、函館山の中腹に威風堂々と建つ青と黄色のコントラスト。
さすがにこの美しさと大きさにオッさん6人も感動している風です。

きっと2階のバルコニーからの眺めは絶景でしょうねぇ~♪

でも、300円の入館料を払っちゃうほどまでは高揚していませんが・・・

ここでは20分1,000円で明治時代のゴージャスな衣装に着替えられる
「ハイカラ衣装館」というのがあるのですが、
オッさんたち6人で着替えてみても面白かったかもしれませんね。




・・・こんな感じで皆さんほぼ無言でスタスタとひたすら歩いていましたけど、
この「函館洋館散策」、楽しんでたかなぁ? どうかなぁ?

昔同じメンバーで行った、「京都のお寺巡り」の時の方がまだ盛り上がったかな?


よくわからないけど、確実に言えるのはこういったロマンチックな散策は
オッさん6人の絵面には似合わないってことですね。


まあ皆さん、函館山の夜景も、しっかりとした洋館の見学も、次回大切な人と来る時までとっておきましょう。

とりあえずは「馬の会」で下見完了!ってことで「よし!」としましょうかねぇ。




・・・そして、オッさんたちの函館散策はまだつづくのであった。