ボンジョルノォ~♪
4/17(金)、イタリアに来て3日目の爽やかに晴れた朝を迎えました。
今日のツアーの予定は午前中は自由行動で、午後からは3番目の都市水の都「ヴェネツィア」に移動となります。
ツアーの半数の人ははオプションで「ピサへの半日観光」に向かうみたいですが、
ボクらにはフィレンツェ最大の目標・・・
ボクらにはフィレンツェ最大の目標・・・
いや、イタリアで一番の目的がありました!

ゆっくり寝ててもいいのですが、それを達成するためには
ホテルの朝食が始まると共に行動を開始しなければなりません!
ホテルの朝食が始まると共に行動を開始しなければなりません!
余談ですが、写真の右上にあるドリンク、
これはトマトジュースじゃなくて「オレンジジュース」です。
これはトマトジュースじゃなくて「オレンジジュース」です。
イタリアではたまに「オレンジジュース」と称して
このオレンジ色ではない「オレンジジュース」が飲めるのですが、
このオレンジ色ではない「オレンジジュース」が飲めるのですが、
これが、甘くて美味しい!
ちょっとしたB級グルメに出会った気分です♪
ちょっとしたB級グルメに出会った気分です♪
さてさて、目的地を目指して「バンキ通り」をイソイソと歩いていると、こんなお店が・・・

「番気らーめん」・・・って。
こんなパスタの国のど真ん中で「らーめん」という文字を見るとは!?
そ、そんなことより急いで8:30の開門までに到着しなきゃならないその場所とはココです!

昨日は中に入った「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」です。
そして、今日はその丸い部分「クーポラ」のテッペンに上ります!
この「クーポラ」の頂上がその映画のたいへん重要なクライマックスシーンの舞台となるのです。

時間ぴったりに到着したのですが、扉はまだ開かれていなく、
もうすでに20人位並んでいましたが、10分ほどで扉が開いてスムーズに入れました。
もうすでに20人位並んでいましたが、10分ほどで扉が開いてスムーズに入れました。
ガイドブックには入場料は6ユーロと書いてあったのですが、確か8ユーロだった気がします。
ミサのある日曜日は上れませんのでご注意を。

高さ90mのクーポラ頂上までは464段の狭くて暗い階段を上っていかなければいけません。
・・・映画「冷静と情熱のあいだ」の主人公、竹野内豊扮する「阿形順正」は、
学生時代に付き合っていた「あおい」(ケリー・チャン)が当時言っていた言葉を覚えていた・・・
学生時代に付き合っていた「あおい」(ケリー・チャン)が当時言っていた言葉を覚えていた・・・
『わたしの30歳の誕生日に、フィレンツェのドゥオーモで会いましょう。』
今は別々の道を歩んでいる2人であったが、「順正」はその言葉を信じ
この永遠と暗くつづく階段を1段1段上る・・・
この永遠と暗くつづく階段を1段1段上る・・・
・・・そんな、映画のシーンを思い出しながら「ボクら」も上りました。

「ボクら」・・・って書いたのは、ボクと言うよりも、
ボクの相方がこの映画が大好きで、特に『竹野内豊』の大ファンなのです。
ボクの相方がこの映画が大好きで、特に『竹野内豊』の大ファンなのです。
だから、ボク以上に頭の中には『上ったら“竹野内豊”がいるかもしれない』って
思って、テンション高だかに上っていたことでしょう。
思って、テンション高だかに上っていたことでしょう。
ボクは「竹野内豊」より「武豊」の方がワクワクしますけどね・・・
途中、昨日見た「大聖堂」の天井に描かれたフレスコ画を間近に見られる側面の通路を通り、
下には昨日立っていた神聖な雰囲気をかもし出していた大理石の床が見下ろせます。
下には昨日立っていた神聖な雰囲気をかもし出していた大理石の床が見下ろせます。

そこから上はこれまで一方通行だったのに、
この狭い中、降りてくる人とも行き違うところがあります。
この狭い中、降りてくる人とも行き違うところがあります。
ボクらはまだ朝一番で行ったので降りてくる人はほぼいませんが、
それにしてもどこまで上ったのかイメージつかないこの閉鎖的な空間は、長く永く感じさせてくれました。
それにしてもどこまで上ったのかイメージつかないこの閉鎖的な空間は、長く永く感じさせてくれました。
映画の中で頂上にハイヒールで登場する「あおい」(ケリー・チャン)に
ボクは敬意を表することにしますよ。
ボクは敬意を表することにしますよ。
のぼっても、のぼっても、のぼっても・・・まだ。
・・・そして、ついに眩い光が・・・

そこに広がるは、Arancione(オレンジ)の色彩。
昨夜の雨のおかげでいたずらに空気の透明度が増し、
遠近感を失うほど遠くまで見渡せました。
遠近感を失うほど遠くまで見渡せました。

今まさにこの「クーポラ」の影の先端にボクらはいます。
山々に囲まれた芸術の街「フィレンツェ」、
追い求め、偶然的にもこの街で出会えた3つの感動うち2つ目。
追い求め、偶然的にもこの街で出会えた3つの感動うち2つ目。
これは間違いなく、イタリアで最も感動をした景色です。

きっとウチの相方の耳にはエンヤの「wild child」が流れてきているはずでしょう・・・。
(写真に写っているのは違う人だよ)
(写真に写っているのは違う人だよ)
残念ながら「竹野内豊」は迎えにきませんよ。
スミマセン、ボクで・・・
スミマセン、ボクで・・・

風景は素晴らしかったのですが、この世界遺産の建築物に
世界各国の心無いやからの落書きがたくさん残されていました。
世界各国の心無いやからの落書きがたくさん残されていました。
特にハングル文字や日本人っぽい名のアルファベットが多かったです。

この写真は、日本のマスコミで昨年取り上げられた事件のものです。
『2008年2月18日 まな・ちい・ゆい・あやな・りか 岐女短』
・・・と書かれています。
「岐阜市立女子短期大学」の生徒6人が研修旅行でここに訪れた時に落書きをし、
その後この落書きを見つけた日本人観光客からの訴えにより発覚。
その後この落書きを見つけた日本人観光客からの訴えにより発覚。
落書きをした学生1人と学長が再びフィレンツェに訪れ謝罪したのですが、
それに対してのフィレンツェ市庁舎側の反応は
それに対してのフィレンツェ市庁舎側の反応は
「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と
世界中から落書きされているのにもかかわらず、けなげに謝罪しにくる日本人を逆に賞賛したそうで、
さらに号泣して誤る学生を前に対応した一人の女性は
さらに号泣して誤る学生を前に対応した一人の女性は
「あなたの笑顔が見られたらもっと嬉しいわ」と言ったらしい。
なんと!やさしくてカッコいいイタリア人。
もし外国人が日本に来て、自分の国の文化遺産に落書きをして帰ったら、
日本人は当然頭に血が上ることでしょう。
日本人は当然頭に血が上ることでしょう。
そして、なんと幼稚で愚かな日本人・・・とってもお恥ずかしいです。
この風景に気持ちが高揚するのはわかりますが、
その風景を、その思い出を自らの手で台無しにしていることを理解してください。
その風景を、その思い出を自らの手で台無しにしていることを理解してください。

まぁ、この落書きに関しては気分が悪くなりますが、
そんな悪意ですらやさしく包み隠してしまうほど包容力のあるこの「フィレンツェ」の景色は
そんな悪意ですらやさしく包み隠してしまうほど包容力のあるこの「フィレンツェ」の景色は
まさに多くの美を創ってきた芸術家達を魅了した街であることに変わりはありません。
それでは、美しき街「フィレンツェ」の散策のつづきはまた次回ということで、
チャオチャオ~♪