今年も埼玉の実家から秋の恵みがとどきましたぁ♪
実家の庭で採れた甘柿です。

今回は夏場が涼しかったため出来がイマイチだったみたいですが、2種数個ずつの甘柿を送ってくれました。
1つはこの「富有柿」(ふゆうがき)です。
岐阜県原産の「富有柿」は日本で最も食べられている甘柿だそうです。
・・・っていうか甘柿自体、日本特有の品種で渋柿の突然変異種とされていているので世界一ということですね。
丸みがあって可愛らしいですよねぇ。

でも、新潟にも有名な柿があるんですよ・・・
越後七不思議の次に珍しいという意味からついた「八珍柿」の名を新潟県民なら知らない人はいないでしょう。
この「八珍柿」の正式名は「平核無柿」。
種の無い柿という名がつき「富有柿」についで2番目に食べられているんです。
ちなみにもう一つ有名な佐渡の「おけさ柿」も「平核無柿」なんです。
そして、その原木は新潟県の新潟市秋葉区にあるんですよ。
そんな有名な「平核無柿」の発祥の地とも言える新潟に、
なんで実家からわざわざ柿を送ってもらうのかといいますと
なんで実家からわざわざ柿を送ってもらうのかといいますと
それには訳があるんです。
以前、「新潟で食べる柿は渋柿」という記事を書きましたが、
そうなんです!
実は新潟でよく食べられている「八珍柿」は渋柿なのです。
新潟の方は渋柿を人工的に、渋みのもとである「タンニン」を
焼酎などを使って化学変化させ、不溶性にして口の中で「タンニン」が
溶け出さないようにして食べているのですよ。
焼酎などを使って化学変化させ、不溶性にして口の中で「タンニン」が
溶け出さないようにして食べているのですよ。
ということなので、「八珍柿」が多く食されている
新潟の地では加工しない自然のままの甘柿はなかなか手に入らないのです。
新潟の地では加工しない自然のままの甘柿はなかなか手に入らないのです。
新潟の「八珍柿」も美味しいですが、甘柿もあるとうれしいですもんね。

そんなんで、送ってもらったもう1種の甘柿は「富有柿」と甘柿の2大勢力図を描いている「次郎柿」です。
名前のとおりこのゴツゴツした姿は男っぽいですねぇ。
「次郎柿」の発祥は静岡県で、太田川を流れている柿の幼木を松本次郎吉さんが
拾って植えたのが始まりと言われています。
拾って植えたのが始まりと言われています。
「富有柿」の柔らかくジューシーで深く濃い甘さに対し、
「次郎柿」はカリカリっと心地よい歯触りが特徴でさっぱりしている甘味なんですよ。
「次郎柿」はカリカリっと心地よい歯触りが特徴でさっぱりしている甘味なんですよ。
いずれにしても熟しすぎた柿よりも、ボクは歯ごたえのある硬い柿の実が好きです。
ドロっとした柿はちょいと苦手・・・

実は実家の柿の木はボクが小さな時に食べた甘柿の種を植え、
それが木になり、ある程度大きくなったら甘柿の苗を接ぎ木したものなんです。
それが木になり、ある程度大きくなったら甘柿の苗を接ぎ木したものなんです。
ってことはボクが産みの親ってことですね。
どっちの実がボクの木かはわかりませんが、
とにかく毎年毎年甘い実をつけてくれるまで成長してくれたのはうれしいです。
とにかく毎年毎年甘い実をつけてくれるまで成長してくれたのはうれしいです。
昨年もうれしくて同じような記事を書いていましたが、この甘柿がなる季節、楽しみです。