ちょっと遅い夏休みに出かけた3泊4日「福井&岐阜旅行」の1日目も
すっかり暮れてしまいもう19時過ぎになりました。
すっかり暮れてしまいもう19時過ぎになりました。

あまり歴史に詳しくないボクが、有名どころのお寺とお城を観光したら、
次に待っているのはやっぱり「美味しいモン」でしょ~う♪
次に待っているのはやっぱり「美味しいモン」でしょ~う♪
福井市内のビジネスホテルにチェックインをしてから向かったのはココ!

そう! 「ヨーロッパ軒」総本店で~す!
言わずと知れた福井県グルメ「ソースカツ丼」発祥のお店なのです。
創業1913年の老舗で懐かしい雰囲気のある昭和の洋食屋さんって感じの店内ですね。
・・・って、カツ丼以外のメニューもあるのでれっきとした洋食屋か。

ドイツでの料理修行をしたこのお店の創業者は、東京で「ヨーロッパ軒」で1号店を出すも、
関東大震災によりお店を失ったことがきっかけで故郷の福井に帰り、ここにお店をひらいたそうです。
関東大震災によりお店を失ったことがきっかけで故郷の福井に帰り、ここにお店をひらいたそうです。
これが福井が「ソースカツ丼」の地と呼ばれるきっかけだったんですね。

ボクがたのんだのは「カツ丼セット」(1050円)です!
この「カツ丼」の姿を初めて見た人は
『なんだこりゃ? 卵でとじてなけりゃ、キャベツものって無いじゃん!』って思うかもしれませんが、
『なんだこりゃ? 卵でとじてなけりゃ、キャベツものって無いじゃん!』って思うかもしれませんが、
新潟から来た「たれカツ丼」を知るボクは見慣れた姿ですよ。
見た目はほぼ一緒なので、もうビビッタりしません。
あの時のボクではありませんよ!
福井で「カツ丼」と言えば黙っていてもこれなんです。
あの時のボクではありませんよ!
福井で「カツ丼」と言えば黙っていてもこれなんです。
新潟と一緒ですね・・・どこが違うか比べていきましょう!
「ヨーロッパ軒」ではロース肉を約8mmにカットすると決められていて、
叩くタイプの新潟の肉とは違いますね。
叩くタイプの新潟の肉とは違いますね。
パン粉はかなりきめ細かく、新潟は「パリッ」と歯ごたえがある感じであれば、
こちらは「サクッ」っと歯ざわりがいい感じですねぇ。
こちらは「サクッ」っと歯ざわりがいい感じですねぇ。
決定的に違うのは新潟の甘いたれに対して、スパイシーなドイツ仕込みの特製ウスターソース。
イカリソースをベースに独自に調合して仕上げたソースだそうです。
驚いたことに、そのソースを『足りなかったらつけてください』と、小皿に出してくれています。
ボクはヒタヒタにつけて食べましたよぉ!
う~ん、ウマい♪
これでマズい訳ないでしょう。
え? 新潟の「カツ丼」とどっちがウマいか?だって・・・
甲乙つけがたいのですが、そりゃぁ、地元愛の差で新潟でしょう♪
甲乙つけがたいのですが、そりゃぁ、地元愛の差で新潟でしょう♪
「ヨーロッパ軒」 総本店 福井県福井市順化1-7-4 電話:0776-21-4681 営業:11時~20時 定休日:火曜日 駐車場:無
ボクらはギリギリに入店したのですが、意外と閉店時間が早いので気をつけましょう。
さあ、お腹も膨れたので、ちょいと腹ごなしに福井駅前を散策です。

って、あれぇ?
ここ商店街っぽいよねぇ? また夜の9時前だよなぁ・・・
駅前に行けば人がいそうな気がしたのですが、人がほとんどいません。
これならこの時間、「ヨーロッパ軒」のあった繁華街の「片町」の方が賑わっているかも・・・

福井駅は最近開発があったみたいで、人はいないけどとってもキレイでした。
新幹線の高架橋となりそうなもの見られ、「北陸新幹線」早期開通を皆さん待ち望んでいるようです。
遅くとも平成26年度までの完成を目指し建設工事している「北陸新幹線」は
東京を起点として、現在開通している長野を通り上越→富山→金沢→福井などの
主要都市を経由し新大阪につながる、約700kmの大環状線になる予定なのです。
東京を起点として、現在開通している長野を通り上越→富山→金沢→福井などの
主要都市を経由し新大阪につながる、約700kmの大環状線になる予定なのです。
・・・って待てよ。
それが開通したら、新潟に向かう上越新幹線はおまけみたいな線になって本数も減ってしまうか、
もしくは行きも帰りも高崎乗換えとかになる可能性もあるってことかもしれないっスよ。
もしくは行きも帰りも高崎乗換えとかになる可能性もあるってことかもしれないっスよ。
ん~・・・そんなネガティブなことは、今日考えるのはやめておこう。
とにかくもっともっと「福井のウマいもん」食べて飲まなきゃもったいない!
福井県で飲む&食べると言ったら本社があるやきとりの「秋吉」・・・
と、思ったのですが、それは新潟の古町にもあるので、
と、思ったのですが、それは新潟の古町にもあるので、
賑わっている大人の街「片町」まで戻って、地元料理がありそうな居酒屋さんののれんをくぐりました。

居酒屋メニューで、福井県グルメとして名高いのはこの「へしこ」ですよ。
「へしこ」と、鯖に塩をふって糠漬けにしたもので、写真の右が「生へしこ」、左が「焼きへしこ」です。
「へしこ」といえば鯖が基本で、他にも「鰯へしこ」「河豚へしこ」などもあるそうです。
一口食べてみると・・・
「しょ、しょっぱぁ~~~い!・・・ものすごぉく、塩辛いぃぃぃ」
越冬の保存食として重宝されているって感じです。
これは、お茶漬けやおにぎりの具にもいいみたいですが、ここはやっぱり日本酒でしょう♪
越前の酒、持ってこ~い!

大きな「生牡蠣」と一緒に、福井の酒「越前菊水 辛口上撰」と
「福千歳 山廃純米無ろ過生生」という地酒をのみました。
「福千歳 山廃純米無ろ過生生」という地酒をのみました。
「菊水」という名と「辛口」に惹かれたのですが、
「辛口」と名のついた酒は新潟のほうがもっと「辛い」感じがしましたよ。
「辛口」と名のついた酒は新潟のほうがもっと「辛い」感じがしましたよ。
でも、やっぱり「へしこ」には地元の酒がよく似合うかもしれませんね。

あとは白エビは富山が有名ですが、その「かき揚げ」と、「地鶏の生ハム」などをいただきました。
まあ、これもなかなか塩分濃度が高そうで
ちょっと塩分を取りすぎた気もしたので途中で和らげようとたのんだ
「ほうれん草サラダ」のドレッシング、そしてそれにのってる熱々のベーコンまで
しょっぱかったのはちょっとショックでした・・・
ちょっと塩分を取りすぎた気もしたので途中で和らげようとたのんだ
「ほうれん草サラダ」のドレッシング、そしてそれにのってる熱々のベーコンまで
しょっぱかったのはちょっとショックでした・・・
やっぱり、寒いところの食は保存のため、しょっぱい食生活になれているのかなぁ?

酔い酔いいい気分で、ホテルに戻る前にやっぱり夜ノドが乾くだろうと、
寄ったコンビニで買った「越前茶」。
寄ったコンビニで買った「越前茶」。
せっかく買うならとことん地元のものにこだわってみましたよ。
福井と言えば、「越前ガニ」ってすぐ思うのですが、
そのメジャーリーガーがいない季節でも「美味しい福井」を堪能できましたぁ♪
そのメジャーリーガーがいない季節でも「美味しい福井」を堪能できましたぁ♪
・・・夏休み1日目の「福井の旅」は「生」や「死」に関することを見てきた気がします。
でもね、生きていればいつかきっとまたこんなに美味しいもんにまた出会えるかもしれません。
そう思えるだけで、また明日もガンバってみようという気になれますよね。
そう思えるだけで、また明日もガンバってみようという気になれますよね。
「美味しい福井」、ごちそうさまでしたぁ~♪
明日はいよいよ「岐阜県」を目指しますよぉ!
・・・つづく。