100円バスで古町へ | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

4/24(土)から、「新潟駅」と新潟一の繁華街「古町」を結ぶバス路線が、
土日祝日限定7/19(月・祝)まで、100円で利用できる「ワンコインバス」が走りはじめましたぁ♪

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昨日も「大和新潟店」の撤退などで衰退する「古町」の話題にもふれましたが、
これをきっかけに少しは人が戻ってくるといいなぁと思います。


「新潟駅」から「古町」に行く公共交通機関は、基本タクシーかバスしかなく、
これまでその区間はバスでの大人料金が200円かかっていたんです。

これがそもそも高いのかもしれませんが、

「新潟駅」から「古町」区間を歩いたら信濃川を「萬代橋」を渡って30分ぐらいはあるんですよ。

今のようなポカポカな季節は「古町」までの散歩も気持ちいいかもしれませんが、
極寒の冬なんて何かのバツゲームでも歩きたくないものです。

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ってことで、買い物客は「古町」にある「大和」や「三越」には足をむけず、
信濃川の手前にあり歩いて10分ぐらいでいける
第2の商業地区「万代シテイ」で踏みとどまってしまうという流れができていたのです。

「伊勢丹」などもあるし、ボクのブログにもよく「万代シテイ」は登場してますもんね。


さらにバス代が高いってなったらファミリーなどはマイカーで行くことになるのですが、
「古町」も「万代シテイ」も周辺の契約有料駐車場の利用しかなく、
買い物をしたら無料って言われちゃったら、目的が無いと遊びにいけなくなっちゃいますもんね。

ショッピングの楽しさの1つ、衝動買いやウインドウショッピングを
する機会を与えてくれないと人で賑わうことはない。

ってことで、無料の大型駐車場を保有する郊外のショッピングモールに
人が流れて行ってしまうのは当然と言えば当然ですよねぇ。

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それを何とかして歯止めをかけようと立ち上がったのが、我が新潟市の市長、篠田昭市長なのです!

昨日いただきましたコメントにも『頼むぞ政治家!!』という声が上がっていましたが、

市民が苦しんでいるのに、見て見ぬフリや、気付かぬ鈍感、
何も策が見つからないという、税金を食っているだけの政治家もいますもんね。

でも、篠田市長は違いましたよ!

さすが、『篠田市長のTalk Street』(毎週土曜日夕方5時45分放送)というレギュラー番組を
地元の「FMポート」というラジオでやっていて、
そこで、架空の喫茶店のマスターをつとめているだけあるなぁ~

いつも注文はとるけど、お代は決してとらない市民にやさしいマスターだ!

・・・って、こんなラジオ聞いてるボクってシブイでしょ?


その、篠田市長が本部長となり、「古町」の空洞化などを深刻にとらえ、
町の再生を意図とした基本方針の策定と具体的な施策の検討を行う
「新潟市まちなか再生本部」を立ち上げたのです。

そう言えば、「大和新潟店」の一方的な撤退に対して、
『跡地や雇用の問題などにあるていどの道筋を立ててから去ることが撤退の最低限の責任だ!』
と、声を荒げていたのも市長でした。

その「新潟市まちなか再生本部」の施策の1つが、この「ワンコインバス」の社会実験なのですよ!

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                          【「新潟駅」乗り場】


ただ、乗れるのは既存の巡回バスではなくて、「りゅーとリンク」という専用バス。

乗降車できるバス停は「新潟駅」「駅前通」「万代シテイーバスセンター前」
「礎町」「本町」「古町」となり、こちらも専用のバス停になります。

ちなみに「新潟駅」の乗車場所は駅前のバスターミナルの「10番線乗り場」、
「古町」からは「NEXT21」の横から乗れます。


そして、料金は大人は100円、こどもは50円、現金での支払いのみ。

バス停も違う場所ですし、これまでのバスには対応してないので知らずに
200円の方に乗ってしまう人もいるでしょうね。

また、バスカードや定期も使えないって、ちょっと面倒ですよ。


それに、この区間どこから乗っても同じ料金なのに、整理券を配っているそうなんです。

整理券に乗ったバス停とシリアル番号が記載されていることから、
まだテスト段階なのでどれだけ効果があるか測定するっていうところなんでしょうね。

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                          【「古町」乗り場】


まだまだ本格的に運営するのはこれからですが、
少しでも郊外に流れてしまった人が、昔の活気ある新潟の中心街に再び戻ってきたらいいなぁと願います。


そして、元気になった新潟にたくさんの観光客の方々が訪れて欲しいと願います。

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実は昨日4/28から、GWに向けて「定期観光タクシー」の運行も始まりました。

写真は「新潟駅」前でその出発式のテープカットの準備をしている様子です。

新潟市の「都タクシー」「万代タクシー」「東新タクシー」の3社などが中心になって、
新潟の観光や文化を極めた人、「ニイガタ検定」を合格した人が運転手をつとめるそうなんです。

今やタクシーの運転手も観光案内ができないといけないですね。

ルートは「新潟駅」前発着で、「市内観光」「北方文化博物館など豪農の館」
「しろね大凧と歴史の館」の3つのコースがあり、毎日運行するんだそうです。


本州日本海側で初の政令指定都市になってから3年、新潟市は政令指定都市で唯一私鉄が無い車社会の地域。

うまいこと車と付き合って、市民の生活を豊かに、そして観光資源を大切に、
もちろん恵まれた自然にも思いやりを持って、活気のある地域になっていくといいですね。


いつも、食べ物や遊んでいるお気楽な記事ばっかりですが、
こんな社会的なこともたまには真面目に考えてみることもできる、

埼玉県出身の新潟市民ののみでした。




・・・GW期間中は記事の更新やリコメ、皆さまのところへのご訪問が無いかもしれませんが、
きっと思い切って遊んでいるためですので、ご了承くださいませ。

それでは皆さま良い連休をお過ごしくださいませ~♪