酒どころ新潟の酒ビンの中でも一際目立つラベル、「スキー正宗」って見たことありますでしょうか?


カタカナのラベルなんて珍しいですよねぇ。
その「スキー正宗」を造っているのが新潟県上越市(旧高田市)にある
大正5創業の老舗の酒蔵「武蔵野酒造」です。
大正5創業の老舗の酒蔵「武蔵野酒造」です。
明治44年に日本で初めてオーストリアの軍人の「レルヒ少佐」によって
スキー技術というものしっかりと伝えられたのが当時の高田市で、
スキー技術というものしっかりと伝えられたのが当時の高田市で、
そのことで高田が「日本のスキー発祥の地」となっているのです。
そして、当時の高田市長もスキー普及に熱心だったとのことも重なり、
スキー振興のため地元産業界へスキーを冠に取った商品を作ることを広く奨励したそうです。
スキー振興のため地元産業界へスキーを冠に取った商品を作ることを広く奨励したそうです。

そのため「スキー煎餅」や「スキー饅頭」などが作られたらしく、
その時この日本酒らしからぬ名を持った「スキー正宗」が生まれたそうです。
その時この日本酒らしからぬ名を持った「スキー正宗」が生まれたそうです。
ちなみに、戦時中は外国語の「スキー」と表示できないため「寿亀」と表記していたそうです。
何だかそっちの方がめでたい感じがしますが・・・

それは「清酒」ではなくて、「梅酒」です。
最近、どこの酒蔵も美味しい「梅酒」を出していてこの「酒の陣」でも
各蔵自慢の品をたくさん試飲させてもらいました。
各蔵自慢の品をたくさん試飲させてもらいました。
面白いことにそれぞれ十人十色、10蔵10味と個性豊かです。
いろいろ自分の舌で飲み比べてみて、一番ボクに合っていると思った「梅酒」がこれでした。

純米酒で仕込んだ純米梅酒「梅ほの香」です。
正確な品種名さえ長い時にたびかさなる交雑でわからなくなった「雑種の梅」。
無農薬で育てられた地元産の「梅」は極寒な土地に順応した独自の果実を実らせます。
それを青梅でも完熟でもなく、「半完熟」の状態の時に蔵人自ら山に収穫しに行くそうです。
そして、県産の酒米で醸した純米酒で漬け込むのです。
市販されている梅酒のほとんどはボクにとっては甘すぎるところがあるのですが、
「梅ほの香」は砂糖の使用量を半分以下に抑えられ、
純米酒の持つ本来のこってりとした香りに、梅の蜜々しい香りが調和され、
甘くないぶん、梅の爽やかな酸味とふくよかな香りが大きく広がります。
純米酒の持つ本来のこってりとした香りに、梅の蜜々しい香りが調和され、
甘くないぶん、梅の爽やかな酸味とふくよかな香りが大きく広がります。
決してブランド梅を使っているわけではなのですが、
地元の気候風土が育てた梅、水、米、人が出会ったことによって生まれた
ハーモニー&シンフォニー、そしてファンタジー(って何だ?)を
地元の気候風土が育てた梅、水、米、人が出会ったことによって生まれた
ハーモニー&シンフォニー、そしてファンタジー(って何だ?)を
今夜の食卓に、ぜひ♪
