この秋一番の冷え込みでボクの住む新潟市では初雪の降った11/3文化の日は、お昼近くに目が冷めました。
窓からは日差しがさしこんできたと思ったら、突然真っ暗になって雨が降り出したりと、
新潟特有の冬の入り口の風景が見えます。
新潟特有の冬の入り口の風景が見えます。
こんな天気の日には、家にこもってゆっくとビデオ鑑賞でもしましょうか?
文化の日ですし・・・
文化の日ですし・・・
なんて、思ったのですが、じっとしているのが苦手なボクは
時おり見せる明るい日差しに誘われて、外に飛び出してしまいましたぁ。
そして、行ってきたのがここです。

毎年11/1~11/24に弥彦神社で行われている、第49回「弥彦菊まつり」です。
正式には「新潟県菊花展覧会」というそうで、例年、県内外の菊愛好者から多種多様の作品が出品され、
今や4千鉢にものぼりその規模や出品数、品目の多いことで、
県下随一の大展覧会として全国に知られる有名な新潟の秋の風物詩なのです。
また、この時季は境内内はもちろん、弥彦公園のもみじ谷や弥彦山などの
紅葉が真っ赤に色づき、1年の中でも特に美しい風景が見られる時ですね。
紅葉が真っ赤に色づき、1年の中でも特に美しい風景が見られる時ですね。

その神苑には「鹿苑」があり10数頭の鹿が「キュンキュン」鳴きながら迎えてくれます。
この鹿は「古来神鹿」といわれ、
万葉集に『いやひこ神の麓に今日らもか 鹿の伏すらむ皮服着て角つきながら』と詠まれているんですね。
万葉集に『いやひこ神の麓に今日らもか 鹿の伏すらむ皮服着て角つきながら』と詠まれているんですね。
真っ赤なもみじをバックに見る鹿の姿は、まるで「花札」の絵の様です。
・・・しかし、鹿も白い息を吐くほど寒い、寒すぎる。
いつもより1枚上に着るだけじゃ足りなかった~
いつもより1枚上に着るだけじゃ足りなかった~

いつも歴史があり、どちらかというと重々しい感じで迎えてくれる「おやひこさま」も
1本の菊から数百の花をつける大菊や、中菊の古典菊の子菊懸崖、小菊の盆栽などなど、
様々な菊花に彩られ華やかです。
1本の菊から数百の花をつける大菊や、中菊の古典菊の子菊懸崖、小菊の盆栽などなど、
様々な菊花に彩られ華やかです。
言うまでもなくボクは菊に関してまったく詳しくないので適当な知識なので
参考にしないほうがいいと思いますが、
参考にしないほうがいいと思いますが、
たぶん写真は一輪菊の「大菊」で「管物」と呼ばれる種の「細管」という種類らしく、
花ビラが管状になっていて直線的に放射状にのびるものです。
花ビラが管状になっていて直線的に放射状にのびるものです。
とっても繊細ですよねぇ~
まるで、花火のようです。

また「大菊」の仲間ですが、こんなのもありました。
菊の種類は多いと聞いてましたが、こんな珍しいのもあるんですねぇ。
「一文字」と書いてありお皿のような紙の上にのっていましたよ。
「一文字」と書いてありお皿のような紙の上にのっていましたよ。
「大菊」の中でも唯一の一重咲きだそうで、花びらの数は16枚が理想とされるらしいです。
天皇、皇室の紋章みたいなので「御紋章菊」とも呼ばれるそうですよ。

これも、菊のイメージには無かったタイプですねぇ・・・
はやりの無造作ヘアでしょうか? パンクでカッコイイですねぇ。
でも名前は純和風で「江戸菊」だそうで「管物」の一種みたいですね。
一度平らに咲いた花ビラが、立ち上がってねじれたり、折れ曲がったりさまざまな変化をするため、
生産者はその様子が楽しかったりするそうですよ。
生産者はその様子が楽しかったりするそうですよ。
「狂い菊」「芸菊」とも呼ばれまさに粋なパンク菊ですね。
でもボクが「菊」と聞くと(オヤジギャグではありませんよ)イメージするのはやっぱりこれかなぁ?

「大菊」の分類で花ビラが厚い「厚物」と言います。
数百枚の花ビラが中心に向けて鱗状にキレイに高く盛り上がったものが美しいとされています。
また、下に花ビラがたれているのは「厚走り」と呼ばれ、
「厚物」から袋状で真っ直ぐ長いく放射状に付いたものがいいとされているんねすね。
「厚物」から袋状で真っ直ぐ長いく放射状に付いたものがいいとされているんねすね。
何だかこれを見ると、春の桜を見るのと同じくらいに秋の日本を感じます。
あと、この「弥彦菊まつり」で毎年最も話題になっているのがこの「大風景花壇」です。

毎年テーマが変わる「大風景花壇」。
3万本もの挿芽小菊で描かれた風景は、大迫力で毎年訪れる観菊者を魅了しています。
3万本もの挿芽小菊で描かれた風景は、大迫力で毎年訪れる観菊者を魅了しています。
2009年のテーマは新潟市の象徴、『萬代橋』です。
毎年、新潟県菊花連盟の皆さんが半月かけて約60畳もの敷地に手作業で
土を盛り、1本1本丁寧に挿し芽や花摘みなどを行い、たいへんな苦労の末この迫力がうまれるんだそうです。
土を盛り、1本1本丁寧に挿し芽や花摘みなどを行い、たいへんな苦労の末この迫力がうまれるんだそうです。

また、境内では一本の幹から伸びた1000輪近くの菊花を円形に仕立てた「大数咲」が見どころですよ。
どこの「菊まつり」もそうだと思いますが、以前、会期の終わり頃に行ったら、
花がしおれてたり、枯れているものもありました。
花がしおれてたり、枯れているものもありました。
もし、「弥彦菊まつり」を見に行かれる予定のある方は
なるべく早目に行ったほうが、より鮮やかで元気のある菊花を見ることができそうです。
なるべく早目に行ったほうが、より鮮やかで元気のある菊花を見ることができそうです。

そして、神社にきたら恒例の「おみくじ」は欠かせません。
さてさて、いったい何が出ますでしょうか?

ジャ~~~~~ン! って言うほどでもない、中途半端な「吉」でした。
『争事 負けておくが得あり』だってさ。
週末のゴルフ、負けた方がいいのかぁ? いや、別に争ってないし・・・
・・・ホントはもう少しのんびりと弥彦公園の紅葉を見たり、
弥彦山に登ったりしたかったんですけど、めちゃくちゃ寒いし、
弥彦山に登ったりしたかったんですけど、めちゃくちゃ寒いし、
何だか雨がポツポツと降ってきたので、撤収しまぁ~す!
冷え切った身体をあたためてくれるにはもちろんコレです♪

ボクの「弥彦神社」定番!
参道口の正面にあるお土産屋さんで、「みそ田楽」(100円)&「あま酒」(250円)です。
いやぁ~あったまるなぁ~・・・
お正月にはテーブルに布団がかけてあり、コタツの様になっていたのですが、まだ早かったみたいです。
でも、コタツが欲しいぐらい冷え冷えですよ。

弥彦には忘れてはならない名物土産があります。
「温泉まんじゅう」や「パンダ焼き」も有名なのですが、
カレー好きのボクのお気に入りは成沢商店の「カレー豆」(350円)です。
そら豆を油で揚げて甘いカレー風味に仕上げたお菓子で、
ビールのおつまみにも最適で、一口食べると止まらなくなっちゃいます♪
ビールのおつまみにも最適で、一口食べると止まらなくなっちゃいます♪
弥彦神社のどこお土産屋さんでも売っているのですが、
近くの成沢商店まで行けば、レトロな包み紙にくるんでくれますよ。
近くの成沢商店まで行けば、レトロな包み紙にくるんでくれますよ。
成沢商店では「玉兎」「甘納豆」も人気商品ですね。
ぜひ、弥彦に寄ったさいにはこの成沢商店の「カレー豆」をぜひお土産に!
「成沢商店」 新潟県西蒲原郡弥彦村1298 電話:0256-94-2025 営業:8時00分~19時00分
まだ16時頃だというのに、急に弥彦は真っ暗になり
ドシャーーーーッ!と、みぞれ交じりの激しい雨が降ってきました。
ドシャーーーーッ!と、みぞれ交じりの激しい雨が降ってきました。
結局、紅葉も温泉もあきらめて慌てて帰りましたよ。
不思議と新潟市街のほうにやってくると、まだ明るかったのですが、
もうすぐそこまで冬がきていると実感しました。
もうすぐそこまで冬がきていると実感しました。
華やかであり、繊細であり、しかも迫力満点な晩秋の弥彦を彩る
「弥彦菊まつり」には、ぜひ早目にあたたかい格好をしてお出かけください。
「弥彦菊まつり」には、ぜひ早目にあたたかい格好をしてお出かけください。