



今日の埼玉は新潟よりも寒いですねぇ~
天気も悪いし。
ここ最近、仕事から帰るのは毎晩日が変わってからでした・・・
でもこの出張の件でバタバタしている仕事も第一段階クリア!
11月いっぱいまではまだちょっと忙しいけど、何とかガンバって日々生きております。
で、ガンバって生きればお腹は減るってことで、昨日の出張は東京の新橋に行ってきたのですが、
お昼ごはんは前からずっと「行きたい」と思っていたお店で食べました。
そこは、せんば「自由軒」新橋店です。
以前、明治43年に創業されたという大阪で有名な難波にある「自由軒」には行ったことはあるんですが、
どうやらそことは経営が違うみたいです。
ホームページで調べてみたら、もともとは織田作之助の小説「夫婦善哉」にも登場した「自由軒」で、同じだったんですが、
親戚どうしでお店が別れ、今やちょっと両者の間に険悪なムードが漂っている様子なんです。
ま、美味しいモンが食べられりゃ、大人の事情はどうでもいいんですけどね・・・
外観は食品サンプルがディスプレイされているレトロな感じ。
のれんをくぐると店内には、右から左に字が書いてある装飾など、ほのかに大正ロマンの雰囲気が漂っています。
案内してくれた若い女性は中国人の方なのかな?
イントネーションがちとおかしい。
メニューには洋食屋さんっぽい名前が並びます。
オムライスにカツレツ、タンシチューやハイシライス・・・!?
あれ?ハヤシライスじゃなくて「ハイシライス」?
どうやらこのお店ではハヤシライスを「ハイシライス」と呼ぶようです。
この「ハイシライス」の基本となるソースの秘伝のレシピに、
スジ肉の事をなぜか「ハイシ肉」と記されていたのが由来だそうです。
その中でボクがたのんだのは「名物インデアンカレー」(680円)。
それにスープとサラダのセット(150円)を加えました。
そして出てきたのは、すでにカレーと混ぜられているごはんの真ん中に生卵が乗っています。
お店の壁には「インデアンカレー」の食べ方として、
「熱いうちにウスターソースをかけて、卵を混ぜきってから食べて下さい。
ウスターソースをかけて丁度いい味になるように調理しています。」的な貼り紙もありましたよ。
「ソースをかけてお召し上がりください」と店員さんにも念をおされました。
なぜそんな珍しい食べ方をするのかと言いますと、創業当時、ウスターソースはたいへん貴重で、
洋食にその舶来のソースをかけて食べることを「ハイカラ」ともてはやされた名残なんだそうです。
さらに、当時は高級だった卵を乗せたんですからこの「インデアンカレー」はかなり「ハイカラ」だったに違いありませんね。
そして何ですでにカレーとごはんが混ぜ合わせてあるかと言いますと、
やっぱり当時の名残で、ごはんを保温することが難しかった時代に、
冷えたごはんを温かくするために熱いカレーと混ぜ合わせて工夫したそうなんですよ。
見た目はドライカレーの様ですが、ドロッとしたカレーです。
そこに卵とウスターソースを加えるのでサラッとしてきます。
味の方は少しスパイシーですが、卵と混ぜたのでマイルドに。
特に変わった味という訳ではありませんが、食べ放題の福神漬けの合う、
日本人の舌にマッチした馴染みのある味でした。
「せんば 自由軒」はレトルトも出しているし、全国に11店舗あるらしいので、
またすぐにこの味に巡りあえるかもしれませんね。
ん?!
実家の近くの「イオンレイクタウン」にもあったのかぁ~
ここは夜はお酒も飲めるそうなので、大正ロマンあふれる店内でハイカラな気分に酔うのもいいかもしれませんね。
ごちそうさまでしたぁ~♪
東京都港区新橋3-8-8
電話:03-5425-2371
営業:11時~22時半